out of curiosity #3

ブログを始めて14年目。
カメラを抱えて世界中の山に出没したい~!

三俣山荘を訪ねる #2 ~鏡平山荘から双六小屋へ~

2024-08-17 11:16:43 | 山登り in 他エリア
2024年8月6日(火)
登山道から双六小屋、奥に鷲羽岳、水晶岳を望む
 
 この日は鏡平山荘から弓折乗越を越えて双六小屋に向かい、そこからいよいよ双六岳、三俣蓮華岳を経て三俣山荘に宿泊。 大町でお話を伺い、TVで何度も見た伊藤さんご一家が経営する山荘に泊ることができる。 山賊はいるかな?
 鏡平山荘から三俣山荘まで、双六岳、三俣蓮華岳を登ってもゆっくり見積もって7時間ほどで到着するような計算だった。 朝 6:00に出発すれば午後1時には到着することになるが、「本当かな?」とかなり疑問を持っていた。
 
4:47
夜中は激しい雨の音で一度目が覚めた。
朝食前に鏡平山荘から見た槍ケ岳方面はやはり雲が多かった。
 
鏡平山荘の朝食
大変美味しくいただき完食。
出発準備のために寝床に戻ると。。。
 
廊下の窓から、槍ヶ岳の雲が取れ始めている!?
 
慌ててカメラを持って鏡池に走った! 同じような方が数人。w
空の色はいまいちだが、無事鏡池に映る逆さ槍ヶ岳を撮れた!
 
穂高連峰方面も。
 
6:00ごろ、鏡平山荘を出発。 まずは弓折乗越を越えねば。
 
双子池の周りにもたくさんの植物。
前夜の雨で濡れたチングルマの綿毛。
 
昨日 1,300m登り、起き抜けの身体は重い。
写真右の方の窪んだあたりが弓折乗越。
 
ニッコウキスゲが咲いていた。
左奥には焼岳と乗鞍岳。
 
トリカブトもたくさん咲き始めていた。
 
クロトウヒレン
 
振り返ると槍ヶ岳~穂高連峰
眼下に宿泊した鏡平山荘や池が。 ちょうど台地のようになったいい場所なんだなぁ~。
 
元気なクルマユリ
 
花が増えてきた!
 
弓折乗越到着。(7:00)
 
弓折乗越周辺にはなんとまだチングルマ、ハクサンイチゲ、イワカガミなどの花が見られた!
 
かわいい!
 
 
 
ここから北アルプス最深部方面に向けて軽いアップダウンを進んでゆく。
 
なんだか奇妙な場所に出た。 ここが「花見平」 (7:32)
名前の通り草のついている所には花がいっぱい!
あまり近づきすぎないように注意しながら撮影に興じる。
 
ミヤマダイモンジソウ
 
ウサギギク
 
シナノキンバイ  ハクサンイチゲ
 
お花色々
 
花見平から進んでゆくと湿原のような場所。
エゾシオガマなどがたくさん咲く奥に見えるのは。。。あれが双六岳!
 
そして少し高い所からは左に双六岳(写真では見えない)、右に樅沢岳。
中央奥には鷲羽岳、水晶岳! 中央に小さく双六小屋も見えている!
右の切れ落ちた斜面の奥には槍ヶ岳~穂高連峰も見えているのだ。
 
見えてからもそうすぐには近づかないのだが、
憧れの景色の中にどんどん近づいてゆく!
 
振り返ると槍ヶ岳~穂高連峰。
青空も広がってきた!
 
足元には可愛いお花たち。
 
この先双六小屋まで下ると、思い描いてきた景色の中に抱かれる。 (8:10)
いや、もうすでに、という気持ち。 つづく
 
コメント (2)
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三俣山荘を訪ねる #1 ~新穂高温泉から鏡平山荘~

