宮応かつゆきの日本改革ブログ

●日本共産党
総選挙で市民と野党の共闘で政権交代を、共産党の躍進をめざします。

第3回南北首脳会談を考えるー「民族自決」「民族自主」(1)

2018年09月24日 | 日本共産党の歴史と役割

 ブログの掲載がパソコンの故障などで2カ月近く休止になってしまいました。 この間、国内外の情勢は新たな進展を続けています。こうした情勢の変化、進展の原動力はどこから生まれているのでしょうか。

 この大きな課題を考えるテーマとして欠かせない出来事の一つが、今回の第3回南北首脳会談であることは間違いないと思います。

 日本共産党の志位和夫委員長は南北首脳会談について、9月19日「平和と非核化に向けた重要な前進ー南北首脳会談と『9月平壌共同宣言』を心から歓迎する」という談話を発表しています。(全文は「しんぶん赤旗」20日付に掲載)

 志位談話で直接触れていない部分で私が注目していることについて、述べてみたいと思います。

 「しんぶん赤旗」22日付に、「南北首脳会談どうみるー識者に聞く」が掲載されました。そのなかで、「慶南大極東問題研究所・准教授 趙 眞九さん」が次のように述べています。(ソウル=栗原千鶴)

 「個人的に一番注目すべきだと思っているのは、『民族自主』『民族自決』を確認しあったことです。文大統領が、北朝鮮に同調したかのように解釈する人もいますが、そうではないと思います」

 「分断、戦争、停戦、終戦宣言に向けた努力など、朝鮮半島は、周辺諸国の影響を受けていろいろな困難がありました。それは仕方のないこともありましたが、これからはそれらの教訓から、朝鮮半島のことは南北の当事者が決め、翻弄されないようにしていこう、さらに東アジアの秩序の形成にもイニシアチブを発揮していこう、文大統領の意思表明ではないかと感じています」

 同日、同欄の同紙の記事で、元外務省国際情報局長 孫崎 享さんは次のように述べています。

 「北朝鮮が核実験やミサイル発射実験をやったのは、米韓軍事演習に一つの起点があり、米国に韓国が同調することで北は追い詰められてきました。 米韓が一緒になっていることに大きな危険があった」

 「韓国が米国と一体に北を脅迫することをやめ融和を進めるなら、米国側に敵対的雰囲気が残っても、北朝鮮は韓国と連携することで、朝鮮半島の緊張を減らし経済発展もできるという別のシナリオができてきます」

 今年4月27日の「朝鮮半島の平和と繁栄、統一のための板門店宣言は、次のように述べています。

 「両首脳は、朝鮮半島でこれ以上の戦争はなく、新しい平和の時代が開かれることを8000万わが民族と全世界に闡明した」

 「南北関係を改善し発展させることは、全民族の一途な願いであり、これ以上遅らせることができない時代の切迫した要求である」

 「南と北は、わが民族の運命はわが民族がみずから決定するという民族自主の原則を確認し、すでに採択された南北共同宣言と、すべての合意を徹底して履行することによって、関係改善と発展の転換的局面を開いていくことにした」

 あれから5カ月、新たな局面を迎えています。

 

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