out of curiosity #3

ブログを始めて14年目。
カメラを抱えて世界中の山に出没したい~!

海が見たくて 丹沢表尾根

2021-12-31 21:00:00 | 山登り in 神奈川県
2021年12月27日(月)
二ノ塔から望む富士山
 
 「あぁ、山から海を眺めたいなぁ。」そんな気持ちになっていた。 そんな時に思い付いたのが丹沢の表尾根。 調べればほかにもあったろうが、年末で忙しかったし、何よりすごく表尾根を歩いて塔ノ岳まで登りたくなった。
 
太陽に照らされて水面がキラキラした海を眺めながら。
 
江の島の向こうに三浦半島、房総半島。
 
南には大島、右奥には利島とその奥にたぶん新島。
 
1時間ほどで二ノ塔に到着。(8:26)
二ノ塔からの展望が良くなった?
 
三ノ塔に向かうトレイルから。 箱根の山も良く見える。 
中央右辺りに二つ並んでいる左が先日ロープウェイで上がった駒ケ岳。 その右が神山(大涌谷の上部)。
写真右端に尖がっているのが金時山。
 
三ノ塔に到着。 (8:51)
富士山と、右の方一番高いピークが塔ノ岳。
陽の短いこの時期、あそこまで行けるかな。
 
東側、すぐ隣には大山。 大山左奥には筑波山塊。
 
筑波山塊アップ。
 
筑波山塊と大山の間にはスカイツリーが見える。
見える? 中央奥です。
 
丹沢名物木道。
 
手前下の方に烏尾山。
 
おはようございます、お地蔵さま。
ここからグッと下って烏尾山に登る。
 
いやぁ~、きつい。
烏尾山のトイレは使えるようだった。
因みにヤビツの公衆トイレは使えないと思っていたが、使えた。
簡易トイレがたくさん設置されていたので、いずれ使えなくなるのかもしれない。
三ノ塔のトイレは12月から使用不可。
冬期は良く調べてゆく必要がある。
 
行者ヶ岳を越えて最後の鎖場。
この日は凍結もなく良かった。
 
政次郎ノ頭に向かうここは崩壊が進んでいるような気がする。
 
政次郎ノ頭から三ノ塔、烏尾山を振り返る。
右の白いのは霜柱。
 
新大日に向かうトレイルから。
 
新大日はもうすぐ。
真鶴半島、伊豆半島。
 
新大日のベンチでおやつ休憩。
ベンチの下は泥濘が始まっていた。
 
新大日を過ぎいくつかアップダウンを越え、ようやく塔ノ岳直下。
あの最後の登りがまた堪えるのだけど、もうすぐ。
 
塔ノ岳とうちゃ~く! (11:36)
やっぱり4時間かかったな。 けど登れてよかった。
 
しかしここに来て空気が冷たい! 風も吹いている!
寒い、寒い!
とりあえず尊仏山荘でトイレを借りて撮影。
 
愛鷹山~富士山~南アルプス
 
檜洞丸~蛭ヶ岳
中央奥には金峰山、大菩薩嶺など甲斐多摩の山々
 
尊仏山荘内でお昼ご飯を頂きたいほど寒かったが、
景色が良いので我慢して外で頂く。
 
見たかった海をもう一度よく見て
 
初島、三浦半島、伊豆半島
 
下山する。(12:10)
寒くて30分程しか居られなかった。
中央が新大日へ向かうトレイル、その先右に伸びる尾根で烏尾山へ、
その後下ってから、その奥台形の三ノ塔へ登り返し、二ノ塔を経て下山。
 
 
 
筑波山方面。 麓に見える水面は宮ケ瀬湖?
 
