「21世紀はアジアとの時代」 (Jtiro🔴Jpn) SDGs.Webサイト(Editor: K.Yamada)

●Copyright © 2024.All rights reserved.●Since2008.
  

■情報の力

2020-05-25 | ●情報の時代

■■■■■■■■■■辿りつきたい■■■■■■■■■■
立ち向かう
政府は去る21日、東京都など一部を除く 大阪、京都、神戸
など関西主要府県の緊急事態宣言の解除を決めた。
しかし3ヶ月前まで、連日騒雑を極めた大阪道頓掘には、人影は
少ない。2020年の今年は、東京オリンピックもありインバウンド
で約1000
万人を超える外国人観光客が、連日大阪に押し寄せると
想定していた。

それが2月3日、ダイヤモンドプリンセス号が 横浜に停泊したのを
機に大きく潮目が変わった。

●あれから僅か3ヶ月で、この急変ぶりである。
いつも繁盛を誇った浪速の食の銘店のほとんどが、閉店を余儀な
くさ
れ、推し迫る家賃などの経費に悲鳴を上げている。しかも緊
急事態は
解除されたとは言え、いつ再発するかわからないリスク
が色濃
く潜在する。事態は極めてリスキーだ。

このような予想だにしない出来事に、日夜必死に取り組んでい
る吉村大阪
府知事に、いま衆目が集まる。そしてコロナ最前線に
挑む医師の危険手当が
足りないといえば、僅か1ヶ月で10億円の
拠金が集まる。
早速今週から  病棟勤務の医師1人に20万円の支給
が始まるという。
やることが早いし、手際がいい。

加えてコロナの出口戦略を説く大阪モデルが、極めて
評判がいい。
この「大阪モデル」は政府に先駆けて、潜在する様々なデータを
集め、見
えないウィールスの行方を探って、その足取りを読み取
り,解り易い
図式に表現して、報道の視覚化を図ったと言う。

そして、コロナの現状をいち早く大阪府民に衆知するために、
大阪を代表
する「通天閣」「大阪城」「太陽の塔」を危険の赤色
から、黄色、そして安全の緑色に
変えて点灯し「見える化」によ
って現状を解り易く伝えるようにした。


なかでも黄色から安全回帰の緑色に代わった、夜の通天閣を眺め
た大阪府
民は、誰しも安堵し、本当に頑張って来てよかったと、
心の中で反芻したに違いない。
この明確で解りやすい手法をさりげなく発想し、アッと言う間に
実行した吉村府知事の行動力に、いま大阪府民の注目が集まっ
いる。

その核心は、スピード感ある「情報の発信力」
にあると思う。
と同時に「関心事」の成り行きを素早く予測し、数字で、明確に
打ち出した事が、府
民に大きな安心感をもたらしたと言えよう。


明確な予測
様々な情報が行き交う時ほど「明確な予測」が、重要視される
時はない様
に思う。
・お天気しかり
・株価しかり、
・物価しかり、
・景気しかり、
・ダービーしかり
・大相撲しかり、
ビジネスの場でも、業績予測によって企業の明暗が分かれる。
今後何が売れるか、
新しい市場の動向データにより新たな商品開発を試み
たり、売れ
筋商品を開拓をするのも、ごく普通になってきた。

人々にとっても企業にとっても「予測」とは、生存を分ける重要
なファクター(要素)に
なって来た。

⚫️今回のコロナショックは、ビジネスの世界にも、多大の影響を
与えた。中でも
ステイホームして仕事をする「テレワーク」なる
ものが、
ごく普通に行われるのを見て、旧世代の私どもは、まさ
に度肝を抜かれた。

我々の時代ならば、営業といえば、連日クライアント企業に出向
いて商談す
るのが常道だったが、テレワークでは、クライアント
の担当者と回線を通
して商談を進めるという。
関連資料などは、事前に先方の手
元にデジタルで送付し関連部門
の人たちも、それぞれの場
所でテレワークによって商談の会合に
参加するという。無駄がなくてよろしい。

やはり世の中は日進月歩、デジタル化のお陰で、この20年間に
組織の体制も、管理の仕組みも、営業の手法も、商品の開発も、
様変わ
りに変容したのだ。
しかも商談や会議は、時差さえ意識すれば、国境を越えて 世界の
どこでも
可能だという。今回のコロナ事情で、改めて企業の就業
体制
が問われる事になったが、これでも日本のデジタル化対応は
先進国の中
でも、まだまだ遅れているという。

「予測」の他に「予想」という言葉がある。よく似ている様だ
が、少しばかり、
ニューアンスが異なる。広辞林を引くと、
「予測」とは、将来の事態を前もって推し測る事。
「予想」とは、
将来どうなるか、前もって見当をつける事とある。
この意味から察するに「予測」とは、数値などを基本にして 近い
将来どうなるか
を類推して推測する。

一方の「予想」とは、見当をつけるというから少し大雑把な感じ
で、先の将来がどう
なるかを大きく占うという感じだろうか。
予想には「予想外」「予想屋」という言葉も
あるから、時には大
きく外れる事もあるのではないだろうか。
要は、時に応じて適切に使い分ける必要があるということである。

