父は2006年に亡くなった。
父の遺品をあれこれいじりまわすのは母に悪い気がして、ほとんど触らないようにしていた。
2013年に母が亡くなった。
その後、実家は誰も住まなかったし、処分することが母の遺言だった。
家の中を空っぽにすることが売却には必要だったので、遠方から姉も来て、私たちは何度も泊まり込んで遺品を片づけた。
実家の処分はどれほど大変なことかは、テレビや書籍で多く取り上げられているので、ご存じのかたも多いと思う。
本当に大変だった。
私たちも年取っている。
若くてタフなら乗り越えられることも、家1軒すべての荷物を点検していくのは、どれほど荷が重いことであるのか、体験してみなければお分かりにはならないと思う。
家具のうち、父の書斎にある机は、まだ使えそうだった。
椅子ももらおうと思ったが、運送の方が来てくれる前によく見てみたら、持っていくほどの椅子ではなかったし、長く使用していたようで古びてもいた。
机と机下に収める引き出しのワゴン、それに緩衝剤代わりに分厚い来客用の座布団を数枚一緒に運んでもらった。
私の家で使っていた机は、中学の時に父が買ってくれた座机で、引き出しが少ししかなく、表の化粧板も数か所割れはがれていた。
この座机を廃棄して、父の机を使うことにした。
運んできて、もう3年経った。
父は糖尿病だったので、インスリン注射をしていた。
薬剤は小さな冷蔵庫に保管していたが、医薬品関係のものを机の下に置かれた木製の引き出しのワゴンにしまっていたらしく、この引き出しを開けると強烈な薬臭さが噴出してくる。
もらってきた当初は、それほど気にならなかったのに、「無香空間」で、脱臭しようとしてもまったく歯が立たない。
ワゴンの引き出しの中に入れているものがどんどん臭いを吸収して、増幅しているようでもある。
ここに入れた便箋、封筒に手紙を書いて送ったら、先方に臭いが届いてしまいそうだ。
配送料をかけて、もらってきたものの、申し訳ないが、処分をしたいと思うようになってきた。
それは、この数日急にその気持ちが強くなってきた。
父の体を支えた医薬品が入っていたのだろうが、やはりこれは使い続けるのは無理だ。
ワゴンだけ、手離そうと思う。
机も、ワゴンも、表面の化粧面のベニヤ板は、ボロボロにはがれて、あれこれ工夫して使っていたのだが、それは使用に耐えるとしても、臭いは無理がある。
使えないような壊れ方をしているわけではないだけに、申し訳ない。
どうしても使えません、お父上殿。
きのう、自転車で郵便ポストに投函に寄り、美容院に急いだ。
ポストからの近道にいくため小道を入った。
そこは車が入れないように、数か所障害物を設置してある。
もともと、私は自転車をうまく乗りこなせていないところに、小道をスラロームのように自転車の操作を要求される箇所であり、障害物に、左のペダルに載せた足が衝突してしまった。
すぐ自転車を降りて、靴下の中を見てみたが、靴に傷もなく、足自体にも特に怪我しているようでもなかった。
痛いことは痛かったのだが。
その後、美容院で2時間、白髪染めとカットをしても、足が気になるようでもなかった。
今朝、パソコンをしていると、ぶつけたほうの足が痛くなってきた。
ぶつけたのは、足の甲だったが、痛いのは、内くるぶしのほうだった。
骨折やひびなら、1日たってから痛いなどと言う甘いことはないだろうから、筋肉かすじを傷めたのだろうと思う。
もし整形外科に行ったら、レントゲンを撮ったり、治療は湿布薬を出してくれる程度のものだろうと思うと、この炎天下に出かけていくのはおっくうになった。
薬箱を探したら、冷感の湿布薬が封を切らずに入っていたので、しばらくは、これで対処することにした。
自転車もいくつになっても乗れるというわけにはいかないと思う。
とっさの判断を要求されるし、他人を傷つけることもあるだろうと想像すると心配だ。