15:00前に三ノ塔に到着できたので、素敵な避難小屋内でおやつ休憩。
 
楽しかったな。
 
海を見ながら下ってゆく。
 
菜の花台から。
 
 塔ノ岳まで登れるかどうかの不安はあったが、無事日没前の16:00頃、菩提峠の駐車場に下山できた。 空がきれいだったので、また菜の花台に寄ってしまった。 寒いからやめようと思っていたのに。 2021年登り納めに約1,400m登ることもでき、楽しく充実した気持ちで帰路についた。
 
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ミツマタ咲く大山詣り

2020-04-01 23:56:01 | 山登り in 神奈川県
2020年3月20日(祝・金)
大山山頂から富士山、丹沢表尾根を望む
 
 そろそろ大山詣りに行きたいと思っていた。 YAMAPで特集をしたことなどもありますます気持ちはつのっていたのだが、大山に行くなら女坂にミツマタが咲くころだと思っていた。 頃合いも天気も良さそうな20日祝日、混むかとも思ったがひとりでなるべく人の波を避けて歩くことにする。
 
 前回は2017年4月。 なんと4月で大雪が降った後だった。 その時と同じく ¥600/日 の第一駐車場に駐車。 豆腐屋さんや豆腐料理のお店などが並ぶ風情のある通り、その先のこま参道、既に開いているお店もあったが、お楽しみは帰りにとっておき、のぞき見だけしながらゆっくり上ってゆく。
 
 
 まだ始発前の大山ケーブル駅を横目に通り過ぎるとすぐに「八意思兼神社(やごころおもいかねじんじゃ)」がある。 こちらのミツマタも楽しみにしていたが、まさに満開だった。 ここからトレイルは男坂(写真の3人が上っている階段。この先ずっとこのような階段が続く。)と女坂に分かれる。 私はもちろん女坂。
 
女坂両脇にはしばらくミツマタの木。
 
満開~終盤であったが、今回も見られて良かった。
 
女坂には「女坂の七不思議」があり、この石仏もそのひとつ「爪彫り地蔵」。
「弘法大師様が道具を使わず、一夜のうちに手の爪で彫刻されたと伝えられている。
何事も一心に集中努力すれば実現できるとの教えである。」とのこと。
先日小鹿野町にある秩父31番札所のお寺さんでも弘法大師様の爪彫り像を拝見したが、
きっとあちこちにあるのだろうな。
 
ムラサキケマン
 
大山寺。 秋には紅葉が美しく、夜のライトアップもするのだそう。
ケーブルカーは大山ケーブル駅~大山寺駅~阿夫利神社駅、3つあると今回知った。
なのでお正月、紅葉時の夕景撮影などもお手軽にできるのかな?
 
大山阿夫利神社下社に到着。(9:05)
駐車場から1時間半ほどかかった。
人はそれ程いなくて清々しい。 ここでもちろんお参りをする。
鳥居で帽子をとって。。。気が付いた。 帽子に乗せておいたサングラスがない。
きっと下の八意思兼神社で参拝をしたときに落としたのだ。
大山寺で気が付かなかった。 無いかもしれないものを取りに下る気にはなれなかった。
自分の注意不足だから仕方がない。
 
天気も良く眺めは最高だ。
 
見晴らしの良い場所に移ればこの景色。
相模湾に江の島が浮かび、その向こうに三浦半島、房総半島。
三浦半島向こう側、根元の奥にもまだ水面が見えるが、東京湾ということだよね。
 
上記YAMAPのリンクでは阿夫利神社下社境内にできた「茶寮石尊」が紹介されていた。
開店前だったが外のテラス席が覗けたので一枚。 ここからは2枚上の風景が一望だ。
下山時に並んででもこの席でコーヒーを一杯、と思っていたが、今回は濃厚接触を避けやめておいた。
早くお店や温泉に入れるようになると良いのだけど。。。
 
大山山頂に向かう。 ここから山頂に向かい、下山時は見晴台を通って周回で下りてくる。
前回は半時計回りに見晴台方面から登ったので、ここに下りてきたのだが、
「登拝門」と書いてあるのを見て、次回はここから登るべきだろうと思っていたのだ。
 
