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王位戦(3)

 藤井聡太七段が第61期王位戦予選7ブロック準決勝で、後手の出口若武四段を97手で下し、王位戦で初めて予選決勝に進出し、挑戦者決定リーグ入りに王手を決めた。
 新人王戦決勝以来の対戦となるが、出口四段もこの一年で力をつけたようだ。それは藤井七段の「非常に複雑で難しい将棋でしたが、なんとか手厚い形にすることができたかな」という言葉にも表れている。でも、勝ちきってしまうのだから、やはり藤井七段の方が進化が勝っているようだ。

 これで藤井七段は27日に、前王座の強敵・斎藤慎太郎七段と、史上最年長の46歳で初タイトルを獲得した木村一基王位への挑戦者を決めるリーグ入りをかけて激突する。斉藤七段は二戦二敗の難敵。しかし、最後の対戦からかなりの時間が経っている。必ずや、斉藤七段に進化した姿を見せつけてくれるだろう。
「まだリーグ入りをしたことがないので、そこを目指して一生懸命指せれば」と落ち着いたコメントにも彼なりの自信がみなぎっているように思われる。

 頑張れ、藤井七段!!
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