とりあえず、湿布を交換しながら、しばらく様子を見ることにした。
今日は、新聞店の抽選で当たったボウリングのゲーム券2ゲーム分を利用しに、二人で自転車でボウリング場へ行った。
それぞれ2ゲームした。
久しぶりだった。
姪と一緒に3人で江ノ島でボウリングしたのが最後だから、あれは、姪が中学生だった頃だ。
今は姪は高校を卒業して就職している。
体が老化しているのがはっきりとわかる。
スムーズに投球できないのだ。
私は体がもともと硬いのに、老化で運動不足ときてさらに柔軟性がなくて、重いボウリングの球を振り投げるなんてできない。
まずもって、1投目が足がもつれて、床にシューズが引っ張られる。
レーンのほうに、よろよろと踏み込んでしまい、よく転倒しないで席に帰ってこれたものだ。
2投目からはそおっと歩いて、全身を使わずに、腕だけで転がした。
それも、球を追うように腕は添わせられないので、投げとばすようにするしかない。
2ゲームとも夫が勝った。
二人ともスペアは何回か取れたが、ストライクを出したのは夫だけだった。
さて、楽しく無事にケガなくボウリングは終わり、エレベーターで降りてきた。
夕食は、かねてより成分を調べて、食べるものも決めてあるデニーズに移動した。
夫は 大盛りカットステーキを頼んだ。生ハムサラダとライスのセットだ。
タンパク質は、朝食、昼食であらかじめ調整して摂取しているので、許容範囲の食事である。
大盛りは、肉が190gもあり、私はそんなに食べられないので、130gのカットステーキを頼んだ。パンとコーンスープにした。
厚い肉を食べるのは久しぶりだ。
夫は喜んでいた。
「まだ、もう一皿食べられるくらいだ」
と言っていたが、そこは、ストイックな夫は、規定内の食事しかしない。
生ビールをおいしそうに飲んでいた。
私は、アイスコーヒーをつけた。
美味しかった。
ひとりで食べに行っても、なんか孤独な感じがして、独身のときに1人で食べるのとも違う。
二人で食べると目の前でおいしそうにうれしそうに食べている人を見ながら自分もおいしく食べるのがやや幸福感と言えばよいのか、美味しく感じる。
最近、おひとり様で食べるのが流行だが、焼肉を一人で食べに行って楽しいんだろうか。
ひとりでも食べたいくらいなのだが、お金を出しただけ幸福感が得られるかと思うと、どうも連れ合いがいる間は、ひとりで焼肉、浜焼き、ステーキなど、食べには行かないような気がする。
以前、回転ずしに一人で行ったことがあるが、お寿司自体はおいしいのだが、満たされない感覚を覚えた。
それなら、スーパーで、貝尽くしの握りのパックを買って、うちでお吸い物でも作って、ひとりで食べたほうがまだ幸福感がありそうだ。
デニーズは、新聞のチラシで、10%引きのクーポンを持参したので、引いてくれた。
そのあと、スーパーに移動して、食品を購入し、自転車で帰ってきた。
15時過ぎに家を出て、すべて終えて、18時前に帰宅した。
レジャーは3時間程度で済ますのが疲れなくて良いように感じた。
お土産は、専門店のコーナーで買った、麩まんじゅうだ。
これは、私の大好物なので。
明日か、明後日になって、きっと腕と、足腰が痛くなるんだろうと思う。
キッチンで台ふきんに小さめのタオルを使っていた。汚れてくると漂白するので、しばらく使っているうちにタオル地はボロボロになってくる。
おすすめの商品がある。
マイクロファイバーのキッチンクロスをニトリでみつけた。
5枚で185円だ。
以前、100円ショップでも売っているので使っていたこともある。
ニトリのは、注意書きに「漂白剤・柔軟剤のご使用はお止めください。」とあった。
そうだったのか、それで、以前から使っていたのは、漂白したことがあったせいか、ゴワゴワになってしまったのだ。