下社からは結構な急登が続く。
 
オニシバリ? ナニワズ? どちらでもない?
オニシバリの花は黄緑色、ナニワズの花は黄色、と書いてあるものを見たが、
ナニワズは神奈川県にはない、という記述も見た。
新潟県・角田山辺りでナニワズはナツボウズとも呼ぶと聞いたが、
オニシバリをナツボウズと呼ぶ、との記載もある。
よくわからない。(;´・ω・)
 
「天狗の鼻突き岩」まで来た。 下社~山頂間の 1/3くらいの位置だが、結構ハード。
気づくと周りはケーブルカーで上がってきたであろう家族連れがたくさんいた。
 
そろそろ景色が見えないかな~、と思っていると「富士見台」
前回はここから富士山を望むことができなかった。 今回はバッチリ!
富士山右手前は二ノ塔、三ノ塔だ。
 
まだかなぁ~、という所でヤビツへの分岐。
ここまで来ればもうすぐだ。
 
来ました! 二十八丁目の鳥居。
奥には前社、本社が見える。
 
雨降り山のいわれ、雨降木。
 
そして奥社。
ヤビツなど各方面からの人々が終結し、この辺はにぎわっている。
 
都内方面を見る。 この下のベンチも人でいっぱい。
私の目ではよくわからなかったが、予測を付けて撮った写真中央にスカイツリー。
その上にちょうど飛行機が飛んでいる。
 
北側に回ると富士山と丹沢の山々が良く見える。
こちら側に来る人は少なく空いていた。
 
富士山。 手前に二ノ塔、三ノ塔。
中央緑の濃い辺りのピークが新大日、その奥の高いピークが塔ノ岳。
右の方さらに高くなだらかなのが丹沢山。 表尾根を見てとれる。
 
丹沢山より右手には奥の方に奥多摩の山々。
高い三角錐が雲取山。 手前には三頭山、御前山も見えている。
 
この絶景を前にお昼ご飯を頂く。
ゆっくりと休み、感無量。
 
下山前に再び混みあう山頂の端で人を避けつつ横浜方面。
中央辺りの茶色は厚木基地。 厚木の基地って海自航空基地なんだ。
海の中には木更津に続くアクアライン。
 
見晴台方面に下る。
 
開けた所で小田原方面、真鶴半島、伊豆半島、
海には大島、初島、利島もうっすら見えている。
 
どんどん下る。
 
不動尻への分岐。
 
タチツボスミレとヤマルリソウ。
ヤマルリソウはこんな風に食べられてしまった?ものばかり。
 
見晴台に到着。 ここのベンチも満席。
離れた倒木に腰かけおやつ休憩。
 
二重社。 この隣に二重滝。
この辺まで来るとケーブルカーで来た観光客にも出会う。
トレイルは整備されているが、片側が急斜面、岩や細い場所もあるのでスニーカーくらいは必要。
 
下社近くに赤いミツマタ。
 
茶店の横から上がってきた。 ここからもう一度下社に参拝する。
下社では茶寮石尊に寄れなかったので、せめて境内のベンチで休憩し、地下でご神水を頂く。
 
帰路は男坂で。 急な石の階段続き。
下りきると朝参拝した八意思兼神社に出るわけだが、ひょっとしてそこに失くしたサングラスがあるかも?
この日登ってきた人は割と多かった印象だ。
小さなものが落ちていたらゴミにならないよう自分のものにする、という人も少なくないと思う。
そんな風に期待はしていなかったのだが。。。なんと、境内前の石積みの上に置いてあった!
あ~、日本人て本当に正直で親切だ。 拾って置いてくれた方、ありがとうございました。
 
こま参道ではやはりお店に入るのがためらわれ、
路上で買えた「大山 とん勝 中村屋」さんの
豆腐入りメンチカツ新生姜味を購入。
豆腐を50%使用だそうで、かぶりつくとホワッとソフト&ジューシー。
とても美味しかった!
 
