宮応かつゆきの日本改革ブログ

●日本共産党
総選挙で市民と野党の共闘で政権交代を、共産党の躍進をめざします。

「菅首相の政治姿勢は ”ばくち打ち” だ」- 毎日新聞政治部デスク 野口武則氏 

2021年01月08日 | 野党連合政権への展望

 7日菅首相は、1都3県(神奈川、埼玉、千葉)に新型コロナ感染症拡大防止のため2度目の緊急事態宣言を発出しました。期間は1月8日から2月7日までの1カ月です。

 日本共産党の志位和夫委員長は7日の記者会見で、政府発出の緊急事態宣言に対する基本姿勢として、政府による根拠を示しての説明、十分な補償と検査の抜本的拡充、第3次補正予算案のやり直しの3つを求めていくと表明しました。

 総選挙を前にした国民の命と健康がかかる新型コロナ対策について、日本の政治のあり方が真正面から問われる事態ではないでしょうか。何よりも政権担当の自公・菅政権の根本的な政治姿勢が問われるます。同時に、野党も政権担当能力が問われます。そうした意味で、この1カ月は総選挙の重大な前哨戦となるのではないでしょうか。

 改めて、菅政権の特徴を日本共産党の第2回中央委員会総会決議から、紹介させていただきます。

第1は、強権政治があらわにーー違憲・違法の日本学術会議への人事介入

第2は、冷酷さー新自由主義の暴走が具体的な姿をあらわしつつあるーコロナ危機のなかで75歳以上の医療費窓口2割負担。中小企業淘汰戦略。

第3は、説明拒否ーデマとフェイクで批判者を攻撃する

第4は、問答無用の体質ー「沖縄の歴史は分からない」と言い放つ

 昨日7日付「毎日新聞」、「記者の目」欄の【2021の焦点 政局と衆院選】で、野口武則デスクは、「問われる国のかたち」をテーマに読者に問いかけています。私が共感させられたのは、諸点を紹介させていただきます。

「私は第1次安倍政権発足前から菅氏を取材する。政治姿勢を一言で表せば『はくち打ち』だ。政局となれば、全政治財産を懸けて勝負に出る。第1次、第2次安倍政権誕生前、水面下で真っ先に動いて安倍氏勝利の流れを作った。昨年9月は二階俊博幹事長といち早く組み、首相の座をつかんだ」

 そして、菅首相は、どんな「ばくち」を仕掛け、どんな日本をめざしているのでしょうか。

「最高裁判所にも杉田氏(内閣官房の事務方トップの杉田和博官房副長官)が『(判事の候補を)2人持ってくるように』と指示し、人事決定権を官邸が握ったようだ。官邸幹部によると、検察や最高裁の人事に関与したのは官房長官の菅氏だった」

 菅義偉首相の実像が浮かび上がりつつあります。「強権政治」「冷酷政治」「説明拒否」「問答無用」の政治姿勢には「ばくち打ちの根性」が息づいているのかも知れません。