2024-08-16 12:52:18 | 山登り in 他エリア
2024年8月5日(月)
鏡平山荘より樅沢岳などを望む
 
 日頃自分の活動しているエリアから眺める北アルプスは長野県と富山県・岐阜県の県境をなす山々、という事になる。 普段は目にすることのない、関東側から考えると更に西にそびえる富山県、岐阜県の北アルプスの山々に行ってみたいなぁ、と思うようになっていた。 きっかけはTVとか旅行とか色々だが、大町で「三俣山荘図書館」を訪ね、三俣山荘や伊藤新道のお話を伺ったこと、「黒部の山賊」を読んだことが大きかった。 なので、できたら北アルプス最深部、雲ノ平も訪ねてみたいが。。。大きな山に登れなくても、三俣山荘を訪ねるだけでもいいじゃないか、という気持ちだった。
 だが、そこへ向かうには自分の足では2泊、3泊、4泊は必要? 更に新穂高温泉の駐車場はどのようになっている?、停められる?、山小屋を2泊も3泊も上手く予約できる?、そもそも3日も4日も天気はもつ?、と計画をたてる前からイヤになる事ばかりだった。 そこへ長女が「こんなプランなら行けるんじゃない?」と登山計画案をたててくれた。 具体的な登山計画を見ると何となく気持ちが前向きになり、今年こそは行ってみたいと強く思うようになった。 それでも色々不安があったり、思うように山小屋が予約できなかったりで、娘の計画書からさらに縮小し、今回は雲ノ平も諦めたのだが、とりあえずは行って、あこがれの地を歩き、眺めてきた。
 
<今回の全行程>
8/5 新穂高温泉出発
    鏡平山荘泊
8/6 鏡平山荘→双六小屋 
  双六岳→三俣蓮華岳→三俣山荘泊
8/7 三俣山荘に荷物を置かせてもらい
  鷲羽岳ピストン→鏡平山荘泊
8/8 鏡平山荘→新穂高温泉下山
 
2024年8月4日(日)
平湯大滝
 
 新穂高温泉の駐車場は登山者用無料駐車場に停めるにはやはり車中泊が必須だろう、と 8/4は前泊することにした。(新穂高駐車場マップ:奥飛騨温泉郷観光協会HP) あまり遅くに到着するのも心配だったので、結局昼前から平湯辺りでブラブラ。 平湯のバスターミナル、平湯大滝などを見てから「ひらゆの森」で入浴、夕食をとり17:00ごろ新穂高第3駐車場に入ると空きがあり無事停められた。 ただし下山した 8/8(木)は平日のお昼ごろにもかかわらず、満車だったので「日による」としか言いようがない。
 
2024年8月5日(月)  (6:15)
朝 6:00ごろ、なんと駐車場にはまだ空きがあった。 こんなことは珍しいのだろうと思う。
ここの所天気予報が不安定で雨になってもおかしくなかったので、このような状態だったかもしれない。
この日も午後になると雨が降りそうな予報ではあった。
 
中央に見える建物は「奥飛騨温泉観光案内所」 (6:26)
こちらで登山届を書いている人もいた。
ここで蒲田川を右岸へ渡り、左俣林道(ほぼ舗装路)を奥の山の方に向かって歩いてゆく。
 
ホタルブクロがいっぱい。
しばらくは舗装の林道。
 
ノリウツギもたくさん咲いていた
 
「お助け風(風穴)」 (7:11)
岩の間から冷たい風が吹き出している。
この辺りの斜面はこのように大きな岩が積み重なったようになっていて、
ところどころ同じように風が吹き出していたが、落石しないか心配な感じでもあった。
 
風穴の近くにはまだ若々しいゴゼンタチバナ
 
オオウバユリ
ずっと舗装の林道
 
笠新道登山口 (7:44)
ここが急登で有名な笠新道か。 笠ヶ岳も遠くから見るときれいな笠型の山だったなぁ。
 
ワサビ平小屋到着 (7:59)
小屋の前は土だが、左俣林道(舗装)はまだ続く。
 
ワサビ平小屋名物のトマトやキュウリ。
もう2時間も歩いたので何か頂こうか、と思ったがまだ初日の歩き始め。
なんとなく「まだまだ!」という気持ちで我慢。w
 
小池新道入口 (8:33)
ようやくここで左俣林道と別れ、登山道らしい小池新道に入ってゆく。
道標には新穂高温泉まで 1:15 となっているが、私はゆうに2:00かかった。(;^ω^)
 
登ってゆく先は雨かなぁ。。。
こんな天気で比較的緩やかな登りなのだが、異常なほど汗が出る。
このように岩のトレイルが続くが、階段のように登りやすく配置されている感じ。
それでもなんだか汗だくで疲労感。
「調子悪い日だなぁ。」と感じながら、それでも時間は十分にあるので焦らず行けた。
 