あとは駐車場に向けて舗装道路を下ってゆく。
登ってきた山を振り返りながら。
 
 
 意図していたわけではないが、前回も寄ったコンビニで帰り道用コーヒーを。 そこから望む大山。 以前にはなかった新東名が伊勢原大山ICまで伸びていた。 朝は間違えるとやっかいなので新東名を記憶していないナビで伊勢原西ICで降りたのだが、帰りは伊勢原大山ICから帰ってみた。 圏央道へは海老名JCTからも海老名南JCTからも行けるのだ。 へぇ~。
 大山の目の前まで高速道路で行けるのだから、江戸時代の人が見たらさぞビックリすることだろう。 これなら大山登山後、江戸時代の人たちのように「男神と女神の両詣り」もお手軽になったようだ。 帰りにしらす丼の夕食とか、いいなぁ。
 
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晴天初冬の丹沢表尾根 ~菩提峠⇔塔ノ岳~ #2

2019-12-08 23:40:18 | 山登り in 神奈川県
2019年11月30日(土)
三ノ塔への登り返し 歩いてきた道を振り返る
 
凍った岩場にヒヤヒヤしながらも新大日直下までやってきた。
トレイル沿い、木々が白くなっている。
今季初の霧氷だ。
 
11時ごろ新大日に到着し、予定通り。
水分補給とおやつを食べてラストスパートに備える。
 
木ノ又小屋さんは基本週末営業。
 
新大日から塔ノ岳に向かう稜線は本当に気持ち良い!
でも尊仏山荘が見えてくるがなかなか近づかない。
 
崩落箇所。 ここも写真右に見える階段が既に整備されている。
 
山も良いが海も良い。
 
そして塔ノ岳山頂直下にまた霧氷。
泊まった人は晴天にきれいな霧氷が見られたのかもしれない。
 
ラストの登りを頑張れば富士山はすそ野から、
南アルプスはつながって眺めることができた。
 
富士山は随分白くなった。
右方に見えるのは上河内岳、前聖岳、 赤石岳、悪沢岳、らしい。
 
 さらに右方には塩見岳、農鳥岳、間ノ岳、北岳、千丈岳、鳳凰山、甲斐駒ヶ岳
 
 もっと右方奥には八ヶ岳、金峰山あたり。
 
 良い眺めをありがとうございました
 
 記念撮影をお願いして、たくさんある階段状ベンチに座りお昼ご飯。
この日はバーナーでお湯を温め豚汁のフリーズドライ、コンビニおにぎりを入れ、簡単おじや。
自分はこういうのが食べやすくて美味しいことに鳳凰山で気づいた。
 
 お昼ご飯休憩の後、さらに丹沢山、蛭ヶ岳の稜線を撮る。
蛭ヶ岳は青根、焼山、神ノ川など、北側からのアプローチは台風19号以来通行を控えて、と言うことになっている。
 
歩いてきた稜線の先に大山、相模湾。 
 
 横浜方面。
 
 13時前、下山開始。
 
細かなアップダウンながらもちろん下りが多いのだが、
ここにきて行者岳、三ノ塔への登り返し。
往きの凍結鎖場は登りだし、氷も緩みそれほど苦労はなかった。 
 
 行者岳を越え、行者岳~塔ノ岳を振り返る。
 
 三ノ塔でおやつ休憩をするには 15:30には到着したい。
 
三ノ塔への登りは堪える。 
 
「ここでいつも拝んで行くんですよ。」と。 私もだ。 
 
 お地蔵さまが見ている景色はこんな感じ。
中央左の高いのが塔ノ岳。 右奥に高いのが丹沢山。
一番上の富士山が入った画像もここから撮ったもの。
 
15:30前に三ノ塔に到着できたので、真新しい休憩所の小屋内でおやつ休憩。
寒くなってきたのでここで休憩できるのは快適だ。 
 
休憩所のお約束。 
 
 その後二ノ塔を越え菩提峠に近づくころ真っ紅に焼けた大山が見えた。
 
駐車場に着いたのは日の入りぎりぎりの16:25ごろだったが、無事歩き通せてよかった。
思っていた以上の雪や凍結、霧氷で充分冬山になっていることを感じた。
予報通り一日中天気も良く、良い景色を拝め、気持ちの良い稜線歩きができて本当に良かった。
 
