東京で就職するに当たり、エンジニアとして歩むためにはどの会社に
就職するのが良いのか、田舎から出た者にはなかなか分かりませんでした。
ある時週刊誌を見ましたら、「野武士集団」の会社としてIHI(旧社名は石川島播磨重工業株式会社)が紹介されていて、「野武士集団」の会社とは、どんな会社だろうかと興味を抱きました。
当時の私の自己流の解釈で「野武士」というのは、一人一人が高い能力を備え、環境に柔軟に対応できる武士を連想しました。加えて、当時の土光敏夫社長(後に目刺しの土光として全国で知られる方)は各自の賜物である特質を尊重する、いわば、学閥よりも人物本位の会社であることを知りました。さらに、そのような社員の集団は「熱気に溢れている」ことも分かりました。私はその記事を読み、「私が入社したい会社は、この会社だ!」と直感しました。
それで、勇気を出し、会社の所在地を調べ、「人事部長」に、私がIHIに就職したい理由、どのような働き方をしたいか、自分の生き方、人生の目標、趣味、自由時間の過ごし方等々を熱い心で書き、学校の成績証明書を添え、手紙を出しました。幸いにも人事部長から返事があり、面接日時が記載されていました。ご指定の時間に行きましたら、4人の面接官が、様々な質問をされました。
嬉しいことに、IHIに採用され入社致しました。私がIHIに就職したいと思うきっかけは「野武士集団」という言葉でした。
人生には、様々な人の出会い、機会があります。自分磨きを心掛け、求め続け、探し求めていると、「狭き門」も開かれ、自分の能力を社会に用い、仕事を通して社会福祉に貢献できる機会が与えられます(マタイ7:7,8)。
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甘きこと 口に広がる いちごかな 今日の一句
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