「21世紀はアジアとの時代」 (Jtiro🔴Jpn) SDGs.Webサイト(Editor: K.Yamada)

●Copyright © 2025.All rights reserved.●Since2008.
  

■文明の核心(日本のことば)

2024-04-22 | ●山田語録

■■■■■■文明の核心(日本のことば)■■■■■■

 ⬛️言葉の不思議
🔵私達が日頃使う「言葉」その効用や, 存在は計り知れず大きい。
言葉が対話を生み出し, 対話により情報が作り出される。情報が価値
を生み出し経済社会が成り立つ。
言葉は情報の素(ソース)でもある。
    
その言葉は,国によって様々に異なる。本来その国の言語は、その民
族固有の文化として生まれ,語り継がれてきた。
因みに,世界で使われ
ている言語の現況は、 
世界の言語のランキング

⬛️「世界の地域別人口と使用言語の数
🔵国際連合(国連)によると,世界の国の数は196ヶ国で 2024年の世界
人口は 約80億人で,年々増加している。
国連加盟国は193だが,未加盟は
・バチカン市国、
・コソボ共和国、
・クック諸島、
・ニウエ
の4か国。日本が承認していない朝鮮民主主義人民共和国は, 国連に
加盟している。

●「世界の地域別の国と人口と使用言語
(地域名)    (総人口)  (使用言語数) 国に数)

・北米    3,7億人  254     2か国
・中南米   6,5億人   782     33か国
・欧州    7,5億人   289     44か国
・アフリカ   13,0億人   2154     54か国
・アジア    46,0億人      2314        48か国 ●
・オセアニア  0,4億人   1323          14か



                                (出典:JIJI)

⬛️言葉の生い立ち
🔵地球が生まれてから46億年経つ、哺乳類の誕生は6600万年以降、
人類が地球に生存し始めてから約20万年たつと言われている。 

当初,人々は小さな群をなし,手振り身振りで意思疎通を図りながら、
やがて口語による対話で集落を作り,社会の原点の様な仕組みが生ま
れたと言われる。この時期に, 意志を伝える対話方法としての言葉の
原型が生まれたと想像される。


⬛️日本語の開花
🔵若い漱石は,開国したばかりの明治半ばに ,世界の先進国英国へ留
学する。
漱石に詳しい大東文化大学教授の山口謡司さんは「漱石は、
英国体験により、
新しい感情を形にする口語体という文学的な試み
を通じて,普遍的で画期的な
日本語」を創りあげたと語る。
あの名作「吾輩は猫である」の誕生である。
最近報道によると,在日外国人の数が遂に300万人を超えたという。
東南アジアからの若手の短期滞在者も多いが、欧米からの移住外国人
も多
いという。
この人たちは, 日本のアニメで日本を知り,興味が高じ
で日本語を学び、
日本移住を試みたという。総じてこんなに美しくて住み
やすい国はな
いと激賞する。そしてほとんどの人が日本語の美しさに触れ
る。こ
んなに繊細で優雅な言語はないとホメまくる。
特に漢字とかなの流
れるような起伏がいいという。また縦,横どちらにも
書き留める事が
できる日本語の合理性が素晴らしいという


最近デジタル化が進む日本にあって,ともするとSNSなどに興じる
若い
人を中心に日本語衰退論に出くわすが,もう一度、私たちの母語
である日
本語を見直して欲しいと思う。
 
🔵私の手元にある一見ささやかな、日本語辞書の類である。
改めて紐解くと, 精緻な構成、一文字の誤字も許さない編集,
日本語
を使う人々の利便に応えて,些かも動じないゆるぎない自信が伝って
くる。
私は,国語辞典の「奥付け」(最後の頁)をよく見る。辞書や本による
と,時に第18刷などと書かれていて驚く事がある。途端にその本に対
する扱い方が変わる。畏敬にもにた思いが募って来る。

🔵言葉は人柄を表すという。日本をよく知る外国の文化人は,総じて
日本人は優しいという。日本語が美しく,その語感が実に優しいと 言
われるのも、その言葉を生んだ日本人に起
因しているという。
日本の言葉,日本語の起源は, まだ明確になっていな
いようだが,日本
の国の大昔からあったに違いない。

漢字は,仏教と同じく中国から伝来したと伝えられるが、日本には漢
字の
他に「かな」があり,海外語がはいってからは「カタカナ」が
加わったと
される。このように多岐に亘る言語の形態は,他に類を 見
ないと言う。


    

⬛️言葉の効用
🔵近代における地球世界,最大の悩みは,民族間,国家間の対立による
戦争である。これは,むなしいまでの悪行としか言いようがないが,
識者に言わせると,
世界共通の言語があったらならば, 意志疎通が可能
となり,戦争も防げたかもしれないと言う。