 この日もちょうど夕焼けの時刻だったので菜の花展望台に寄ってしまった。
陽が沈んだ後だったが、良く焼けて素晴らしい景色だった。
 
 街の灯りを眺め、いつものように汗を流して帰途に就いた。
 
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晴天初冬の丹沢表尾根 ~菩提峠⇔塔ノ岳~ #1

2019-12-06 23:54:55 | 山登り in 神奈川県
2019年11月30日(土)
三ノ塔先の尾根より愛鷹山~富士山~赤石山脈を望む
 
 晴天予報だったこの週末、12/1は予定があったので11/30(土)眠気を振り切って丹沢に出かけてきた。 近めの山で紅葉を楽しむことも考えたのだが、ものすごく天気が良くなりそうな予報に、高くて見晴らしの良い所を無性に歩きたくなったのだ。 その前の週に旧友と熱海・湯河原を散策し、丹沢の山々を横目に通り過ぎたこと、また海が見たくなったこと、などもここを選んだ理由ではあった。
 土曜日の菩提峠駐車場は混むだろうか、と早目到着を目指し到着は6時半すぎ。 先行車は5台くらい。 ヤビツのトイレは使用不可(仮設トイレがあったという話も)、菩提峠P入口のトイレは未確認。 私は街のコンビニで済ませてきた。 登り始めればあちこちトイレがあるから。 と思ったが、烏尾山、三ノ塔のトイレは12月から閉鎖らしい。 あぶない、あぶない。 けど、尊仏山荘さんは通年営業だから、塔ノ岳に到達すればトイレがある。 と、出だしからトイレの話ばかり。
 
菩提峠の駐車場から登ること20分程。 木々の間から真鶴半島、奥に伊豆の山々が見えてきた。
前週旧友と真鶴半島にも寄ってきたところ。 こんな風に見えるんだな、と改めて思う。 
 
足元には雪と紅葉の落ち葉。 
 
積雪はそれ程ではないだろうと高をくくっていたが。。。 
 
 江の島、三浦半島、その先が房総半島なわけだよね。
 
更に登ると景色が開けた。 左が大山。 
 
 1時間ほどで二ノ塔到着。 富士山見えてる~!
そしてテーブルの上には雪がこんなに。
三の塔方面の道標には「崩落箇所あり」の警告。
 
三ノ塔へ向かう下り階段がこの通り。 へっぴり腰で下ってゆく。 
 
 この日は何枚富士山を撮ったことだろう。
 
天気は良いのだが、朝の寒さから大分暖かくなってきて霞みがかってきた。 
 
崩落箇所。 通り過ぎてから振り返って撮ったかな。
写真右の斜面にトレイルが作ってあった。
 
三ノ塔到着。 休憩小屋が新しくなっている。
 
 以前三ノ塔にトイレはあったかな。 絶景のトイレだ。
 
 三ノ塔まで登ると富士山の右に赤石山脈も見え始める。
 
 都心の方も霞がかってきているが、スカイツリーは目視できた。
左奥にぼんやりと筑波山。
 
景色を堪能し、ちょっとおやつ休憩をしたら次に進む。
木道がいっそう雪でガチガチ。 
 
 この先中央に見える烏尾山に向かうが、いったん激下り。
途中岩の鎖場もある。 雪は大丈夫かな。。。
 
 お地蔵様に安全祈願。 以前と違うお衣装だ。
ガチガチの木道階段を恐る恐る下りてゆき、
 
 さらに滑りやすそうなトレイルを下ると一番の核心部はこの部分だった。
凍り付いた階段にとりつくには手前ガチガチに凍った岩から手足を伸ばさないといけない。
鎖はあるが私の短い手足でようやく届くくらい。
チェインスパイクは持っていたが、このような岩場、薄い氷で食い込む感じでもなく、冷や汗ものだった。
その後のトレイルでは少しチェインスパイクを付けて歩いた。
 
