宮応かつゆきの日本改革ブログ

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”やりがいを持つことが回復の後押しをする” 甘利氏、「だったら、なぜ国会を休み続けたのか」

2016年06月07日 | 政治とカネ

 甘利明前経済再生担当相(衆院神奈川13区選出)が6日、大和市内の事務所前で記者会見し、政治活動再開を表明しました。

 地元紙、「神奈川新聞」は甘利氏と記者団との1問1答を掲載しました。この記事を読んで、改めて甘利氏の不誠実さを感じました。

 例えば、

 -国会の場で説明する意思はあるのか。

 甘利氏、「~ なぜこんなことが起こったか把握し、再発防止策を取って全ての政治家と共有したい」

 「あっせん利得処罰法」や「政治資金規正法」は全ての政治家に関わる法律ですが、甘利氏が、「再発防止策を取ってすべての政治家と共有したい」と平然と語る姿に、多くの政治家は何と答えるでしょうか。 甘利氏をかばい続け、自浄能力を失ったような政党に所属する政治家には通用するのかもしれませんが、日本共産党には通用しません。 

 何よりも、自らと秘書に懸けられている疑惑です。 その「説明責任」を最優先で果たすことこそ、「政治家全体」への責任でもあるのではないでしょうか。

 また、-健康状態は。の質問に、次のように答えています。

 甘利氏、「~ 今回のことで心労もあり薬なしで眠れなくなったが、若干改善して、医師の判断で、政務復帰してやりがいを持つことが回復の後押しをするのではないかと」

 1月の記者以降、国会には、「睡眠障害」の診断書を提出し、約4カ月すべての国会を欠席し続けた甘利氏が、5月31日に東京地検の「不起訴処分」決定、6月1日国会閉会を受けてわずか5日後に、「政治活動再開」表明。あまりに都合が良過ぎるのではないでしょうか。

 「政務復帰がやりがい」「やりがいを持つことが(病気)回復の後押しに」。

 この言葉を聞いて、「だったら、どうして国会に出席し、『やりがい』のある活動に踏み出さなかったのか」。 医師もそうした指示を前から出していたのではないかと思われます。

 甘利氏は、4月上旬に支援者に、「『確かな日本を次の世代に渡して行きたい』それが私の政治家としての天命と信じ、ひたすら邁進してきました。ここで・・道半ばで倒れる訳には行かないのです」と「復帰の決意」を語っていました。

 「復帰の決意」は少なくとも2か月前にはできていたのではないでしょうか。

 同紙は、「7月の参院選から有権者に加わる大和市内の男子専門学生(19)は『政治家のグレーな素性に驚いた。透明性を吟味して投票先を決めたい』と話した」と伝えています。 

 


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