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■海外ロングステイの行方

2016-01-15 | ●タイロングスティ

■■■■■■■■■海外ロングステイの変容■■■■■■■■■
外ロングステイの行方
アベノミクッスは、デフレからの脱却を目指して、相当の成果をあげてきた。
しかし異次元金融緩和による超円安と、長引く軍政による政情不安が、シニア
の海外ロングステイに暗い影を落としている。 
聞くところでは、ロングステイのメッカ、チェンマイでは、超円安による生活費の
高騰や先行
き不安などで、現地在住の高齢のロングスティヤーが、相次いで
帰国している
という。

 

●従来から古都チェンマイでは、15万円程度で、ゆとりある暮らしができると
いう事と、恵まれ
た生活環境で、多くのアクティブシニアが移住し 盛況を極め
て来た。
●海外ロングステイが、日本で普及し始めてから既に15年になるが、ロングス
テイ世代が団塊にシフトした2010年以降、海外に永住するロング
ステイヤー
が、毎年減りつつある。 
それに代わって、日本と海外を暮らし替えしてリピートする新しい海外暮
らしのかたち
が、団塊世代を中心に台頭してきた。

●そこで、早速検証してみると、このような新しい海外暮らしのライフスタイルが、
これからの海外暮らしの主流になりつつあることが、判ってきた。これら戦後生
まれの団塊の人たちは、従来の定住型ロングステイから、自分たちの趣向にあ
つた
ライフスタイルを編みだし、新しい海外暮らしのトレンドを広めつつあると言
っていい。
   

団塊世代の実証
●それを実証するチェンマイの話がある。
仲良しの2組の定年後の団塊夫婦が、1戸のコンドミニアムと1台の車をシエア
して  3ヶ月間
ごとに、2組が交互にチェンマイでの海外暮らしを始めた。
ゴルフに、食事会に、交流会に、セミナーに、小旅行にと、毎日が楽しいという。

●団塊世代夫妻の巧みな海外暮らしの事例ーーーー
               ■(A組夫婦)      (B組夫婦)    (A組夫婦)    (B夫婦)
(AB用コンドと車)―――――ー―――――――――ー―――――
3ヶ月ごと交互滞在 (期間3ヶ月) 交代           交代        交代           

●ご本人たちにその暮らしぶりについて聞いたところ、変化があって大変楽し
い、期待どうり
の海外暮らしだという。住処のコンドミニアムと車を、2組でシェア
ーし、 3ヶ月毎に日本と
タイを交互に行き交いして、海外暮らしを謳歌している。
そして交代時には、友人家族とタイ国内を小旅行するなど、ビートルス世代らし
い新鮮な発想
に、改めて敬服した次第である。

   
   
●そんなとき、都会派のアクティブシニアに評判の海外旅行企画があることを
知った。
それは海外旅行の大手JCBの地球倶楽部が、海外志向の団塊シニ
アのために特別に企画
した「大人の遊学」である。

●そのコンセプトは、いくつになっても新しい事に挑戦する日本のシニアのた
めにと、呼びかけて「海外ロングバカンスを、暮らすように新しい旅をしません
か?」――と誘いかける。 そのテーマは 学ぶ」 「遊ぶ」 「暮らす」 である。 
従来の海外ロングステイという概念と言葉を超えた、全く新しい発想である。
最初に発売のした[オーストラリアで暮らす」「マレーシアで暮らす」の企画が、
いまヒット中という。
    
学び直しの時代がやって来た
●この5、6年間で、日本の社会環境は大きく変わった。特に高齢化の進展で、
あっと言う間
に、高齢者人口が3300が人を超えた。
4人に1人が高齢
者の時代に突入した。
・年金破綻とか、
・介護離職とか、
・下流老人不安とか
・70歳定年延長とか、
定年シニア世代にとって、今までにない暗く厳しい社会情勢である。

 
 
●そんな時に、「学んで、遊んで、暮らす」ロングバカンスの旅をという、新しい
海外暮らしのコンセプトが、団塊世代シニアの心をわしずかみにたようだ。
それは一億総活躍時代、いくつになっても元気に社会で活躍できる能力を維
持するために「学び直し」が必要と、みんなが思い始めた確証だろうか。
今や、日本の高齢者シニアの健康と長寿は、日本の誇るブランドである。
それ
がもたらすす「シニアの海外暮らし」というプロジェクトは、海外からも大きな
注目
を集めている。 

●そして、こんな時にこそ、今までにない新鮮な切り口の発想が生まれ、注目を
浴びるのが、日本の凄味と言われる所以だろうか。 
   
     
  
 
(古都チェンマイの魅力ある生活情景のかずかず
■「チェンマイの新しい風
● 世界的なリゾートとして知られるタイの第2の都市、古都チェンマイでは、
のような、日本の新しいロングバカンスの動向に対応して、関係業界あげて

取り組みが始まっている。


●外国人の海外生活ステイを通じて国際交流を推進するチェンマイ国際財団

は、関係業界を集めてロングステイ協会を結成し、日本のシニア市場の動静を
研究するために、一昨年、昨年と2度に亘り、来日した。
新たに、チェンマイ・ロングステイ国際推進委員会(CCLP)が設立された。
そして日本のシニア市場と日本の団塊シニアを対象に、チェンマイの生活情報
や、タイの文化情報を伝えるために、日本語媒体(FaceBook)を立ち上げ,PR
を開始する。 
やがて読者によるSNS組織を作り、チェンマイを訪れる日本のシニアのために
ワンポイントサービスの体制を確立するという。

約15年前にスタートしたチェンマイロングステイも、その間の世界的なITによ
る情報革命や、世界経済の発展や、日本の世代交代で、より楽しく、利便性の
あるスタイルに大きく変わりつつある。
●しかし、海外でのバカンスとなると、現地の魅力はさることながら、まずは安全
と安心が前提になる。 
それだけに、1日も早い民政移管が待たれてならない。


 (日本のシニア市場の視察に訪日したチェンマイ国際財団とロングステイ協会の人達)


 

 


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