ニトリのマイクロファイバーは毎日、洗剤かせっけんでよく洗って干しておくようにしたら、シミもできなくなった。
乾きもとても速い。
なにしろ、先日から書き続けているように、黒カビがとてもいやなのだ。
黒カビを徹底除去したいのだ。
台ふきんに黒カビが生えたら、捨てる。
ほかに移るのもいやだし、撲滅運動なのだ。
エプソンのプリンター PX-048Aの黒インクが限界を超えたというアラーム表示になり、印刷できなくなった。
そこで、ブラックの増量の純正のインクカートリッジをガイドに沿って交換した。
決して消費期限が早く来るような不良品ではなく、買ってからの保存方法も間違ってはいなかったと思っているのだが、交換が済んで、印刷すると、インクはまばらに出力され、ノズルチェックを印刷すると、黒の部分がパラパラっと着色が出る程度になった。
ヘッドクリーニングをして、またノズルチェックをするという作業を4,5回行ったが改善されない。
途中、カートリッジを挿しなおしたりもした。
4回繰り返しても改善なかったら、6時間置くようにとの指示なので、夜も遅いこともあったので、翌朝にした。
朝になって、ノズルチェックをしても、やはり黒のインクの表示はきれいに出ない、だが下の文字列が少し出るようになった。
黒の新品のインクカートリッジを設置した時、開封前に4~5回振る、とあったが、それが十分でなかったかもしれないし、装着してから、インクの充填が不十分になっていたかもしれない、とも思った。
午前10時になり、サポートセンターに電話したところ、
①4~5回のノズルチェックとヘッドクリーニングを繰り返した
②6時間、おいた
これらをこちらが作業してみての、インクの出力がまばらになるということになると、故障と言うことで、修理に出すことになる旨の話があった。
値段を聞くと、修理が7000円、配送料が1500円。
もともと6,400円ほどで購入したプリンターをそれほどまでの修理代を出すというなら、買い換えたほうが良さそうだ。
そこで、もう、修理か買い替えとなるなら、私が試してみたいことは、やってみることにした。
つまり、黒インクの振り方が悪かったことに引っかかっているのだ。
もうひとつは、交換前に黒インクがとことん、なくなるまで使っていたことが、悪かったかもしれない。
もう少し早めに交換すべきだったかもしれない。
それで、目詰まりしたかもしれなかった。
化学実験で使用するパラフィルムで、黒のカートリッジのインクの出口をふさぎ、数回振ってみた。
本来は、カートリッジを袋からだしたあとは、振ってはいけないのだ。
インクが洩れることがある、と書いてある。
そうして、黒のインクカートリッジを振った後で、もとどおり装着した。
インク残量を表示すると、なんと、黒のところが、ほとんどない、という表示をしている。
認識していないのかな、と思ったが、きっと、インクが流れてしまったのだ。
ノズルチェックをしてみた。
完璧な印字だ。
なおったか?
黒インクをたっぷり流したので、目詰まりが改善したのかもしれない。
次に、いつもの食事記録表のエクセルの印刷をしてみた。
バッチリだ。直ってしまった。
修理に出すか、買い替えるか、このまま使い続けるか、迷った。
修理は高すぎるから、ありえない。
買い替えるならいくらで買えるか。
このまま使うのなら、黒インクが不足する。
買ったところで、また壊れたら、インクがむだになる。
そこで、いままでは、黒は、増量を買うようにしていたが、普通サイズを買って、早く入手することにした。
いまは、一応使用可能になっているので、明日、インクが届くまで、印刷は控えめにして、プリンターを使い続けることにした。
インクが大量に流れたら、目詰まりが改善するとは、なんというラッキーなことか。
黒の増量のカートリッジはダメになってしまったが、買い替えよりは安く済んだ。
このまままた復活が続くことを祈る。