秩父沢 (9:29)
ここでザックを降ろし、汗だくになったので顔やハンカチを洗う。
人のいない上流の方へ移動し、空になったペットボトルに水を補充。
 
普段流れている水を汲むことはないのだが、ここではみんな汲んでいるようだし、
すぐ上に残雪も見えたので、大丈夫だろうと思って。
ここでキンキンの冷たい水を飲み、おやつを食べながら岩に座っていると身体が冷えてくるほど。
ちょっと寒さを感じたので歩き始めると少し調子が良くなった。
 
歩けばまた汗だく、上りはだんだん斜度が出て来る。
次の目標シシウドヶ原までCTは 1:20。
 
これは何の実だろう?
 
シシウドヶ原の前にイタドリヶ原があった。 (10:27)
座れる岩があれば座って休み休み。
 
シシウドヶ原到着。 (11:07)
もう全身汗びっしょり。 具合が悪いわけではないのが幸い。
ここではバーナーでお湯を沸かし、コーヒー&パンで昼ご飯にしてゆっくり休んだ。
 
シシウドヶ原から麓を見下ろす。
河原のように見える辺りが小池新道入口付近?
 
シシウドヶ原から鏡平へはCT 1:00。
まだ午前中で時間はたっぷりあるので本当に気楽。
ゆっくり花を楽しみながら歩いていると湿原のような場所に来た。
ここが熊の踊り場らしい。 (12:10)
名前は怖いがきれいな場所だ。
 
キヌガサソウも咲いていたのか。
 
オオレイジンソウ?は花盛り、サンカヨウもたくさん。
 
クロトウヒレン
 
オオレイジンソウ
 
ハクサンフウロ
 
「あと5分」の表示!
この先に池があり「鏡池?」と思ったが、
 
こちらが「鏡池」 到着! (12:47)
鏡池こちら側にはテラスとベンチがある。 少し待ったが槍ヶ岳は雲の中。
なので「鏡平山荘」に向かいチェックイン。
 
鏡平山荘さんには2日後もお世話になる。
この日は「新館」のこの場所。 完全個室タイプで素晴らしい居心地の良さ!
さらに素晴らしいのが乾燥室。 ガンガンに熱風が出てくるのでびっしょりになった私のウェアも数時間で乾燥できた。
今回3泊4日で着替えも最小限に抑えたため、本当に助かった!
更衣室、トイレ、洗面所も真新しくストレスなし。 洗面所の水飲料可(無料)
 
食堂は 15:30?までは談話室として使用でき、軽食も注文できる。
こちらも新しくて居心地よく、docomoの電波も入った。(天気により入らない場合も?)
 
ゆっくりしてから小屋周辺のお散歩。 鏡池まではほんの3分程度。
この日は槍ヶ岳を拝むことはできなかった。
 
山荘前の様子。
左手前にも何か新しい設備を増設中。
売店ではかき氷やコーヒーフロートが人気らしい。うどんなどの軽食もあり。
正面は双六小屋から槍ヶ岳に向かう西鎌尾根の樅沢岳らしい。
 
夕食 17:00
揚げ物はコロッケ。細いうどん?やデザートも付いて大満足!
大変美味しくいただき完食。
 早い時間に山荘まで到着できるので、「時間も費用ももったいない」という気もあったのだが、車中泊後に 10km, 1,300mほど登るのは案外きつくて、ここ泊まりで良かったと思った。 このルートで次の宿泊場所というと双六小屋になり、ここから更に 2:30ほど先だ。 がんばれば行けないことはない気もするが、今回は初めてのルートだし、何より一日目から無理をせず、道中も焦らずゆっくりできたのは本当に良かった。
 
双子池から鏡平山荘。
雲が多く夕焼けにもならず。
鏡平山荘さんの良い設備のおかげで何事も心配なくぐっすりと休めた。 つづく。
 
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常念岳 ~一の沢登山口から~ 復路

2024-08-12 22:36:07 | 山登り in 長野県
2024年8月1日(木)
常念乗越からの日の出 (4:55)
 
 朝食は 5:00から。 前日に山頂に行っており、それ以外どこに行こうとも思っていなかったのでゆっくりでも良かったのだが、前日は早く寝ているし、ご来光を常念岳山頂でという人たちもいて 3:00頃から動きがあり、自分も 3:30には目覚めてしまった。
 
