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■観光先進国タイに学べ

2018-03-15 | ●タイの国際観光

■■■■■■■■■■観光先進国タイに学べ■■■■■■■■■■
■「国際観光への挑戦
●外国人訪日客の客足がすごい。
端緒は、去る5年前のタイをはじめ東南アジアの国々に対する入国査証の
優遇処置だった。 それ以降、観光客の訪日は、うなぎ上りである。



(年次)  (訪日外国人数)  (出国日本人数
2011年   622 万人     1699 万人
2012年     836             1849 

2013年  1036             1747
2014年     1341           1690
2015年  1974           1621       
016年    2404           1712
2017年  2869          1789

今後、2020年の東京オリンピック開催年に4000万人を目指す、。
因みに昨年の訪日外国人の消費総額は、約3兆円だった。



●「Youは、何しに日本へ」 というテレビ東京の番組が、いま話題だ。
既にご存知の方も多いと思うが、この番組は、日本を訪れる外国人を、成田
空港
の入国ゲートで待ち受け、マイクを突きつけて「Youは何しに日本へ」と
インタビュ
ーする 出たとこ勝負の珍しい趣きの番組である。

●来日客は、この空港ゲートを全員必ず通るわけだから、まさに大物から一
般客まで、
また著名なミュジシャンやレスラーから有名な文化人まで、世界各
国さまざまな人達が登場することになる。 その意外性が、この番組の面白さ
ともいえる。
初めて日本を訪れる外国人の訪日の動機は、ネットで日本のアニメを見て
、とりつかれ、日本の魅力に傾倒する。その挙句、待望の訪日を果たしたとい
うそんな外国人が多いのに驚く.

    


■「宿願の観光大国へ
最近の訪日外国人の滞日動向をみると、いくつかの興味深い傾向が読み
取れる。
・日本での訪問先は、雪の北海道を除き「西高東低」 総じて西日本が多い。
・宿泊は、ホテルよりも民家や古民家の宿泊体験を希望する訪日客が多い。
・観光よりも、日本の伝統文化とのふれあいを大切にする訪日客が多い
・そして伝統文化の武士道(剣道)、空手,禅などの体験を望む訪日客が多い。
かっての爆買いが影をひそめ、日本の伝統文化に触れたいという要望が極め
て高い。

●来日客を観察すると、来日が初めてという訪日客と、10回をこえるというまさ
に日本通の訪日客の2極分
化の傾向がうかがえる。  そして日本通と言うベ
テラン訪日客が、オピニオンリーダーとして、日本の国際観光を引導している
事が、わかってきた。

併せて 来日時の観光情報をの入手方法としては、ほぼインターネットであるこ
ともわかってきた。
そして殆どの訪日外国人が、日本の観光情報をインター
ネットで入手するため、
日本の事情についうて、極めて詳しいことなどがわかってきた。 インター
ネット
の効用のすごさを、改めて知らされた感じである。

左様に今回の飛躍的な外人観光客の訪日成果は、インターネット情報によると
ころが
大きいと思う。加えて、訪日観光の外国人の人たちが、日本各地を訪れた
際の感動を、即座にインスタグラムで世界各地に情報発信する
PR効果も、また
計り知れず大きいとっていい。

●当初、訪日外国人の観光先リストにもなかった和歌山県高野山の宿坊や鳥
県の砂丘など、遠隔で地方の観光先が、
まだまだ寒さが残る時期にも拘わら
ず、ここを訪れる訪日外国人が後を絶たない。
高野山では、お坊さんの講話を聞いたのち宿坊に泊まり、精進料理をたしなむ。
このような伝統文化の体験が、殆どの訪日外国人に好まれると言っていい。

しかもこの人たちは、はじめてにも拘わらず、
スマホ片手に成田空港から自力で
鉄道を乗り継いで、地方の現地に赴く。 
まさにインターネット情報を駆使しての
1人旅が多い。