情報社会では、ビジネスの先行きをどう予測するかが、経営の
大きな指針と
なる。
的確な予測を手にするためには、溢れんばかりの関連情報の中か
ら価値
ある情報を選択して分析し、先行きの需要を予測し売れ筋
を予測することが、
市場を制することにつながる。
そのためには、まず「情報の目利き」が最も重要になってくる。



上質の明日
やがて訪れるアフターコロナの時代は、まず世界的な経済貿易
戦争の到来が予測され
るが、その前哨戦が情報戦略の相克である。
その中核的存在が、ITとか,5Gとか,iSOの時代だと言われるが、
民事も軍事も
押しなべて、本格の情報戦略化時代がやって来る事
は、間違いない。 
そこで重要なのが、その情報をどう受け止め、どのように分析し
て、その
データの真贋を確かめ、どう分析するかが核心となって
くる。

世界のプラットフォーマーと言われるGAFA(Googe, Apple.
facebook..Amazon 4社)
に続く、日本の世界企業をどう生み出す
かが今後の日本の命題だが、
それに先駆ける日本のデジタル情報
力の力不足を嘆く向きも多い。
心してこの
分野の人材育成を国策として進めるべきという識者は
後を絶たない。

何はともあれ、戦後の廃墟から日本を立ち上で、戦後昭和には
創造的な先進技術で世界をリードして、GDP世界
第2位を築いた
日本の英知を再び呼び戻す気概が不可欠である。

そのためには、新しいデジタル時代の市場戦略の基盤となる情報力
分析力をどのように、いち早く構築するか。それにかかっている。

返り見れば、日本が世界経済を席巻した後、俗に「失われた20年」
と言わ
れた平成期の世界不況に生まれて来た、情報の魔物である
デジタルに、日本は大きく
後れを取ってしまった。
そしてその新しい世界的なデジタル情報のネットワークの構築に
も、大きく後れを
取ったと言わざるを得ない。

私個人の短い人生を顧みても、今を去る 僅か25年前に端を発し
た世界的なデジタル化の波、身近に
いえばPC(パーソナルコン
プュター)の個人的な本格利用開始から、既にもう20年が経つ。
この間の日本は、デジタルネットワークや、産業や企業の複合的
なデジタル活用の面でも、先進の米中両国に大きく遅れをとって
しまっている。
 
このデジタルの仕組みは、いまや世界の産業や経済の共通基盤で
もあり、驚くほど偉大な、
パワーとなっている。
それが基になって全てのものがインターネットにつながる仕組み
の「iTO」はもとより、
5Gという第5代移動通信システムも稼働
を始めた。

電子政府、自動運転、テレワーク、遠隔オンライン診療、遠隔授業、

など、
いわゆるアフターコロナの先進国経済の命題として、次の大
阪万国博2025の頃には、実現するという。今度こそ日本もぜひ
デジタル先進国入りを果たして欲しい。

今回は、コロナに立ち向かう大阪の健闘を軸に 情報力がいかに
必要で重要かについて特集を試みた。
特に
・そしてそれがもたらす予測の力、
・そのために必要な情報分析の力、
これが、あらゆる分野で国の命運を決める事。コロナの世界各国
の初動体制でも、その結果が
明確になって来た。

実は、ほぼ25年前のデジタル情報に大きく後れを取った日本が、
その時期に台頭した
中国に経済でも大きく先を越されることに
なったことは、明確な事実だ。

今回のコロナウィルスは、先進国はじめ、欧米アジア、アフリカ
など、ほぼ全世界を襲った。
そして全世界のGDPを蝕み、経済
を停滞させ、人心をかく乱した。だがまだ姿を見せていない。

やがてワクチンが開発されると、世界は再び平和経済に戻ると予
測される。

その時、いわゆるアフターコロナの先進主要国のあり方は、従来
と少しは変わっているのでは
ないか。そう予測したい。
それはコロナで停滞を余儀なくされた苦渋の期間の対応や努力に
よって、いささか
後れを取っていた先進国が、捲土重来を狙って、
せりあがってくるように思えてならない。

フエィクに注意
余談になるが、情報のデジタル化に伴い、迅速化は実現したが、
手順の甘さから、一見、見ま違う、
いわゆるFakeNews(虚偽報道)
があまりにも多く存在する。

自己情報として使うときには発信源の確認、新聞情報との相互確認
などで、そのニュースの真贋
を確かめる必要がある。
そのような見地からすると、主要新聞や経済誌の存在は、無視でき
ないし、併せて政府や民間の
経済機関の情報源からの配信情報を、
ぜひ併せてお読みいただき、活用いただきたい。

格別の情報機関データ」(URLを保存して、活用ください)
●(内閣府、経済社会総合研究所) http://www.esri.go.jp/jp/esr/esr.html     
ニッセイ基礎研究所)  http://r34.smp.ne.jp/u/
●(経済レポート) http://www3.keizaireport.com/  
●(シニアマーケティング研究室)https://www.nspc.jp/senior/  

 

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ■Head Line News May | トップ | ■アジアのコロナ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