3:58
外に出るとまぁまぁ星が見えていた。 山頂に向かう人たちの灯りも見える。
 
4:12
東の空は紅く輝き、麓の街の灯りも見える。
左奥は浅間山。
 
4:39
 
4:44
 
4:45
東の空が輝き、4:55ごろご来光。
 
4:56 穂高連峰、槍ヶ岳にも陽が当たった。
5:00からの朝食へカメラを持ったまま食堂に走る。
 
5:00
いただきま~す。
 
6:09
天気が良く常念岳山頂や、隣の横通岳に登れば絶景が拝めただろうが、
もう登る気力もなく、それより翌週の山行準備のために早く帰宅したくなり、
花をもう少し丁寧に撮りながら下山することにした。
 
この谷の下の方へ向かってゆく。
 
前日に見たが撮影しなかったミヤマママコナ。
 
 
 
紅葉の時期も良いのだろうなぁ。
 
サンカヨウもたくさん咲いていたようだ。
 
6:42
前日撮らなかった第2ベンチ。
撮らなかった理由は座って休んだから。w
 
イチヤクソウ
 
クロクモソウ
 
ソバナ
 
シロバナタカネグンナイフウロ
 
センジュガンピ
 
オタカラコウ
 
オオバギボウシ
 
オオヤマサギソウ?
 
コイチヨウラン
 
 
 
クガイソウ
 
10:46頃一の沢登山口に到着し、駐車場までまた林道を注意深く歩いて戻る。
ところが、カーブの先に四つ足で歩く茶色の動物を発見し、
「うわぁ~、子グマ!?」と驚いたが、大人のサルだった。
周囲には何頭もサルがいて、それはそれで怖かったが、
幸いちょうど2台ほどタクシーが通ったので、サルたちは木々の中に入って行った。
 
11:16 には駐車場に戻り、「しゃくなげの湯」へ向かうのだが、
その途中「北アルプス牧場」で牧場ソフトクリームをいただく。
なんとなく酸味のあるフレーバーを食べたくて、ブルーベリートッピングで。
 
最後に安曇野の拾ケ堰(じっかせぎ)からもう一度常念岳を振り返って帰路につく。
 
 登りたいと思っていた常念岳にもようやく登って来れた。 一座にしたことで気持ち、体力、時間共に余裕があり、その分花や景色も楽しめて大変良かったと思った。 一の沢登山ルートは一の沢沿いをずっと緩やかに登り、最後に急登を登り上げるという事で、前半退屈にならないか、長距離を歩いた後の急登時点で登れないほど疲れ果てないか、など心配があったのだが、登りきることができて本当に良かった。 また、予期していなかったほどたくさんのお花にも巡り合え、沢の流れが美しく、とても良いルートだと分かった。 また季節を変えて訪ねて行けるといいな、と思っている。 早く林道が復旧しますように。
 
コメント (2)
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常念岳 ~一の沢登山口から~ 往路 #2

2024-08-12 16:39:27 | 山登り in 長野県
2024年7月31日(水)
シロバナ(タカネ?)グンナイフウロ
 
一の沢登山口からのトレイルもいよいよ胸突八丁に到着。
ここから本格的に急登を登り上げる。
 
コキンレイカ(ハクサンオミナエシ)がよく咲いている
急な登りは大変だが平日で人が少ないので追い立てられることもなく、
花を見ながらゆっくり登る。
 
ミソガワソウ
 
10:05  最終水場に到着
高校生?が大きな荷物で縦走をするようだ。
水汲みを待っていたら「お先にどうぞ。」と譲ってくれた。
 
最終水場から先は更に急登になるが、途中第1~3のベンチがある。
第2ベンチでは少し座って休憩したが、この日はそれ程辛くならずに登れている。
 
いよいよあと少しで常念乗越のようだ!
 
11:02  常念乗越に到着!
ゆっくりではあったが、快調に到着で来て良かった!
槍ケ岳の槍は見えないが、景色もまずまず見えている。
 
 ここで常念小屋にチェックイン。 部屋は8畳間に8組の布団。 全員女性だった。 顔の辺りに仕切り板がある。 部屋は布団で足の踏み場がなくなるので、ザックは廊下にある靴棚の上や廊下の隅に置いておく。 トイレは男女別。 女性トイレ内にひとつ更衣室あり。 乾燥室あり。 宿泊者は滞在中ポットのお茶と水を無料でいただける。
 
この日のお昼ご飯は食堂で「常念蕎麦」 1,000円、を頂いた。
山の上、このクオリティーでこのお値段は良心的! 大変美味しかった!
 