この背景には、世界に冠たる日本の治安の安全性や、日本特有の「おもてなし」
文化が効を奏しているといっていい。

●私など、まだ日本が国際観光と無縁の2000年のころから、タイ政府の人達と
協働する
事で、タイの観光政策に触れる機会がおおく、その先進性に陰ながら
驚いていた。
当時から、アジアの小国タイが、毎年世界各地から3000万人近い観光客を集
めていた。そ
して国際観光収入では、米国や欧州の観光先進国に次いで、堂々
の第3位を占め、国際観光客数では、先進の
イタリア、英国と並んで、常に上位
ベスト10位にランクされる。まさに伝統的な観光大国タイの実力の成果と言って
いい。
 
●「際観光客 世界ランキング」2015
順位)  (国名)             (到着観光客数)
1位   フランス          8260万人
2位   米国            7560
3位   スペイン            6827
4位   中国               5927
5位   イタリア            5237
6位   トルコ               未確定
7位   英国              3581
8位   ドイツ               3557
9位   メキシコ           3496
10位  タイ                3256
11位  豪州              2812
12位  マレーシア          2676
13位  香港              2655
14位  ギリシャ             2478
15位  ロシア              2455
16位  日本                   2404
17位  カナダ             1997
18位  サウジアラビア     1805
19位  ポーランド          1746
20位  韓国                   1724

■「観光大国タイに学べ
●予てから日本では 「観光先進国タイに学べ」 という識者の声が高かった。
その一環としてのチェンマイロングスティの取り組みでは、、タイ観光庁との協働
を通じて、タイの国際観光マーケテイングの施策の全貌に触れることができた。

その日本が、遅ればせながら国際観光に大きく開眼し、やっとの思いで世界の
国際観光列強の後塵を拝する所まで、登り詰めるて来た。そして2020年の訪日
外国人数4000万人の観光大国ベスト10入りが、視野にはぃつて来た。うれしい
限りだ。


  
●「国際観光収入ランキング」2016
(順位)(国名)  (国際収入)
1位   米国     2060 憶ドル
2位   スペイン    603

3位   タイ        499

4位   中国       444
5位   フランス     425
6位   イタリア      402

7位   英国       396
8位   ドイツ       374
9位   香港       329
10位  豪州       327
番外   日本        307
出所 世界観光機関)

  


■「ツーウエイ ツーリズム
●インバウンドとアウトバウンド、すなわち日タイ国際観光の視点でいえば、訪日
(来日)と、訪タイ〈出国〉という事になる。
政府は、外国人訪日と日本人出国の両面から、総合的に日本の
国際観光を促進
するというツーウエイの施策方針である。
当面わが国は、2020年の東京オリンピックを目指して、訪日外国人客に対する
広報PRと地方インフラ (地方空港や観光地)の整備に当たる

・まず東京国際空港の拡充(4本目の滑走路の新設と、空港ターミナルビルの拡充)
  これによって年間観光客の受け入れは、現在の750万人から900万人に増加する。
・訪日外人観光客のために、日本全土で無料使用できるインターネットWiFiの接
  環境の整備を図る。

併せて政府は、今年から国際観光税を新設した。それにより旅行客は日本を出国
する際に1人1,000円を納税する。その総額は、初年度約410億円になると言う。

この税収は、毎年増大する国際観光客へのインフラ整備や、海外における広報活動の
原資に活用される。


■「国際空港 世界ランキング」(2016)資料
順位) (空港名)              (国名)
1位 チャンギ空港         シンガポール
2位 仁川国際空港         韓国
3位 ミュンヘン国際空港      ドイツ
4位 東京国際空港         日本 ●
(東京国際空港)

5位   香港国際空港             香港
6位   中部国際空港セントレア    日本 ●
7位   チューリッヒ空港           スイス
8位   ロンドン・ヒースロー空港    英国
9位   関西国際空港          日本 ●
10位    ハマド国際空港     カタール
出所 英国の航空サービスリサーチ会社(SKYRAX]の調査評価)


 

 

 


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