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百日祭

 今日は亡き弟の百日祭だった。
 突然の死に呆然としたまま五十日祭が終わり、訳がわからぬまま百日祭を迎えるのかなあ、と思っていた矢先に父親が亡くなり、また混沌に突き落とされてしまったが、今日なんとか百日祭を迎えることができた。
 弟と父の死が重なってしまった現在、心に大きな空洞ができてしまったのは仕方ないにせよ、その空洞を埋める術が全く思い浮かばないというのが正直なところ。あえて埋めなくても、このままぽっかり空いた心とともに生きていけばいいのかもしれないが、いつかその空洞に飲み込まれてしまうかもしれないという気もして、どうしたものやらと途方に暮れるばかり。父と母と弟に呼びかけられたら、そちらに惹かれてしまう気がしないでもない。それならそれでいいのかもしれないが,できれば見苦しくない形で終わらねば自分としては辛い。そのための準備を整えるのがこれからの課題なのかもしれない。
 
 ファブルのアキラが第二部で「これ以上誰にも死んでほしくない」と繰り返していた気持ちが痛いほど分かる。

 
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