お蕎麦を頂いていると食堂から槍ヶ岳の槍先端が見えてきたので、ステキなテラスから写真を撮った。
 
「常念小屋から山頂まで、ゆっくり登ると2時間はかかります。( CT 1:15 )」と小屋のお兄さんに言われ、
13:00頃出ると 17:00の夕飯にギリギリだな、と思ったが、お昼ご飯をお蕎麦にしたおかげで 12:15頃には出発できた。
14:30に下山できないようなら翌日に再チャレンジと言う気持ちで出発した。
 
急登でザレやガレ、岩、なので登りにくくはある。
山頂まで行けば一日で 1,700m近く登ることになるので、日頃の私なら簡単な事ではないが、
この日は案外調子が良かった。
 
イワツメクサ
 
槍ヶ岳の槍先端はまだ見えている。
 
こんな岩の急登。
 
あそこまで登ったら山頂はすぐかなぁ。
前常念岳からのルートと合流があるはずだなぁ。
 
穂高連峰の山々も見えてきた。
 
13:39  やっぱり山頂はまだ先だー。
岩の丸印の先に前常念岳からのルートとの合流(分岐)を示す道標が見える。
けれどここから山頂まで CTは 15分。 良い調子だ!
 
13:43  常念岳山頂と~ちゃくっ!
だいたい CT通り来ることができた! こんな日もある!w
 
私が到着するのを2人の女性が待っていてくれて写真を撮ってくれた。
しっかり槍を入れてくれて、ありがとうございます!!
 
雲が多いながらも穂高連峰~槍ケ岳
 
左に槍ヶ岳。 右に高いのが大天井岳。
その両座に挟まれた奥に見えるのは。。。?
 
左に並んでいるのが双六岳~三俣蓮華岳。
右に少し下がってグッと高く上がった所が鷲羽岳。 さらに右に水晶岳、野口五郎岳と続くようだ。
おぉぉ~。 実はこの時点で翌週そちらに行く計画をたてていた。
ただし天気が続けば、という危うい所だった。 この景色を見て断然行きたくなったのだが。。。
 
登りも大変だったが下りも大変。
慎重に、けど1時間ほどで下山でき、15:00過ぎには部屋で休むことができた。
 
17:00  夕飯
やはり無理がたたり、ハンバーグは半分隣の人へ。
けれど大変美味しかった!
 
19:01
夕飯後は夕暮れを見に外へ。
この日一日安曇野側(横通岳より東側)はずっとくもにおおわれていたが、雲海のようにきれい。
 
穂高連峰~槍ケ岳は西側だが、良い色になっている。
 
19:08  常念岳
 
19:11
 
19:16
 
 部屋は年代、出身地、など様々な女性ばかりだったが、少しお話をして就寝。 皆さんソロで、蝶ヶ岳や大天井岳から来た人、向かう人が多く、「すごいなぁ。」と思うが自分の実力を考えれば仕方ない。 そうだ。 今回常念岳山頂を踏めただけでも良くやった、と自分をほめる。 いずれ蝶ヶ岳はまたそれ一座で訪れてみよう。 三股からかな、上高地からがいいかな、などと思いながら眠りについた。 つづく。
 
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常念岳 ~一の沢登山口から~ 往路 #1

2024-08-11 20:19:44 | 山登り in 長野県
2024年8月1日(木)
常念乗越から穂高連峰、槍ヶ岳を望む
手前赤い屋根は常念小屋
 
 登山を始めてから白馬八方、栂池などには何度か足を運んでいたが、安曇野辺りを訪れるようになったのは最近だ。 そこから眺める山々も始めは分からずいたがひときわそそり立つ常念岳は印象的だった。 いつか登ってみたいとは思うものの、その姿には圧倒される。 「三股登山口から蝶ヶ岳を経て常念に向かえば少しは登りやすい?」などと考えていたが、実際本当に登ろうと調べた時、山小屋の宿泊、前常念岳の岩場を登るのも下るのも、私にはリスクが大きそう、など三股からの周回は無理だと思った。 蝶ヶ岳にも登りたかったのだが、ここは常念岳一択にして一ノ沢登山口から登るべきだ。 一の沢登山口から登れば常念乗越で力尽きてもそこに常念小屋があり、翌日に山頂を目指すこともできる。 時間的にも余裕がありそうだ。 前回の北岳も間ノ岳まで行けず「北岳に来ただけ」になってしまったが、今回も「常念岳だけ」とひとつずつ、だ。
 
