軍事基地は時代後れのものではないのか
小さな新聞記事に未来を感じた。その記事とは次のようなものである。
「【ニューヨーク共同】国連総会(193カ国)は22日、英国が1965年に当時植民地だったモーリシャスから分離し英領に編入したチャゴス諸島を巡り、英国に「6カ月以内に無条件で諸島の植民地統治を終え、撤退する」よう求める決議案を賛成多数で採択した。
同諸島はインド洋の中心にある戦略的要衝。総会決議に拘束力はないが、欧州連合(EU)離脱後も国際的影響力を維持したい英国には打撃となりそうだ。
同諸島で最大のディエゴガルシア島は英国が66年に米国に貸与し、米軍が全島を基地として使用している。」
インドを植民地支配したイギリスはインド洋に浮かぶ島々をも植民地支配した。植民地支配する経費を考え、イギリスはアメリカに貸与した。アメリカ政府は軍事基地維持経費を考え、アメリカ軍はディエゴガルシア島から撤退するのではないか。
沖縄・辺野古に米軍基地建設を米軍ではなく、日本政府が進めているようだ。米軍は沖縄から撤退しても特に大きな打撃を受けるわけでもないようだ。だからだろうか、日本政府が沖縄に米軍基地の存在を望んでいるのなら、米軍基地維持費を日本政府に持ってもらいたいとトランプアメリカ大統領は言っているようだ。
中国政府も北朝鮮政府も平和を望んでいる。自ら戦争を仕掛けるメリットはないであろう。日本は中国と間に平和友好条約を結んでいる。日本は中国との間に平和友好の関係を築いていくことが大事であって、軍拡をすることは無意味なことだ。なぜなら軍事力によっては平和を実現することができないからだ。
米軍への思いやり予算を組むことではなく、近隣諸国との間に平和友好関係を築いていくことが経済的だ。このようなことを小さな新聞記事を読み、思った。