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「ゴジラ -1.0」



 「ゴジラ -1.0」を見た。
 どうしたって「シンゴジラ」との比較になってしまうんだろうけど、そもそも土俵が違う気がした。「シンゴジラ」はゴジラ対人類の科学の構図で描かれていたが、この「-1.0」はゴジラ対人間の戦いであったように思う。ゴジラが人間を踏みつけ、時には口に加えて振り飛ばしたりする。もちろん人間単体の力でゴジラを退けることなどできないから、終戦直後の脆弱な武器を駆使してゴジラの進撃を止めようとする。さらに主人公(神木隆之介)の心の葛藤が加わって、人間ドラマのような様相を呈し、「シンゴジラ」の戦闘ゲーム的なテイストとはちょっと比較できないと思った。
 


 もちろん、「-1.0」のゴジラの迫力もかなりのもので、見ていて思わず身を捩ってしまうことが何度もあった。ベタなストーリーなどいらないから、2時間ずっと暴虐の限りを尽くすゴジラだけを見ていてもいいのにと思うほどだった。

 ゴジラの映画は色々な切り口で楽しませてくれるから、やっぱり見逃せない。
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