2日の参院特別委で日本共産党の仁比聡平議員が暴露した河野克俊統幕長と米軍中枢幹部との会談を記録した内部資料について、防衛省の黒江哲郎防衛政策局長が8日、参院安保法制特別委員会理事懇談会で報告しました。
「しんぶん赤旗」9日付は次のように報じています。
「『会談の記録は省内に存在する』と明らかにする一方、党が暴露した資料との『同一性はお答えしかねる』『一つひとつどこが違うか明らかにすると、相手方との信頼を損なう』」
「井上氏は同日、国会内で記者会見し、『(防衛省は)米国との関係で中身を明らかにできないとしているが、事実上、同趣旨のものがあることを認めた』と語り、引き続き特別委員会で追及していく考えを示しました」
「朝日」紙9日付は、「統幕長会談記録」について、次のように報じました。
「防衛省幹部は『我々や相手の思考方法、手の内が分かるやり取りを載せた文書は絶対に外部に漏れてはいけない。 しかも相手が米国。 信頼関係に関わる』と話す」
同省は文書の有無について慎重に検討し、並行して米国とも調整したようだ。 政府関係者によると、日米共同訓練の視察で訪米中だった山崎幸二統合幕僚副長が先週末、ワシントンを急きょ訪ね、米国防総省に説明をしたという」