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■■■■■■■■■■タイ国名の由来■■■■■■■■■■
■「国名の伝説的由来」
●国の名前には、驚きの秘密と、歴史が隠されているとよく言わ
れる。このブログでも、今まで何度か読者からの要望で、タイの
国名の由来を取り上げてきた経緯がある。
●特にタイの国を構成するタイ族の出目(起源)については、既に
多くの学者が取組み、大体わかって来たが、それでも大陸の陸続き
のために今の中国南部,雲南あたりからの移動説が多数を占める。
●タイ民族は、一説によれば6,7世紀ごろ中国南部から南下し
現在の地に来たと言われる。そして13世紀にチェンマイで始ま
ったランナー王国が、スコータイ王朝を併合し、14世紀後半に
始まったのがアユタヤ王朝である、
●この頃、日本との貿易も盛んになり「アユタヤの侍」と言われ
た山田長政が、縦横の活躍をしたという うれしい伝説もある。
後にビルマのタウングー朝の支配下になったが、20世紀初めに
シャム(タイ王国の前身)として、中央集権国家に統一される。
■「シャムからタイに」
● タイの識者に聞くと、それまでの国の公式名称は「シャム」
(サイヤーム)だった。この国名が「タイ」に変わったのは、
第2次世界大戦後の1939年の事である。
「タイ」は古代中国語の立派で大きい「大」を表し、タイ語では、
「自由」を意味するという。
このことは、去る8月15日のJTIROブログ「日タイ修好の歩み
(2)「アジアの独立」の中でも、タイの国名変更にについて触れ
ているので、ぜひご覧いただきたい。
●タイの正式名は「タイ王国」である。
人口は約6600万人、日本の半分である。国土は約51万Km2、
日本の約1,4倍、 国の形は象に似ていると言われる。
●首都はバンコク、一般的に「クルンテープ」(天使の都]といはれ、
人口は約830万人、全国の15%の人たちが首都バンコクに集まる。
東京同様一極集中の世界的な大都市である。気候は、総じて常夏で
ある。
●そして国のシンボルである国旗「3色旗」は、国名が変わる約22
年前の1917年タイが第1次世界大戦に参加した年に、正式に制定さ
れ現在に至る。
●国民はこぞって国王を崇拝する。どの家庭にも国王の写真がある。
国王誕生日の12月5日は、国を挙げて国王の弥栄を祝う。
国民は、こぞって心やさしい国民性の持ち主である。
(参考文献)
石井米雄著「タイ近世史研究序説」
林 行夫著 「タイを知るための72章」
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