デジタル化が進むおりから,世界の
人々の行動領域は広がるばかりだ。
共通言語による国家間の交流が深まり, 共通認識が共有され始めた経
緯が伺える。
考えが言葉になり
    言葉は行動に、
    行動は習慣に
    習慣が人格になり

 人格は運命を形作る」   (マーガレットサッチヤー元英国首相)

いま世界一番の課題は、
 ・平和への探究、 
 ・自由交易
 ・共通意識の具備,
である。
今では,言葉による誤解なるものは殆ど解消した。
言葉の異なる世界
の首脳が一堂に会しても、優れたデジタル機器を駆使して,相手の言
葉を
瞬時に正しく翻訳して真意が伝わる。共通言語による対話会合
と何ら変わらない。
日本の文明開花と言われる明治の初めからわずか150年にして,世界
の言葉模様は
大きく変わったと言っていい。何故かといえば、世界
急速な科学技術の長足な進歩としか言いようがない。


🔵「時代の言葉」ーーーーーーー 
知の越境 cross-border
自然に生きる、100年時代の到来、
・イエス&バット(吉本興業中村会長)一度は聞く。但し損するなよ。

・覆水、盆に返らず。(中国、土地の爆買い)
なんだこりゃ!
・国家の繁栄は、技術革新とベンチャー精神。
持続可能性。(企業も、国も、家庭も)
・混迷の世界
分断の世界
・デジタルシフト(通販の台頭)
・遠見卓見
自然に生きる(百年時代の到来)




🔵気になる言葉
・地獄の門が開いた。
・泉下の友
三方よし
・異端 
・未踏
・愉楽 
葛藤
・老害
選択と集中
核心
・廃仏毀釈(井澤史観)
自分だけの小さな空間を持て。(モンテーニュの随想録の座右の銘)


🔵「伝統の言葉
・オマージュ/賛辞、尊敬、
・日本の生き甲斐、至福、
不易流行
・恵方/南南東、
独眼&慧眼、 
・逆境と屈辱 (JR九州)金池会長 前途多難 


🔵「時節のフレーズ」(日経)
・統合型リゾート
・人口に膾しやする。(人に讃えられ世間に広く知れ渡る)
物語の始まりと物語のおわり
・祈りの幕がおりる時、
・負の汚名、
・大中小、 
徳は行動である.
失うものもあれば、得るものもある

 
🔵「新しい言葉」ーーーーーーーーーー
・ロボット・アドバイザー(ロボアド)
・カーボンニュートラル(21世紀の脱石油方針)
ワーケーション、新しい仕事の言葉
・危機を好機に変える…
・自走する組織、
治験
情報共有の時代


🔵「IT新技術
・5G回線/超高速の次世代無線通信システムの事(地域活性化に活かす)
・iOT/あらゆるモノがネットにつながる。
・人口頭脳、自動車、エネルギー、イノベーションがキーワード。


🔵「時代を読みとる言葉
・戦争紛争は土地の争い(紛争解決の方法、土地共同管理)中東の出来事、 
・[歴史とは現在と過去の尽きる事のない対話」EHカー英国歴史家
・セカンドステージ、
・不確かな伝統への固執、
・排外主義的な言説、
弱者、異端者バッシングがネット空間に満ちる

・多難、社会の様々な部分に多様性の風穴を開けなくてはならない。
ポスト平成の時代。 
・自助、共助、公助、
・SDGs、
・テスラは後退、日本電産、住友鉱山、半導体関連企業復活だろうか。
・戦争は歴史を変え、『平等』という社会をもたらした。
・第二次大戦 の日本は若者ら250万人が戦死し、都市は焼かれ曠野と
 なった。
    GHQの農地改革と財閥解体で富裕層が落剥した。
 軍需産業の栄枯 盛衰、戦後日本は、軍事技術を民生に転換し経済成
 長を遂げた。
 
            ・インターネットの創業者ビルゲイツ (出典:JIJI)
🔵「グーグルの10の真実
・ユーザーに焦点を絞れば、他は後から付いて来る、
・一つの事をとことん極めるのが一番、
・遅いより速い、
・ウエブ上の民主主義は機能する、
・情報を探したくなるのは、PCの前だけではない。
・悪事でなくとも金は稼げる。
世の中 には、情報が溢れている
・情報のニーズは、全て国境を越える。
・スーツがなくても、真剣に仕事は出来る。
・素晴らしい では足りない。


🔵「好きな言葉堀口大学「ことばの流星群」集英社)
暮らしは分が大事
気軽が何より薬
嫉む心は、自分より以外のものは傷つけぬ

●[阿久悠を送る言葉
 夢は砕けて夢と知り、
 愛は破れて愛と知り、
 時は流れて時と知り、
 友は別れて友と知り、

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ■日本が豊かに強くなるとき | トップ | ■花心(花を待つ心) »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