岐阜県ではメジャーな能郷白山、濃尾平野の中間点(瑞穂市周辺)あたりからなら望むことができる。しかし、この山意外と展望が利く日は少ない。日本海側の影響を受けることが多く、ガスや風に悩まされる。能郷白山の今日の天気は午前中はあまり良くなく、午後になって少し回復という感じで温見峠に4人を載せた車は向かった。行きは、大須から越波、猫峠から157号線、既に県境方面はガスもかかり、小雨も降ってきた。峠には車が2台、この車は森林組合の草刈りの車だと後にわかる。峠はガスの中、カッパとスパッツを着けて出発。
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温見峠登山口
実は峠からのコースはおじさんは初めてだった。3月と4月と11月、いずれも能郷谷から登った。当時は、能郷谷は尾根への取付きまで車で入ることができた。その後、能郷谷を豪雨が襲い、谷の様相が一変した(それ以来登っていない)。峠からの道は、能郷谷からの道に比べると大幅に時間を短縮できる。峠からの道は最初こそブナ林の道を緩やかに登っていくが、その後急登の連続となる。1480mあたりからやっと道は緩やかとなる。すぐに刈り払い機の音が聞こえてくる。登る途中で刈り払いされていたのは気づいていたが、まさか今朝だったとは思いも寄らなかった。作業の人は若い人だった。エンジンを止めて、われわれの通過を待っていてくれた。臥龍の道(臥龍桜は旧宮村、現高山市にあるが)とは?要するに枝が水平方向に伸びているので、この名があるのか?ここを過ぎて、一登りすると能郷白山山頂(1617m)に達した。おじさんはここに山頂(三角点)があることを今まで知らなかった。この先の小社のあるところが山頂だと思い込んでいた(能郷谷から登ると目立つのはこの小社だから)。しかし、この歴史ある小社も今や金属製のボックスみたいになっていた(何とかして欲しい!クラウドファンディングでもやればすぐに寄付金が集まると思うのだが。おじさんも金一封寄付しても良い。)。
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能郷白山山頂
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ガスの中の小社
この小社で少しの休憩、昼までの2時間をかけて、磯倉にいどんだ。最初こそ、草つきの斜面、丈の低いヤブだったが、進むにつれ、背丈を超すような笹のヤブを通過しなければならない。ヤブの中に入ると方向さえわからない。直進してるつもりが、右左にそれてしまう。笹が斜めに密生しているところの通過は特に体力を消耗させる。手で笹を押さえて、その上に足を載せて進むのだが、やたらとスリップしてしまう。時間だけがどんどん経っていく。1時間半あまりのやぶ漕ぎで全員戦意喪失し、戻ることに決定した。戦意ばかりの問題でなくて、磯倉まで最低でも残り1時間かかる。仮に到着できても、戻りはほぼ200mの登り、途中で日没となってしまう恐れがあった。20代一人、60代後半二人、70歳のおじさん、やはり完登することは難しいと思った。(踏み跡はあるが背の高いヤブではたどることは難しい)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/89/557ca2a4d977a281f7852b321b0641bb.jpg)
ヤブの中 磯倉が見える
引き返すのも容易ではない。Eさんが赤布を付けてくれたので、それを目標に登り返す。小社まで引き返し、やっと昼食。四国の青年が登ってきた。明日は冠山に行くという。人心地がついたので、まわりを眺める余裕が出てきた。少しづつ紅葉が始まってきている。
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小社から磯倉を望む
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前山から濃尾平野
疲れた体をひきづりながら、今朝来た道を下って行った。
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下りの道
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登山口近くのブナ林
今回157号の黒津から能郷までが通行可能と知った。帰りはこの道を通ったが、やはり緊張を要する酷道であることは変わることがなかった。
コースタイム 温見峠7:50→能郷白山山頂9:38→引き返し地点11:25→小社13:00~13:35→峠15:00
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/17/0dcadc7b3cf4f50afb70a35d6d1a50cc.png)
左下1541mと表記があるところが磯倉
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温見峠登山口
実は峠からのコースはおじさんは初めてだった。3月と4月と11月、いずれも能郷谷から登った。当時は、能郷谷は尾根への取付きまで車で入ることができた。その後、能郷谷を豪雨が襲い、谷の様相が一変した(それ以来登っていない)。峠からの道は、能郷谷からの道に比べると大幅に時間を短縮できる。峠からの道は最初こそブナ林の道を緩やかに登っていくが、その後急登の連続となる。1480mあたりからやっと道は緩やかとなる。すぐに刈り払い機の音が聞こえてくる。登る途中で刈り払いされていたのは気づいていたが、まさか今朝だったとは思いも寄らなかった。作業の人は若い人だった。エンジンを止めて、われわれの通過を待っていてくれた。臥龍の道(臥龍桜は旧宮村、現高山市にあるが)とは?要するに枝が水平方向に伸びているので、この名があるのか?ここを過ぎて、一登りすると能郷白山山頂(1617m)に達した。おじさんはここに山頂(三角点)があることを今まで知らなかった。この先の小社のあるところが山頂だと思い込んでいた(能郷谷から登ると目立つのはこの小社だから)。しかし、この歴史ある小社も今や金属製のボックスみたいになっていた(何とかして欲しい!クラウドファンディングでもやればすぐに寄付金が集まると思うのだが。おじさんも金一封寄付しても良い。)。
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能郷白山山頂
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ガスの中の小社
この小社で少しの休憩、昼までの2時間をかけて、磯倉にいどんだ。最初こそ、草つきの斜面、丈の低いヤブだったが、進むにつれ、背丈を超すような笹のヤブを通過しなければならない。ヤブの中に入ると方向さえわからない。直進してるつもりが、右左にそれてしまう。笹が斜めに密生しているところの通過は特に体力を消耗させる。手で笹を押さえて、その上に足を載せて進むのだが、やたらとスリップしてしまう。時間だけがどんどん経っていく。1時間半あまりのやぶ漕ぎで全員戦意喪失し、戻ることに決定した。戦意ばかりの問題でなくて、磯倉まで最低でも残り1時間かかる。仮に到着できても、戻りはほぼ200mの登り、途中で日没となってしまう恐れがあった。20代一人、60代後半二人、70歳のおじさん、やはり完登することは難しいと思った。(踏み跡はあるが背の高いヤブではたどることは難しい)
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ヤブの中 磯倉が見える
引き返すのも容易ではない。Eさんが赤布を付けてくれたので、それを目標に登り返す。小社まで引き返し、やっと昼食。四国の青年が登ってきた。明日は冠山に行くという。人心地がついたので、まわりを眺める余裕が出てきた。少しづつ紅葉が始まってきている。
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小社から磯倉を望む
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前山から濃尾平野
疲れた体をひきづりながら、今朝来た道を下って行った。
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下りの道
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登山口近くのブナ林
今回157号の黒津から能郷までが通行可能と知った。帰りはこの道を通ったが、やはり緊張を要する酷道であることは変わることがなかった。
コースタイム 温見峠7:50→能郷白山山頂9:38→引き返し地点11:25→小社13:00~13:35→峠15:00
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左下1541mと表記があるところが磯倉