2020年1月3日(祝・金)
大岳山山頂より富士山、三頭山、御前山を望む
いよいよ2020年がやってきた。 小学校英語の必修化、大学入試改革、そして東京オリンピックの開催など、この年に実現不可になったものもあるが変化の年であることに間違いない、はず。 少なくとも私の周りではここに向け随分とざわついていた。 実際2020年は思っていた以上に普通だったりするのかもしれないが、それでもなんとなく楽しみな年の始まりだ。
とは言え、いつも通りあっという間に新年が来て、あそこもここも掃除したい、お節料理を作って、ゆっくりもしたいし、家族そろってみんなで話もしたい、などと思っているとあっという間に時間が過ぎて。。。2日に娘や甥たちがそれぞれの場所に戻るともう普通の生活だ。 冬休み中に山に行きたいという希望もできる日にやっておかないと、と言うことでまずは初詣と身体ならしに一番近い御岳山~大岳山へ。
ケーブルカー始発は通常通り 7:30。 おそらく駐車場もいつも通り 7:10に開くだろう。 昨年それ程混んでいなかったので 7:10過ぎくらいの到着にした。 支度などして臨時便 7:45に乗車した。 昨年は始発に列ができて乗車しきれない人がいたが、今年はそうでもなかったみたい。 2便も空いていた。 けれど3時半ごろ下山してくるとかなり下の方の民間駐車場にまで車が入っていた。 出足が遅かっただけで、やはりたくさんの人がお参りや登山に来たのだな。 上の写真は御岳平から、日の出山上に昇る朝陽。
予報通り天気は良く、清々しい。
まずは武蔵御嶽神社に参拝。 その後御岳山山頂、奥宮遙拝所を回り大岳山へ。
途中、昨年氷の花を見た場所に寄ってみた。
寒いお正月と言っていた割にはそれ程寒くなく、氷の花も溶け気味。
氷の花を咲かせているのはシモバシラ(植物)ではなく、
カメバヒキオコシ、らしい。
少しだが見られて良かった。
風もなく快適に歩いてゆく。 向こうに見えるピークが奥宮。
さらに進むと向こうの低い所が芥場(あくば)峠かな。
綾広の滝上、ロックガーデンの分岐先の橋は台風19号のあと架け替えられたようだ。
写真左側に折り重なる倒木は以前はなかった。
ロックガーデンも中間の休憩所から綾広の滝上まで通行止めが続いている。
氷の花も見られたが、本物のシモバシラもいっぱい。
日当たりの良い登山道は雪も解け何も問題なかったが、
日影の登山道は落ち葉の下や濡れた岩場の凍結が見られ、うっかり足を置けない場所も。
大岳神社に到着。
もちろんここでも参拝をして山頂に向かう。
神社直ぐ上の斜面は穏やかに見えて結構危険。
足元は凍土のようになっており、枯れ葉で隠れて普通に見えるのにツルッと滑る場所がそこかしこに。
岩場の凍結は手でつかめる場所、鎖があったりするのでまだ良いが、ここの下りは神経を使った。
結局チェインスパイクは履かなかったのだが、ここだけでもつければ良かったかも。
山頂と~ちゃ~く!(10:45)
空は山の上あたりが白く霞んでいたので富士山はどうかと思っていたが良く見えていた。
良かった~!
風もなく穏やか。
南の丹沢方面から富士山。 富士山の右下には先日登った三つ峠山と登り損ねた御坂黒岳が見えている。
更に西の方へ眼を向けると右手前から御前山、その奥に三頭山。 大岳山を含めて奥多摩三山だ。
三頭山の奥には雁ガ腹摺山から右端の一番高いピークが大菩薩嶺。
御前山右奥には北奥千丈岳、手前に飛龍山、右端木が被っているのが雲取山。
再び三頭山の背後をアップ。
左1/4辺りに扇のように高いのが雁ガ腹摺山。 右に小金沢黒岳。
三頭山山頂のすぐ右になだらかなのが牛奥ノ雁ガ腹摺山(山頂は三頭山山頂すぐ右のピーク)。
ずっと右に進んで天狗棚山、熊沢山、妙見の頭、大菩薩嶺と続く。
丹沢方面の山々アップ。
左1/3辺りの高いピークが大山。 その手前辺りに陣馬山があるらしい。
中央より少し右の一番高いピークが蛭ヶ岳。 その右の方に檜洞丸。 右端が大室山。
山頂でゆっくりとバーナーでおじやご飯を作って食べた。
風はないがさすがに空気は冷たい。
下山は奥宮を目指す。
北側の奥多摩の山並みを眺めながら稜線を歩き、まずは鍋割山。
そして奥宮に到着すると三人の女性がお供えをして丁寧に参拝されていた。
地元の方かと尋ねるとそうではなく、ここに来るたびにこのように参拝されるのだとか。
新年早々心が洗われるようだ。 左奥には大岳山。
その後天狗の腰掛杉方面ではなく、急坂のルートで下山し奥の院口トイレを利用。 故障は治っている。
そして長尾平に向かった。 日の出山に行くには疲れてしまったので、ここのヘリポート端に座り込む。
ぼんやりだが筑波山が見えていた。
この日のおやつは六花亭マルセイバターサンド。
登山の時でもないとカロリー恐ろしくて食べられない。w
右の高いピークが奥宮。 中央少し左の奥に見えるのが大岳山。
さて、まだ時間も早いのでケーブルカーを使わずに下山しよう。
隋神門辺りで冬桜。
昭和が残る商店街。 おそばを食べる人などでいっぱいだった。
通り過ぎるケーブルカーを眺めて。
左の杉に「492」の札が見えるが、滝本駅前の参道から御師集落入口まで全ての杉にナンバリングしてある。
滝本駅最後は800番台なので残り約半分。 この参道が結構急坂で下りの膝にひびく。
地元の山で新年のお参りもでき、氷の花も見ることができた。 山頂からの景色も上々で楽しい初登りを行うことができた。 年末から年明けまで良い天気が続いており毎日でも山に行きたいくらいだが、なかなかそうもいかず空を眺めている。 今年も良い機会に山に出かけられるよう、仕事、健康に配慮してゆこうと思う。
そちらと比べたら幾分か近いですね。w
一年は長いように感じますが、
仕事、用事、天気の組み合わせだけでも、
随分と行ける日が限られるように思います。
せめて自分で管理できる健康と安全くらいは
日頃からきちんとしてゆこう、と毎年のように思っています。(^^;
今年もよろしくお願いいたします。
「富士山御裾分け」の画像を拝見して
大岳山から?と思いましたが
初詣山行でキレイな富士山、羨ましいの一言です
今年も、展望やら、お花など楽しみにしております
健康で、安全にお山を楽しみたいですね。