王位リーグ(２)

　藤井聡太七段が、王位戦挑戦者決定リーグ白組２回戦の対局で、上村亘五段に１１８手で勝利した。藤井七段は同リーグ２連勝となり、年間勝率も８割に復帰した。これで今月中に予定されている対局にすべて勝利すれば、３年連続勝率８割以上という前代未聞の記録を樹立することになる。
　AbemaTVの評価値では、中盤ずっと劣勢の評価値が表示されていてヤキモキしたが、圧倒的な終盤力であっという間に寄せきってしまったのだから、さすが！としか言いようがない。熱戦の後に藤井七段は「自信のない展開が続いた」と振り返りながらも、リーグ２連勝に「ここまでいい結果が出ているので、次戦もいい状態で臨みたい」と語ったという。
　次戦は24日、同リーグ戦白組3回戦で稲葉陽八段と対戦するが、藤井七段の所属する白組の今日までの星取り表を以下に載せておく。



　Ａ級棋士である稲葉八段との対戦成績は１勝１敗。決して楽な相手ではないが、菅井八段との対戦まで負けることはできない。
　頑張れ！藤井七段！！