 烏尾山荘。
 
 振り返ると開放感抜群。 大島も見える。
 
 雪が残っている所では5センチ以上積もっている感じ。
 
赤っぽいアセビに雪が付いていてきれい。 
 
行者岳到着。 この先の下りも鎖場がある。 
 
無事下りられますように。 
 
 こんな感じが2ヶ所あったかな。 岩がツルッと行きそうで怖かった。
 
 ハシゴも。
 
無事に正次郎の頭。(10:25) これほどスリリングだとは想定外だった。 
塔ノ岳まで登るには11:00頃には新大日に到着したい。
神経も使って随分疲れてきたけど、なんとか行けるかな。
 
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蛭ヶ岳から丹沢山をつなぐ #2

2019-04-11 14:56:58 | 山登り in 神奈川県
 
2019年4月4日(木)
蛭ヶ岳山頂からの夜明け
 
 大広間にたった7人での宿泊。 ひとつのお布団に寝られ、寒ければ毛布も布団もいっぱいあるから好きなだけ掛けていいよ、と言われ床に就きましたが、前回同様なかなか寝付くことができませんでした。 前回は人がたくさんだったので寒さを感じなかったのですが、今回はいくら布団をかけても深々と冷えてくる。 実際には身体は色々着ていたのでそれ程寒くなかったのですが、ダウンパンツを履いていても膝から下がとても寒かった。 でも、これで眠れないと言っていては贅沢です。 もちろんいつの間にか寝ていました。 が、朝方ものすごい風が吹いている音はいつからか気づいていました。 目覚ましが鳴る前「起きて外に行くのはイヤだなぁ。。。」と思っていました。 5時半ごろの日の出にみんなは4時半に起きるというので、私もその時間にセットしましたが、風の音を聞き5時にセットし直しました。
 
 何人かが起き、私も支度をしました。
風の音はだんだんと聞こえなくなっていました。
が、東の空には低く雲が張っており、しばらく朝日は拝めそうにありません。
 
西の空も霞みがちですが、雲海のように広がる雲は美しい。
 
 5:37 やがて東の空のやや高い位置から太陽が顔を出しました。
 
 遠くの山々に日が当たり始めました。
上の写真、左奥は八ヶ岳。 右の方に金峰山など。
 
 南アルプスは良い色にモルゲンロート。
一番上の写真もこの時間帯の物。
 
 
この日向かう丹沢山方面は雲が湧いてきて、
この後蛭ヶ岳まで一時真っ白に覆われました。 
 
 朝陽に遠くの海が輝く。
 
この後朝食を頂きに部屋に入りました。
朝食は暖かい手作りお味噌汁にご飯。 ご飯には昆布の佃煮や魚のフレークなどを載せて。
 
 荷物をまとめていると「蛭ヶ岳登頂証明書」を書いてもらっている方が。 見ると樋詰さんが筆ペンで達筆に書いていらっしゃる。 200円しますが、こんなに丁寧に書いてもらえて、「私はもう来られないかもしれないし」と思うとお願いしてしまいました。 樋詰さんは昨年9月、神奈川大学のマナスル登山隊にも参加された方です。
 丹沢最高峰蛭ヶ岳。 今回は「本当にこの山頂にはもう来られないかもしれない」と言う気持ちを持ちながらの登山でした。 年齢や体力、駐車場のことや他の山にも登りたい気持ち、などを考えるとそういう気持ちだったのです。 が、今回の宿泊で「檜洞丸のシロヤシオは本当にきれいだよ。檜洞丸から蛭ヶ岳までくれば最高! 今度はそちらのルートも試してみて!」と言われたらなんだかもう一度行きたくなってしまいました。
 
7:20
7:00には出発する予定だったのですが、色々やっていてこの時間。 
 
 それでもやっぱりもう一度撮ってしまいます。(南アルプス)
 
同じ場所だけど、時間が違えばやっぱりまた違って見えるでしょ~。 (八ヶ岳、金峰山)
 
 左奥に雲取山。その手前には三頭山。そのちょっと右の方に御前山。 さらに右に大岳山。
 
 富士山左。前日からずっと愛鷹山が見えない。
 
 7:29 
さて、そろそろ本当に行かなくちゃ。 それでなくとも予定タイムはギリギリなのです。
宿泊用荷物は蛭ヶ岳山荘で預かってもらいました。
 
 この日は寝不足な感じはありましたが、体調は良さそう。
まずはどんどん下り鬼ヶ岩をめざします。
富士山、檜洞丸、南アルプス、蛭ヶ岳。 良い眺め~!
 
