京都の伝統芸能家元生まれのアリスの谷村さんが若い頃、芸能事務所の経営失敗で収入が入らずお金に困って親元へ。が父君は「そうか、頑張れ」の言葉だけ。今考えればその突き放しが、と。大学時代に縁あったサラ金の社長が「人は裸で生まれてきた。やり直させるには丸裸にしてやるのが1番の近道」と。
4年程前西日本テレビ15時の番組「タマリバ」に金剛寺内撮影の1分間法話で半年程出演を。元来法話は聞き手の反応を見て内容修正しながら進めていくものでカメラに向かっては。松山千春さんがテレビ出演を嫌がってた理由がよくわかった。スタジオでは1度だけ生で。経験して番組作りの大変さを実感。
先日他界した老人だが1週間程前より29日という日を連呼。その日に旅立った。長年の問題が片付いた翌日に。「言い当てたのかな」と家族の方が。虫の声とはこういうこと。後からその不思議さを感じる。こんな場面に出くわす度に一期一会の大事さが身に染みる。「姥捨て家族」では味わえない境地かな。