夕方田んぼ帰りの人から「Y先生(83歳)が亡くなられたよ。」と声が掛か
りました。Y先生はわたしと同じ地区に住まれていた方ですが、10年前から
パーキンソン病のため、となり町にある老人施設に入居していました。
わたしの中学時代の音楽の先生で同じ地区でもあり大事にしていただき
ました。ピアノや合唱の指揮などいろいろ教えられることが多いでした。
同職についてからは特に私的に親しくなり、度々の旅行や音楽会、演劇
鑑賞など連れ立っていったものでした。ともに退職後もしばらくは親しくお互
いの家を行ったり来たりしていましたが、10年前に施設に入り最初は何度も
施設に行きましたが病気が重くなり、ここ数年は行くのも憚れて1年に1~2回
となりました。
パーキンソン病はだんだんと筋肉が衰え、神経も侵されて歩くことが出
来なくなりました。見る方も辛い病です。
辞められてからは俳句つくりや俳画などもされ、わたしの家には頂いた作品
がたくさん残っています。
先ずは荼毘に付すまでにお顔だけでもと思い、早速に安置されている
葬儀会場となるセレモへと行きました。安らかなお顔でお棺に納められてい
ました。ご家族に最後の様子をお聞きして帰りました。
明日8日は火葬、お通夜は9日、葬儀は神式にて10日の案内状を頂き
ました。
今年は多くの親しき方が(わたしとあまり齢も違わない)亡くなり身辺が淋
しくなりました。我が身もふっと思います。
「人間生まれた瞬間から死へ向かって一歩一歩歩いていく旅人のような
ものだ。」とどなたか著名な方の言葉です。それぞれに天寿と思えばです。