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2020年10月12日(月)
愛鷹山麓近くから望む富士山
富士山周辺の山には割と良く行くが、日中は大抵逆光の富士山を見ることが多い。 そりゃ、地図を見れば一目瞭然で、富士山の南側ってそんなに土地(?w)がないんだ。 山に登って、山頂から順光の富士山を望める場所と言えば伊豆半島、静岡県が望ましいのかな、と。 そんな中、真南で富士山に一番近い愛鷹山に登ってきた。
私の活動範囲では天気が良い中富士山の写真を撮れば大抵一緒に写る大きな吊尾根状の愛鷹山。 愛鷹山(あしたかやま)は静岡県富士南裾に位置し、越前岳、呼子岳(よびこだけ)、鋸岳、位牌岳(いはいだけ)、愛鷹山、などによる愛鷹連峰だ。 今回は十里木登山口から連峰最高峰越前岳(1,504m)に登り、呼子岳まで足を延ばしピストンで戻るルート。
他の多くの地域が曇り予報の中、愛鷹山は一日中晴れマーク。 「本当かな?」と疑念を抱きながら家を出る。 富士山が見えなければあまり意味のない登山になるのだが、それでも富士山南麓には娘たちが小さなころ富士サファリパークに行ったくらいなので、良い調査にはなるだろう。
登山口は御殿場ICが近いようだが、東名高速道路の集中工事実施中を懸念し、中央高速道路~須走ICでアプローチ。 案の定曇天は富士山に近づくにつれ道路周囲まで白くなるほど。 富士五湖道路を走っていてももちろん富士山は全く見えない。 ところが山梨県と静岡県境を貫く篭坂トンネルを抜けるとピーカンの青空! 富士山バッチリ! 天気予報当たりだわ!
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須走ICを出た後は御殿場市、裾野市あたりの市街地を走り、すぐに陸自東富士演習場の中を通り抜ける。 なだらかな起伏のある高原にススキが生い茂り、素晴らしい眺めだ。 上の写真奥は箱根の山だろう。 しかし朝早くから厳つい号砲が鳴り響いている。 今までに聞いたことがない程の大きな音で時折ビックリする。 丹沢や御坂山地でも聞こえるが迫力が違う。
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向かう先に愛鷹山が見えてきた。
遠くからは二峰に見えていたが、近くに来ると連峰であることを認識する。
高く見える左側が位牌岳、右側が越前岳。
越前岳から左にずっと下がった辺りに呼子岳がある。
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順光の富士山も早速見えた!
山梨県側から見ることが多い私は宝永山やその火口を滅多に見ることがない。
火口すごく大きいなぁ。 宝永山だけでも登りたくなった。
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十里木高原(じゅうりぎこうげん)の駐車場に到着。
トイレも完備。 鉄塔の方に登ってゆく。(8:00ごろ)
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おぉ! センブリが見られた!
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これがヤマハッカ?
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ひと登りした展望台からはこの景色。
既に雲が湧いていた。 う~ん、残念。
けれどこれだけ晴れているのだから文句はない。
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こちらは南アルプスがわ。
一番右のピークが悪沢岳?
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シロヨメナ、咲き残ったアザミ、リンドウなどを見ながら緩やかに登ってゆく。
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周囲は割と小さ目で背の低い木々が続く。 種類はよくわからない。
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向こうの高い所辺りが山頂だが、右奥の方にあるようだ。
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馬ノ背見晴台。
富士山を正面にベンチがありとても気持ちの良い見晴台。
ただ、この時すでに富士山はほぼ雲の中に入ってしまった。
あっという間だ。
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再び南アルプス方面だが、手前には富士宮市、富士市が見られる。
街の平野部には富士川や潤井川が流れている。
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オクモミジハグマ
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木々は黄色っぽくなり始めている。
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テンニンソウ
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周囲が雲で覆われ展望がなくなってしまったが、
少し開けた雲の合間から海岸線が見えた。
駿河湾だ。
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山頂までもう少し。
トレイルがこのように掘れてしまっているため、
時折高い段差があり、あちこちにう回路ができている。
う回路はどんどん広げられ、まるで迷路の様だ。
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越前岳山頂と~ちゃ~く!(9:58)
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せっかく山頂に着いたがこのように大きな雲がどんどん流れてきて、
時には周囲から頭の上もすっかり曇天になってしまう。
もちろん富士山は全く見えなくなってしまった。
越前岳山頂から富士見台という昔の五十銭紙幣に描かれた
富士山ポイントにも行ってみようと思っていたがヤメにして、
少し休んでから呼子岳に向かった。
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この時期でまだあちこちにリンドウがきれいに見られた。
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これから進んでゆくS字の尾根。 その先端高い所が呼子岳?
左に鋭く一番高いのが鋸岳。 険しく続く尾根の先に位牌岳。
この険しい尾根は通行禁止になっている。
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キノコ
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リンドウ。
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呼子岳へは細い尾根道が続き、山頂直下には岩場も。
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もう奥の高い所が山頂。
しかし、すっかり雲の中。
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トリカブト
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呼子岳山頂と~ちゃ~く!(11:23)
呼子岳山頂は狭そうだとわかっていたのだが、どこか近くに広い場所もあるだろう、と思っていた。ところが細尾根続きで座れそうなところは無く、越前岳への登り返しにはお腹が空いてしまったので、結局ここに座り込んで昼食。 越前岳まではたくさん良いベンチとテーブルがあったのに。
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このような細いトレイル。
呼子岳からは少し下り、あとは越前岳までずっと登り返し。
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ここを下って違う道から帰ろうか、とも思ったのだが、
足元が滑りそうなのでやめておいた。
駿河湾の海岸線が良く見えていた。
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アップにすると左手前、入り組んでいる所が田子の浦港だろう。 その先が富士川。 海岸線の海の色が茶色っぽく見えるのは何だろう?
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帰路の越前岳ではテーブル付きベンチでコーヒーブレイクをした。
富士山は時折頭を雲の上に出していた。
上の写真は「平坦地」と呼ばれる場所から。
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雲は湧いては消え、湧いては流れ、山頂も見えたり見えなかったり。
一番左のピークが剣ヶ峰だろう。
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駐車場すぐ上の十里木高原展望台まで戻ってきた。
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駐車場まではススキの原反対側の斜面を下った。
今回初めて愛鷹山、富士南麓に来てみたが、思ったほど時間もかからず良い所だった。 愛鷹山の他のピークにも登ってみたいし、何より愛鷹山にはアシタカツツジという固有種のツツジが咲くので、是非また見に来たい。 天子山地ももっと登ってみたいし、伊豆や沼津の方の山にもいずれ行ってみよう、という気持ちになった。
越前岳、呼子岳を歩かれ、秋の花々や展望を楽し
まれましたか。
秀麗富士、東富士演習場辺りでは綺麗な姿が望め
たものの、越前岳では雲隠れ、残念でしたね。
ブログを始める前でしたが、年末の越前岳の霧氷
が素晴らしく綺麗でした~良いですよ。
富士山、 静岡側からは見たことありません
宝永火口や太平洋も見えていいですね
眺めるとすれば冬場のほうがいいのでしょうか
アシタカツツジも気になりますが
初めての愛鷹山、まあ、まずまずの富士山が見られて良かったです。
富士山に雪が被った時期も良いでしょうね。
駿河湾から南アルプスに続く山並みも見てみたいです。
こちらの方、気になっていましたか!
冬に空気が澄んでいれば絶景でしょうし、
アシタカツツジも気になっています。
いずれ見られればと思います。