■続・タイの騒乱■

■■■■■■■■■タイの騒乱その後の最新情報■■■■■■■■■      　　
 (写真は苦悩のアシビット首相）
■「クンテープの相克」
●クルンテープ(バンコク）のソンクラン（旧正月）は、平穏無事に終わった。
クンテープとは、天使の街、首都バンコクの別称である。
その天使の街が、ソンクランが終わるやいなや再び赤、黄両軍団相克の街
に化した。相克は、既に２０日におよぶ。

「22日夜、都心で爆発70人死傷」
●２２日、バンコクのビジネス中心街シーロム通で相次いで爆発が起こ
り１人死亡、外国人を含む７５人が負傷した。
タクシン前首相支持団体の反独裁民主統一戦線（UDD)のデモに市民
数百人が対座し、にらみ合いを続けている。

「日本からのバンコクツアー相次ぎ中止」
●23日、JTBなど日本の大手旅行代理店は、相次いでタイバンコクツアーの
催行を中した。阪急航空や日本旅行は、来る30日までのツアーを全て中止し
た。現在バンコク滞在中の旅行者は、できるだけ早くの帰国を促がすという。
HISは、27日出発分まで、予約取消料は徴収しない予定。

「日本企業、タイへのビジネス渡航禁止令」
●昨日の企業情報によると、ついに招からざる事態が起こった。
日本を代表する世界企業の「味の素」が、タイへの渡航を全面禁止した。
関連企業や別の企業のタイへの渡航禁止が続出する事が危惧される。

「日本大使館からの注意喚起・緊急情報」
（2010年4月22日20:30現在）
●ＵＤＤ側は警戒を強め、占拠地域外縁の６カ所に設けているバリケードに
よるＵＤＤ側検問を強化しており、これら地域での緊張が高まっている。

●本２２日（木）午後８時１０分頃、ＢＴＳサラデーン駅付近で爆発事件が発生
した。負傷者も出ており、同付近での緊張が高まっている。
ＵＤＤの占拠地域及びバリケード付近にはできるだけ近づかないように、邦人
旅行者については、不測の事態に備え、不要不急の外出は控えて、不測の
事態に巻き込まれないよう十分注意してください。

「おりしも隣国インドネシアの急速な台頭」
昨日の国際経済情報によると、
膨大な人口資源を持つ「BRIKS諸国」(ブラジル、ロシア、インド、中国)に次い
で、タイの隣国インドネシアの台頭が著しい事を伝えている。
豊かな地下資源を生かして、あっという間に、世界経済の表舞台に踊り出てき
た感じだ。

願わくは,タイ国民が総結集して、まず国内の暴動に終止符を打ち、
国際経済力と国際信力を回復して、再びASEANの盟主として返り咲いて欲しい
ものだ。