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太郎の引っ越し

 4月4日に秋田犬の太郎の異変について書いたが、その後幸運にも回復してトボトボではあるものの何とか歩けるほどにまでになった。なかなか生命力の強い犬だと妻と2人感心していた。
 しかし、ここ最近、一緒に暮らしている北海道犬の仁吉がやたら太郎を攻撃するようになり、昨夜など太郎が目の下を噛まれて出血するような事態にまでなってしまった。さすがにこれではもう一緒にさせておけないと思って、太郎を自宅に連れてきて、庭で放し飼いにすることにした。
 10mほどの坂を登って来る間もヨロヨロした足取りで、本当に老いさらばえたんだなあ、と実感した。ならば、もう老い先短いのは覚悟して、少しでも太郎が安楽に暮らせるようにしてやるのが私たちの務めだと妻と話し合った。

      

 右目からの出欠が痛々しいし、仁吉との喧嘩の最中にドロドロになった毛が何ともみすぼらしいから、洗ってやりたいのは山々だけれど、もう少し暖かくなってからの方が良いだろうと、しばらくはこのままにしておくことにした。
 果たしてどれだけ生きることができるのだろうか、全く分からないけれど、ブリーダーさんから買ってきてしばらくの間は暮らした我が家の庭でまた暮らせるようになったのだから、太郎も少しは嬉しいかもしれない。
 仁吉は少し淋しいかもしれないけれど、自分が非道いことをしたの結果なのだから、我慢しなくちゃいけない。
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