最近の若い女性の話し方の傾向で、語尾上げして、音を伸ばす話し方をよく聞く。
テレビに出演する知識人の女性たちもそのような話し方をするかたを散見する。
文の区切りで語尾が半音上がるのだ。
「・・・というばあいにはー・・・」
「そこをまがったところでぇー・・・」
うまく表現できないが、注意して聞いていていただくと分かると思う。
アナウンサーは使わないが、臨床心理士や、医師のようなかたでも、そういう言い方が染みついている人もいる。
事件の目撃者が証言しているような場面でも、語尾が上がる。
説明的な話をするときに、長くなるので、強弱をつけて、次の文章へつないでいるようでもある。
昔、横浜弁で、ハマっ子の若いひとたちは、
「それでぇ、いったんだぁ」
などのように、話したものだったが、高校を卒業して、各地の若い人たちと話すようになると、自分が普通じゃないことに気づいて、使わなくなる。
若いころ男女の差のない口調で話していた人も、結婚して夫婦だけの会話をしていると、男女のすみわけなのか、妻は女性言葉になってくる。
「そうよ」 「そんなことしないわよ」
それは、良いのだ。標準語だ。女性語だ。
だが、良く聞くこの半音語尾上げは、最近始まった流行なので、新しいことに慣れにくい60代の私たちには、聞きづらい。
夫にこの話をしたところ、語尾上げの話し方に気づいていた。
男性は使わない。女性はかわいらしい話し方だと思って使っているんだろう。
フツウに話してくれないだろうか。
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