1分で読める小さなお寺の法話集

子育て、人材育成に関する法話を実話と歴史から紐解いて書いております。

人間はこの世でもあの世でもした事の精算はさせられる。

2016-08-27 19:18:39 | 法話
子供達に「もし本当に閻魔大王がいたらどうする。その時泣き喚いてももう遅い。後悔したくなくば親孝行しとけ」この方便は影響大。信仰心はない、と豪語しながら「観光だ」と言って神社仏閣には足を運ぶ。手は合わせないが「おみくじ」だけは納得いくまで引き直す。今後が心配なら不安材料の見直しを。

確証なき話故に却って恐怖。

2016-08-27 12:18:40 | 法話
時折法要後の茶話会で「生まれ変わる定めが必ずあるとしたら何に」と。大半は「数日で寿命が終わる昆虫かな。早く次に行ける」と。「逸話だが屋久島のあの縄文杉だけど、閻魔大王の前で罪を認めず悪態をついた婆様の成れの果ての姿なんだと」そう話すと皆小声で「7200年は辛い。素直になろう」と。

いったい何を神仏に期待しとるのか。

2016-08-27 06:55:42 | 法話
何かにつけてお寺に上ってきては「歯が、頭が、お腹が」痛いからご祈願を、と。体調不良以外でも努力は一切せず全てが神仏頼み。主人、子供も大迷惑。これじゃあかんと「心身健全の鍛錬として3年の間、お寺との縁を一切断て」と。初め悲壮な顔をしていたが、今では何でもご自分で。信仰観にも変化が。