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順位戦C級1組7回戦

 藤井聡太七段が、第78期順位戦C級1組7回戦で船江恒平六段に78手で勝ち、7連勝とした。6連勝で並走していた佐々木勇気七段と石井健太郎五段がそろって敗れたため、無敗は藤井七段だけとなった。順位戦は残り3局だが、対戦相手を見てもB級2組への昇級はほぼ間違いないと言ってもいいだろう。ただできることなら無傷の10連勝で昇給をはたして欲しい。

 チラ見していたアベマTVで解説をしていた橋本崇載八段の言葉で印象深かったのは、「棋力はもう間違いなくベスト5。ただ、考えすぎて時間の使い方のテンポが悪い時があって、時間がなくなって負けてしまう」という趣旨の発言。王将戦の最終局で頓死してしまったのも、時間がなくなって自爆してしまったというのが実のところだろう。A級棋士やタイトルホルダーは時間の使い方が上手で、まだ経験の少ない藤井七段とはその辺りに差があるのだろう。駆け引きというか、少しばかりいい加減さが身について来ればまさに鬼に金棒ということなのだろう。一途な藤井七段も魅力的だが、勝負の綾という不可思議なものを味方にできれば、近い将来タイトルは確実に彼のものとなるだろう。

 頑張れ、藤井七段!!
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