 宿泊の常念小屋HP「日本アルプス常念小屋」には写真やイラスト付きの丁寧な「一の沢コース紹介」があるので、そちらを参考にすると安全で楽しい。
 
<注意!>
ただ、残念なことにただいま一の沢登山口への林道が崩落し、自家用車で一の沢登山口の駐車場に行くことができなくなっている。
前述のHPインフォメーションに詳細が載っているので、行かれる場合は必ずチェックしてほしい。
一の沢がダメなので三股からという選択も安易に考えないように、という注意喚起もあるので必読。
 
2024年7月31日(水)
一の沢登山口第2駐車場
 
 「人気の常念岳に登る。一の沢登山口の駐車場は第1、第2合わせて60~70台ほどしか駐車できない。」と読んでおり、「これは登山口駐車場で車中泊(前泊)しかない!」と出かけたが、前日の昼前に状況を見に行くと第1にも空きがあり、第2に至っては1台も車がいなかった。 更に駐車場にトイレがない。 また、近日駐車場から登山口間でクマの目撃情報を読んでいた中、実際自分も林道でクマが横切るのを見てしまった。 心細くなり前泊は街中で行い、登山一日目(7/31)の朝 5:00くらいに駐車場に着くと第2駐車場入り口のこの良い場所で支度をしている方がおり、私もここに停めて出発。(5:23) 平日はいつもこのような状況なのかなぁ。。。まぁ、それは季節や天候にもよるのだろう。
 
クマ鈴をリンリン鳴らしながら登山口へ向かう。
林道わきにはソバナがいっぱい。
 
5:56 登山口に到着
タクシーだとここまで送ってくれる。(現在は道路崩落現場手前まで)
左の建物がトイレ。 その右側を進んでゆく。
 
一の沢沿いを緩やかに登ってゆく。
 
6:13  山の神
趣のあるトチノキ
 
枝沢もたくさんあり、とても良い雰囲気。
枝沢からの水が登山道を横切り、そこを渡渉したり、川のようなトレイルを歩いたりする場所もある。
 
6:26  古池  イワナがいるらしい
 
一の沢本流に近づいたり離れたりしながら進んでゆく
 
ヒヨドリバナ?とクサボタン
 
このような丸太橋もたくさんある。
滑らないように~。
 
トリカブト
 
コイチヨウランがたくさん咲いていた
 
タケシマランの赤い実
 
タマガワホトトギスもたくさん咲き始めていた
 
涸れ沢があったり(烏帽子沢出合?)
 
マークをよく見て、ここも丸太橋
 
左奥に見えるのが前常念岳、中央辺りのピークが常念岳山頂辺り、右の低い所が常念乗越、かなぁ?
 
オオヤマサギソウ?
 
 
 
トモエシオガマがたくさん
 
このように川のような中を歩く場所も多い
 
クロトウヒレン?
 
9:18  一の沢本流橋2(たぶん)
一の沢沿いと言えど随分登ってきたので、ここで岩に腰かけ長めのおやつ休憩。
 
オオバギボウシ
 
先の橋を過ぎるととたんに斜面にたくさんのお花が見えだした。
 
色々な種類の花がひしめき合って咲いていてとてもきれい!
 
オタカラコウ
 
 
 
ミヤマアカバナ?
 
オオバミゾホオズキ
 
センジュガンピのお花がたくさん!
 
常念岳でこんなにたくさんの花を見られるとは予想しておらず、本当にびっくり!
長い一の沢沿いのトレイルをとても楽しく歩くことができた。
 
9:36  胸突八丁
けれどここからが常念乗越に上がるきつい上りの始まり。
雲は多いが青空も見え、まずまずの天気。
登りきったら素晴らしい北アルプスの景色が見えるかな?
がんばるっ! つづく
 
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