今後、多数の特別立法が制定され、また、柔軟な法解釈が求められる場面が増えてくると思う。法律を杓子定規に解釈するのではなく、法的安定性を確保しつつ、妥当な結論を導ける「知恵」が必要とされてくる。そのためには、個々の法律家が自分なりの法哲学論及び正義論を確立しておく必要があるだろう。 . . . 本文を読む
平成22(行ケ)10237:4部高部
請求認容
本件は、拒絶不服審判請求不成立審決に対して取消を求めるものです。
裁判所の判断は11ページ以下。
本判決は、まず、一致点の認定に関し、本願発明の「水処理装置」と引用発明の「水熱反応装置」とは、水の役割が異なり、技術分野が異なるため、両者が「処理装置」の点で共通するとした審決は誤りであるとしました。さらに、本判決は、被告の反論に答える形で、両者 . . . 本文を読む
平成22(行ケ)10335:4部
請求棄却
本件は、商標無効審判請求成立審決について取消を求めるものです。
裁判所の判断は7ページ以下。
本判決は、まず、結合商標における類比判断の対象たる商標について、最高裁昭和38年12月1日判決等を引用した上で、「チョコリング」の部分は、指定商品である菓子またはパンの品質、原材料及び形状を普通に用いられる方法で一般的な文字で表示したものであり、商品の出 . . . 本文を読む
平成22(行ケ)10209:4部高部
請求棄却
本件は、拒絶査定不服審判不成立審決に対する取消を求めるものです。
裁判所の判断は15ページ以下。
争点は、ラフにいえば、①発明の認定と②容易想到性の有無です。
①については、審決に誤りはないとされており、穏当な判断です。
②については、まず、駆動モータが定常速度になる前には、HDDからプログラムを読み出すことができないことが技術常識である . . . 本文を読む
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