人生70数年にもなると、家の中には必要の無い物が押し入れ内、また
書棚、物置などにあふれ、なかなか処理できずにそのままとなっています。
最近は本や雑誌などでも「断捨離」と言う言葉が見られます。読んで字の
如しですから、なるほどと思います。女優の中村メイコさんは物を三分の一
に少なくしたそうです。(ラジオ深夜便による)
本の類は少なくはしましたし、あまり買わずに図書館の利用です。雑誌は
都度都度処分です。
洋服類、特に和服(琴、三弦、茶道などでたくさん作っている)、布団などの
寝具類(場所をとる)、そして頂き物(見舞い返し、お祝い品など)がしっかり
物置を占めています。
昨夜からアルバムに手をつけました。厚さはさまざまですが20冊はあります。
何故か子どもの頃のはない。多分親がしまっていたのか・・・・(今の様にあまり
写真を撮らなかったこともある)勤め始めてから50年余りの分です。
各学校での卒業、修学旅行、職員旅行、遠足でのスナップ等30数年分
です。また40年まえから全国互助会海外旅行(ヨーロッパ20日間)をはじめ、
ハワイ、シンガポール、(バンコク)、ニュージランド、台湾、退職後はカナダ、
韓国、中国など、とあり、国内旅行もここ20年で毎年数箇所は出かけました。
そのたびの写真が膨大となり、思い切って古い物から捨てることにしました。
昔のはセピア色となっていました。共に写っている人が懐かしい人もありますが
よほどの物 数枚ずつ(旅行ごとに)残し、14,5冊中味をはがしゴミ処理です。
20歳代の頃の写真ですから、集合写真など自分でもどれが自分か分かり
かねるものもありました。取り出した写真は小さなお菓子箱に入る程度です。
中に実兄二人と母方の叔父の写真が(多分母がしまっていた中から私が取
り出したものかも)あり、共に70数年前の写真でしたが、セピア色ではなく白
黒ではっきりしていました。将校服の長兄とスーツ姿の叔父、軍隊入隊のころ
の次兄でした。・・・・いつまでも若い姿ですから・・・・(生きていれば100歳を
過ぎている叔父ですが) 二人の兄は戦死ですから、私は共に生活の記憶はない
ですが・・・(物心ついたときは兄達は成人し東京、満州にいた)
アルバムの処理だけでも結構時間を要します。もう一日まだ5,6冊の分
を処理しなければならないです。
今後はアルバムは重いし、場所もとりますから、封筒に項目を書き、一つ
の箱に入る程度に残そうかなと思います。最終は10枚程度にしておこうか
と思いますが・・・・
アルバム整理を思ったのは曽野綾子さんの「老いの才覚」の中からでした。
ほんとに写真はだれもみてくれそうにも
ありません。
おけいはんは数年まえに捨てたから
成長の写真は残っていません。
整理おつかれさまです。
本当に誰も見ないですよ。1冊(薄いもの)
治まるぐらいが丁度よいですね。
今度はアルバム(写真は抜いてある)を捨
てるのに一苦労です。