昨日、日本共産党の山下芳生参院議員が参院特別委で、日米軍事一体化・訓練の実態を暴露しました。 以下、「しんぶん赤旗」から紹介します。
「訓練の一体化も進んでいます。 戦争法案審議中の8月31日~9月9日には米カりフォルニア州で、自衛隊1100人と米軍3000人が参加する日米合同の大規模訓練『ドーン・ブリッジ15』が行なわれました。 山下氏は、自衛隊の護衛艦『ひゅうが』の甲板上で米海兵隊オスプレイを誘導する自衛隊員が写る画像をパネルで掲げて、『まさに米軍と自衛隊が一体だ』と指摘しました」
「ひょうが」(全長197m、幅33m、排水量13950t、ヘリ最大搭載数11機)は、公式には、「ヘリコプター搭載護衛艦(DDH)」と呼ばれています。 「ひょうが」の「能力」の特徴の一つが、「ヘリの集中運用と整備」であるといわれています。
「『従来のヘリ搭載型護衛艦では格納庫と離発着甲板の関係上、20分おきの離発着が限界だったが、全通甲板によって同時に3機の離発着が可能になり、格納庫内でどのような天候でも大規模な整備が行なえることはヘリの運用がより効果的になるといえるだろう」
「自衛隊が運用するすべてのヘリの離発着が可能であり」「米軍との共同演習でV-22オスプレイの離発着が可能なことが確認された」(以上「ニコニコ大百科」より)
9月13日(日)横須賀で開催された、「原子力空母ロナルド・レーガンは来るな!」大集会に参加した際、海上自衛隊基地を公園側から視ました。 以前「ひょうが」を同じ係留地で見た時も、護衛艦の大型化を実感しましたが、目の前の「いずも」には圧倒される感じでした。
「いずも」は、全長248m、幅38m、排水量19500tもあり、へり最大積載数は14機。長年見慣れてきたコンテナ船や、タンカーとは全く違うイメージでした。
同艦の最大の特徴は、「指揮通信能力であり、自衛艦隊全体はおろか、陸上自衛隊部隊用司令部区画さえ備え、『ひゅうが』型護衛艦以上に陸海空統合運用の中核となることを、念頭に置かれ、設計されている」
「このことは近年の護衛艦が単体性能ではなく、艦隊行動と陸空自衛隊との共同運用こそ要である今、非常に優れた設計である」(「ニコニコ大百科」)と指摘されています。
自衛隊の統合運用そして、米軍との共同・統合運用が、「日米新ガイドライン」で合意され、司令部機能の一体化も進んでいます。
安倍政権の戦争法案、日米新ガイドラインは、憲法を根底から破壊し、安保条約の枠も超える戦争国家づくりであることが明らかになっています。
戦争法案の廃案をめざすたたかいの最終盤を迎えています。 「立憲主義」「民主主義」「平和主義」を貫いた新しい日本の政治実現の誇りある、未来あるたたかいでもあります。