マンションのベランダには、洗濯物を干すときは、出る。
それ以外にも、プランターを見にでることもある。
手すりに干すことがあるので、手すりを拭く際にはお隣りのベランダが見える。
だから毎日見えるわけではないのだが、お隣りは、洗濯物がいつも竿に数枚のタオルが干されているだけで、生活感がない。
覗き見しているのではなく、見えるのだ。そして、印象的なのだ。
それで、気になっているのは、奥さんの姿と、女性物の衣類の干し物がないことだ。
もともと、廊下でお隣りのかたを見かけるのは数か月に一度くらいのものなのだが、最近はめったに見ない。
お隣りはうちよりも年配のご夫婦二人暮らしだ。
ご主人はたまにうちのドア前で見かけたことがあるが、それでも、半年くらい見てない。
奥さんはお元気なのだろうか。
うちは、このマンションで親しくしている人はいない。
駐車場を貸しているので、たまに、借りてくださっている方とは、連絡を取ることもあるが、理事でなくなってからマンション内の人と話す機会はほとんどない。
管理人さんはよくやってくださる方で、その管理人さんとは用事を含め、時折、会話をする。一番話す人は管理人さんだ。
お隣りさんは、親しくなくても、お元気に過ごされているかどうかは、知っていたいものだ。
大きなお世話だろうか。
今日も日曜日で、スーパーの青果の朝市に行ってきた。
8:30に到着してももう外の野菜果物の陳列の周りにはたくさんの人が来ていた。
レジは9:00に始まる。
レジ前には、2列のかごとその前に人がくっついて立っている。
5点くらい、かごに入れて並んだ。
何度も書いてきたので繰り返しになるが、この朝市は行きたくないのだ。
でも、時折 野菜のいいものに出逢うので、毎週来ている。
さて、レジも済み、階段を登って、開店間もない店内に入る。
目の前に、駅弁が並んでいた。
チラシで見ていたので、駅弁大会があるのは知っていたが、なぜか無性に食べたくなった。
高いけど、旅にも行かないし、駅弁食べよう!!
福井の駅弁屋 番匠本店の 「越前かにめし」をひとつかごに入れた。
他の買い物を選んで、レジ。
これは食事療法をしている夫には食べられないので、夫には、
「お昼食べたら、部屋に行ってテレビ観てて」
「なんで」
「小遣いでお昼、出来合いのもの買ってきたから、一人で食べるから」
「なに?なに?」
「いいよ、別に、〇〇ちゃん、食べられないから一人でこっそり食べるから」
「見せてよ、何買ったか知りたいんだよ」
かにめしを見せた。
「なんだ、いいよ、目の前で食べても。おれ、カニってあんまり好きじゃないんだ」
というわけで、夫に、低たんぱく食の「楽らくうどん」という食材を使って、牛肉のすき焼き風うどんを作って、夫が食べだした後、大根の味噌汁を作り、かにめしを食べた。
美味しかったぁぁぁぁぁぁ。
ごはんの上の一面のカニ、カニ、カニ。
風味ある味付けごはん。
カニ、回転寿司以外のカニって、いつ以来だろう。
私は本来味のついたご飯が好きなんだ、きっと。
先日もあさり釜飯を自分用に炊いた時、感動した。あまりに久しぶりで。スーパーのフツーの釜飯の素のパックだったが。
というわけで、小さい駅弁でも、充分満足した。
ごちそうさまでした ![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_warai.gif)
ベランダの植木鉢にどこから来たのかタンポポの葉が出て、最近の夏日がつづいた気温で、花が開いた。
西洋タンポポだ。
綿毛の種子が飛んできたのだろう、蒔いていない。
西洋タンポポが在来種のタンポポを駆逐してしまうのは、在来種のめしべが西洋タンポポの花粉をまちがって受け入れてしまう種(しゅ)があり、その子孫を増やしてしまい、まわりじゅう西洋タンポポになるということらしい。
めしべに着いた外来種の花粉が花粉管を伸ばしても、在来種のタンポポの中でも、途中で花粉管の成長を止めさせて拒絶できる種もあり、そのような場合には、西洋タンポポの種子をつくることなく、種を保つことができるようだ。
富士山、桜、タンポポ。。。
日本人が好む自然だ。
市民センターに用事があって訪れ、その手続きも終わり、少し担当者とお話しをさせていただいた。
日頃思っていたことなのだが、もしも夫に万が一のことがあったのち、一人暮らしをしていて、自分が周りと連絡つかない状況で倒れたら、救急車も呼べず、どうしたらよいかとお聞きしてみた。
なにかそのような場合の対策など、準備など自治体にどのようにしていたらいいかという話だ。
公的に何か用意があるかどうかと思ったのだ。
やはり、介護保険のような出来合いの制度で、認定を受けていれば、というようなことしかこれといって具体的な方法はないようだった。
民生委員が見守りというのも高齢者に対してはあるので、まだ若ければ、民間の見守りのところと契約して何かの手段をとっておくくらいしかないというらしい。
介護保険の中では、緊急のボタンを押す装置を配備している場合もあるということだ。
それも、65歳以上で、介護保険の認定をされていなければ該当しないのだから、そうすれば、民間の何か対策を自分で探してとっておくことが最短の方法かもしれないようだった。
高齢のご友人の話をされていたが、男性の82歳の高齢者の方が奥さんを亡くして一人暮らしをしていたが、倒れて1日半後にご自分で気づかれた。
電話を掛けようにも、固定電話の親機には高くて手が届かないので、子機を何とか手を伸ばして落としてようやく自分で救急車を呼んだ。
それで、万が一のことは幸いにも避けることができたが、なにがあっても不思議はない状況ではあったのだ。
くも膜下出血で今も入院していて、入院後介護保険の認定を受けて、要介護2になったという。
自分で気づかれたので電話もできたが、それにしても、マンションのオートロックの住まいだったら、どうやって人に来てもらったらいいのか、今の時代、一人暮らしの高齢者が増えているのに、あまりこれという対策などはないのだとわかった。
また、民生委員の高齢者の見守りを数日に一度しても、なかには、それを嫌がる人もいて、
「うるさい!! もう来るな!!」
と怒鳴られることもあるという。
その場合は、
「『うるさい』と声を出され、お元気の様子である」
と報告書に書いておくのだと言う。
また、このようなお話もお聞きした。
その公務員さんの自宅の前のアパートで、小さな子供が何10分も泣き続けているので、心配になってなにか事故でもあったかもしれないと、ベランダ側から、声掛けをしてみたら、お母さんがいないということだったという。
それで、泣き続けているし安心させるためにも、ずっと話しかけてお母さんが戻るのを待つことにした。
そのうちに、声がしなくなって、でも心配なので、しばらく見守っていた。
そこへ、お母さんが帰ってきたので、何10分も泣き続けていたことや、状況を説明してこうでこうで、と話したら、そのお母さんは
「なんですか? エアコンはつけてあるし、別に問題ないでしょう。」
と、ありがとうでもないし、悠然と歩いて行ったので、その公務員さんは、かえって自己嫌悪に陥って、その子を見守れてなにごともなく済んだのでよかったのだと、自己満足するだけにしたという。
その子は、泣き疲れて眠ってしまったのだったという。
見守りなども、この時代、迷惑に思う人も多くいるのは普通かもしれない。
市民センターに相談しても、自分で方法を探して手を打っておくような指導であったので、やはり、自治体でも、まだ若い人にも、誰にも起こりうる事態であるわけで、そこまでの用意はないという状況なのだ。