蒟蒻に今日は売り勝つ若菜哉 芭蕉 元禄六年
「かぁーちゃん、いいか」、うるさそうにしたかぁーちゃんは竹串に刺した蒟蒻を鍋から一本取り出すと男の子の手に渡すと向こうへ行けと手で子を追い払った。
鹿沼古峰神社門前町のお土産屋の前の風景を思い出した。栃木県鹿沼は蒟蒻の名産地の一つのようだ。
蒟蒻が日本に普及したのは江戸元禄時代のようだ。蒟蒻が江戸庶民の食べ物になった。芭蕉も新しい食べ物、蒟蒻が気に入った。江戸庶民に普及した蒟蒻は芭蕉の好物の一つになった。蒟蒻に芭蕉は俳諧を発見した。高野豆腐にはない庶民性を蒟蒻に芭蕉は発見した。
籠に入れた蒟蒻の振り売りの声を聞きつけた芭蕉は一気に句を詠んだ。今日は七草粥の日だ。
元禄時代は神事が庶民の生活を規律していた時代だった。