「21世紀はアジアとの時代」 (Jtiro🔴Jpn) SDGs.Webサイト(Editor: K.Yamada)

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■6月の歳時記

2021-06-03 | ●歳時記2)

■■■■■■■■■■■■初夏の風物詩■■■■■■■■■■■■

■「SDGsとは
いま「SDGs」が世界の共通言語だという。私どものように企業社会
から疎遠の年寄りが、この目障りなほど極彩色の丸いバッジに注目したの
は、極く
最近の事である。
テレビに登場する経団連の会長や、決算発表に登場する大企業の社長の襟
元にある大きな色鮮やかなバッジに当初は奇異を感じていた。本来企業人
の襟元のバッジは、その企業の社章が多く、他には所属する団体のバッジ
例えば東京オリンピックや万国博のマークである。
ところが先月頃から、地下鉄でも若いビジネスマンのスーツの襟に同じバッ
ジを
多く見かける事に及んで、早速調べてみた。
今やコロナショックで世の中大きく沈んでると思いきや、経済界は大きく胎
動していた。


実は、国連が推進する全世界的な経済活動の事で「SDGs」(Sustainable
Development Goals)と呼称する。
活動の意味は
「持続可能な開発のために国連が定める国際目標」で17の世界
的目標、169の達成基準、232の指標
ある。
丸いカラフルなバッジは、17の世界目標(特に平等で安全で平和な)をそれ
ぞれの色彩で表しているという。
早速、私どものサイト「JTIRO」でも、この国連運動に協賛することにした。
ちかじか少し小さめ20ミリのカラフルな「SDGs」のバッジが届く予定だ。
持続可能な世界の開発目標目指して、3
人の執筆陣の襟元を飾る事になる。

初夏の風物詩
 田一枚植えて立ち去る柳かな 芭蕉
6月といえば梅雨、そして田植えの季節である。しかし10年以上,田植
えを終えた稲田模様と接した覚えがない。
大阪近郊では見られなくなったが、この時期、30分ばかり電車で郊外に
脚を伸ばせば、
田植えを終えた静かな稲田の田園風景を見る事ができる。
中でも琵琶湖畔に広がる水田地帯は、関西では格別のスケールである。
特に東海道線の車窓からの眺めは、稲苗が織りなす緑の縦じま模様が湖畔
の方に伸びて、格別美しい。

昔のように菅げ笠の田植え風情はもう無くなったが、いまでは赤いトラク
ターが、
瞬く間に畝の間を往復して、確実に稲苗を植え付けていく。



■「日本再発見
一時期、食事の洋風化で米の需要が落ち込み心配されたが、海外客の到
来で
日本食の魅力が見直され、特に質の良い日本のブランド米が、海外で
も引く手あまた
だという。そのうえ世界的な日本酒ブームで質のいい日本
の米が、嘱望される。

一時期、衰退する農業を予見して後継する人材不足に泣いた農村だが、今
や経営する
新しい農業を目指して、若い人材が都会から飛び込んでくると
いう。

76年前の終戦直後の農地解放を上回る付加価値農業という 農業の革新が
いま起きつつ
あると専門家は予見する。

しかも、
・食の材料となる極めて品質の高い「日本のお米
・それを最高の味に焚き上げる日本独自の「炊飯器

・そのお米を生かす最良の「レシピ
・そして食の雰囲気を創りだす伝統の「和のたたずまい
日本のお米文化の最骨頂は、素材の米が、焚き方や調理や独自のレシピで
格別の味覚に仕立てあげられ、独特のたたずまいの中で、心行くまで味覚
を楽しむことにある。いわゆる「お米」が、日本の食文化の中核的な存在
となっている事である。
特に海外の人たちは、日本独自の伝統の和の風情を通じて、日本の魅力を
体得し、
ひいては日本の真の友と化してゆく。
地政学的には小さな東の国ではあるが、あらゆる産物を「モノ」ではなく、
すべからく「コト」に昇華して訪れる人々を魅了していく。
極めて不思議な伝統的
な文化国家である事が、今後の大きな差別要因になる
事は確かである。
   

●「量ではなく質で勝負する日本の米
(出典:日本農林省)2019


因みに私は、今は亡き知人の俳人楠本憲吉さんとの長いお付き合いを通じ
食材としての「米」の味に開眼、爾来いろいろ日本各地の米を試したのちに 知人
の紹介で京都の日本海、丹後米農家から毎月直送して貰っている。
爾来15年、他のブランド米より繊細で、全く飽きる事はない。


■■■■■■■■■■初夏の歳時記■■■■■■■■■

六月の歳時記
●季句    水打ちてよごせし足の美しく      中村 汀女
      プラタナス夜もみどりなる夏はきぬ   石田 波郷

季節  時の記念日(10日) 父の日(20日) 御田植神事(14日)
      日光東照宮祭(5日)熱田祭(5日)名古屋 百万石祭

●食物  柏餅、筍飯、鮨、冷汁、冷奴、茄子漬、梅干、冷酒   
●魚   いさき、鮎、岩魚、山女、ごり、初鰹、鰆、アジ、鰹
草花  薔薇、紫陽花、白丁花、余花、万緑,皐月、月見草

情緒  避暑、納涼、川床、寝冷え、 
●挨拶  首夏の候、梅雨の候、向暑の候

■「水無月の言葉」6月)
水無月   梅雨の季節のため、天に水が無くなる月と言う。
入梅     梅雨入りの日。立春から127日目と決める。
夏越の払  6月30日は、1年の折り返し地点でもある。
                     「茅の輪」くぐりをして不浄を清め、後半の健康を祈る。

御田植神事 大阪住吉大社では、神楽と舞の奉納で植手が苗を植える。

■「日本と世界の主な行事2021,06
1日     衣替 
1日     ●アジア欧州会議(asem)首脳会議(カンボジア、プノンペン)
3日        ゴルフ全米オープン、カルフォルニア6日まで
5日     芒種
6日       ●イラク総選挙、メキシコ中間選挙
9日        全国知事会議、大津市
10日  時の記念日
11 日   入梅
17 日   ゴルフ全米オープン(カリフォルニア)
18日 ●イラン大統領選挙
20日 父の日
21日 夏至
23日 沖縄全戦没者追悼式(糸満市)
24日 陸上日本選手権(大阪ヤンマースタジアム)
24日    ゴルフ全米女子プロ(ジョージア)
25日    クロアチアとスロベニアの独立宣言から30年
26日    ラグビー全英アイルランド代表対日本(エジンバラ)
28日 テニス、ウインブルドン選手権(ロンドン郊外)
30日    夏越の祓 厄払い行事   


タイの主な行事最高気温35度)そろそろ雨期の気配漂う。
ピータコーン祭(ローイ県)
ブン・ブラ・ウェート、フェスティバル(ルーイ、サイ郡)
ロケット祭り(ノーンカイ県)北東地域

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