2023年7月18日(水)
八島ヶ原湿原から車山を望む
いつもながらアップが遅くご心配をおかけしてしまった方もいるようで、申し訳ございません。 7月は1学期の締め作業、家のことでバタバタ、は例年通りなのだが、それに加え歯の詰め物が取れたり、急に腰が通常以上に痛くなったりで病院通いなども加わった。 まったく、これから夏の重要な時期に入るというのに、今季夏の山行は全て諦めるかと思うほどひどく腰が痛み、ガッカリしながら過ごす日々。 ただ希望は捨てずリハビリなどに通っていた。
約2週間経ち、最善とはいかないが腰の痛みが随分取れてきて、脚も動かさねば本当に歩けなくなると思い、7/18はあまり登らなくて済みそうな霧ケ峰高原に出かけてきた。
昨年は 車山肩周辺で7/11に一面のニッコウキスゲを見た。 「今年は開花が遅い。 あまり花数が多くない。」と聞く一方、山火事で焼けてしまった富士見台周辺は当たり年だった昨年より花数が多い、という話も聞いた。 焼けて黒くなった原は既に緑が戻りキスゲが咲いたというのだから驚いた。 野焼き効果なのだろうか。 自然はすごいなぁ。 今回18日では既に富士見台のキスゲには遅いようなので、とりあえず昨年できなかった霧ケ峰周回を歩きたい。 その為に「車山高原SKYPARK スキー場」から上ろうと思ったのだが、腰が痛くなり八島ヶ原湿原まで行けないのも嫌だと思い湿原の駐車場スタートにした。 8時ごろの到着だったが幸い駐車でき、係員の人もいたが「2~3時間で出て」とも言われなかった。 調子良く歩けたので結局周回し、一日中駐車したのだが、帰着時駐車場入り口を見ると「長時間駐車は控えて」という看板があった。 申し訳ない。 やはり周回するにはスキー場から行くべきだった。
八島ヶ原湿原からスタート。(8:15)
すぐにオオバギボウシ。
アザミもたくさん咲いていた。
オオダイコンソウ
カラマツソウ
アカバナシモツケ
アカバナシモツケソウ
ハクサンフウロ
イブキトラノオがたくさん
オオカサモチ
ヤナギランが咲き始めていた。
ヨツバヒヨドリはいたるところに咲いていた
今回は湿原に近いほうの木道を歩いてみたが、
湿原ギリギリまでは行かないのだな。
「ヒュッテみさやま」が見えてきた。
ヒュッテの奥には旧御射山遺跡の桟敷席。
ヒュッテ前の川には昨年も見たキンバイソウ (9:39)
川を越え旧御射山神社にもお参りし、調子良いようなので車山肩に向かう。
コウリンカ
車山肩への上りから八島ヶ原湿原を振り返る。
天気がそれ程良くないので日影に入れば涼しいが、
この草原の登りは堪える。
車山肩のニッコウキスゲはうわさ通り昨年ほど咲いてはいなかった。(11:10)
それでも青空が出れば美しく、気持ち良い。
車山肩への登りが歩けたので、車山へも登ってみる。
この花弁が割れているのはイブキフウロ、なの?
車山への斜面から見る車山肩方面はやはりキスゲの黄色が昨年より薄い。
イワオトギリ?
イブキジャコウソウ
雲は多いが、八ヶ岳は南から北まで良く見えている。
山頂と~ちゃく! (12:09)
ちょうどお昼時なので、いい岩を見つけてお昼ご飯を頂く。
昼食後、車山乗越に向かう。
スキー場と白樺湖方面。 スキー場から登る時は白く見える林道を上がるのかな?
ウツボグサ
タカネナデシコ
車山乗越 (13:11)
この日も「南の耳」方面へは行かず、「蝶々深山」へ。
今年も見れた、ケブカツルカコソウ
ノギラン?
背がとても低い
蝶々深山到着 (13:41)
少し水分休憩。 ここから八島ヶ原湿原へもどる。
昨年はここを左に行ったが、今回は直進。
物見岩 (14:13)
思っていたより大きな岩だった。
旧奥霧小屋あたりに出るそうだが、どんなルートだろう。
コウリンカ
イケマにセセリ
物見岩の後はしばらく気持ちの良い草原を歩き、その後つづら折りに下降。
小さな木の橋が架かった沢を渡り少し歩くと旧奥霧小屋の手前に出た。
そして再び八島ヶ原湿原の周回路を歩き駐車場へ。
クガイソウ
ノハナショウブ
イブキボウフウ
締めは「八島山荘」さんのシナノスイートソフト。
さっぱり、美味しかった~。
この日は「一日予定通り歩けて良かったな」と思ったが、YAMAPの活動データを見ると上りは 480mだし、歩きの平均ペースはかなり遅い。 登りでは多少腰の痛みがあるし身体も重め。 「まぁ、仕方ないか」とは思うものの、もう次週からは大きな山にだって登りたい。 無理なのかなぁ。。。
とにかく最善を尽くすべく、リハビリも通って、がんばる!
私は昔、2007年と2015年の二回、いずれも八月に訪問しておりますが、
花にはあまり恵まれませんでした。特に2015年は鹿の食害がピークだったのか、
ほとんど花はありませんでした。
いつか機会を見てまた訪ねてみたいものです。
見せて頂きありがとうございました。
標高差が少ないながらも霧ケ峰高原を歩かれ、
ニッコウキスゲなど多くの花々を楽しむことがで
き良かったですね。
山歩きが再開でき、何よりです。
ブログを始める前に車山から八島湿原の手前まで
歩き、多くの花々に出逢えたことを思い出しました。
引き続き、無理せずに山を楽しまれて下さい。
コロナ禍で自粛中、モウズイカさんのブログを拝見し、
東北に行きたい想いを募らせていました。
お写真が美しく、植物の情報も詳しくて、大変勉強になっています。
コメントもせず申し訳ない次第です。
実は先日、とうとう鳥海山に登ってきました!
山行前、そしてこれからブログをまとめる際もまた参考にさせていただきます。
私は、花の霧ケ峰は昨年が初めてだったと思います。
シカの食害でニッコウキスゲが激減したため、
電気柵などの対策をし、ようやく花が戻ってきた、
という話を聞いて昨年行ってきました。
お花は咲くようになりましたが、どう撮っても電気柵が入ってしまいます。
特に車山肩のあたりは厳重で2重柵になっているので近接写真も難しいです。
ニッコウキスゲの写真はスキー場の方や八島ヶ原湿原の方が良いと思います。
旅行もしやすくなりましたので、こちらの方にもお越しください!
私より年上の方々が元気にどんどん高い山に登っていらっしゃるのに、
情けない次第です。
でもまぁ、人それぞれ。
無理せず楽しんでゆきたいと思います。
高原の爽やかな空気の中で可愛いお花を見るのは楽しいですね。
ただ最近高原でも暑かったりして。。。
木の無い所は注意も必要ですね。
車山周辺もまだ富士見台の方は行ったことがありませんし、
花と冬以外は行ったことがないので、
また訪ねてみたいと思います。