 
 そして鬼ヶ岩に登る。
 
 鬼ヶ岩。 これ見たかった~!
 
 熊木沢の谷底まで見渡せる。
 
 8:31 不動ノ峰
アップダウンを繰り返し、次の大きなピークが丹沢山か?、と思っていたら大間違い。
まだ半分ちょっとだった~。
 
良い四阿屋があった。 次のピークが丹沢山かな。 
 
 ここからまた随分と下って登るなぁ~。(;^ω^)
右奥の高いのが塔ノ岳。 山頂にちょこんと尊仏山荘も見える。
 
丹沢山への登りは振り返りながら。 
 
9:22
 ようやく着いた~! 結構遠かったよ~!
だいたいCT通り。 と言うことは出発30分押しはそのままなので、
あまりゆっくりもしていられない。
 
 けど、良い眺めを楽しみ、おやつを頂いて、
みやま山荘さんで手ぬぐいも買ってからのご帰還。
ここで先に出たみんなとももう一度会えました~。
 
 皆で「気を付けて~。またどこかで~。」と言葉を交わし、蛭ヶ岳にもどるよ~。
 
 何度もあるアップダウンには参りますが、気持ちの良い稜線歩きはやっぱり魅力的。
往きはカチカチに凍っていたトレイルも帰りは名物のドロドロでした。w
 
 そして鬼ヶ岩まで帰ってきました。(11:12)
丹沢最高峰への上り返しは楽ではないですが、楽しいひと時でした。
 
蛭ヶ岳到着後は山荘で荷物を引き取り、樋詰さんにご挨拶をして、
外の広いベンチで昼食を摂ってからの下山としました。
山頂からの最後の景色を楽しみ、まだまだ先の長い下山に備えました。
 
13:00ごろの出発。
まずは階段を転げ落ちないように。
 
 ずんずんと下りますが、帰りにはいつも「これだけ良く登ったなぁ。」と思います。
そう言えば、昨年夏の台風は丹沢の木々も随分なぎ倒したようで、あちこちにこのような場所がありました。
場所によってはトレイルを大回りにして避けている場所もありましたが、
わかりやすく案内が張ってあったりして助かりました。
 
少しは新緑やお花を期待して4月に登った丹沢でしたが、まだまだ雪景色でした。
しかしたった一日で。。。
 
 麓の方まで来ると前日より確実にたくさんのスミレが咲き始めていました。
 
 姫次より下のトレイルの雪はほとんど消えていました。
 
けれど、長い階段の無い急坂がドロドロにぬかるんでいなかったのは幸いでした。 
 
 「林道までまだか~」という気持ちを楽しくしてくれたお花たち。
 
16:25  ようやく林道に出ました。 あとは駐車場まで 15分程下れば終了。
だいたい予定通りに下山できて良かったです。
 
 
 下山後には 昨年同様「天然温泉 いやしの湯」につかり、夕飯もいただいて帰宅しました。 いやしの湯の周りは桜がきれいに満開でした。 通行止めの道路も迂回路を伺い、一般道で自宅まですんなり帰宅できました。
 丹沢8座のスタンプラリーも半分が終了。 とりあえず一番高い蛭ヶ岳をゲットできて一安心。 蛭ヶ岳に再訪するか否かはゆっくり考えるとして、今年は檜洞丸のシロヤシオにできるだけ行けるよう調整してゆきたいと思う今日この頃です。w
 いずれにしても一泊x 2回かかりましたが、塔ノ岳~丹沢山~蛭ヶ岳、を結ぶことができた今回の山行はとても楽しく、大満足でした。
 
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