【朝日新聞デジタル2月16日(火)22時50分】は、「現金授受問題で閣僚を辞任した甘利明・前経済再生相が『睡眠障害』のため、1カ月の自宅療養が必要と診断された。 16日の衆院議員運営委員会理事会で自民党が明らかにした」と報じました。
同記事は、「甘利氏は辞任した先月28日以降、国会に出ておらず、野党側が理由をただしたところ、自民党が今月15日付の診断書をもとに欠席理由を説明した」
「厚生労働省ホームページによると、睡眠障害は『様々な病気の総称で睡眠に何らかの問題がある状態』。 精神的・身体的な病気などで不眠になってり、昼間眠くなったり、睡眠のリズムが崩れる症状があるという。 野党は甘利氏の国会招致を求めているが、与党国対幹部は『無理やり国会に連れてくることは無理だろう』と語る」
2月10日(水)、衆院予算委員会で、維新の党の井坂信彦議員の質問で甘利明前大臣の現金授受問題で都市再生機構(UR)の職員が、甘利氏側に現金を渡した千葉県の建設会社との補償交渉中に、第3者である甘利氏の元秘書に補償額を伝えていたことが分りました。 URの上西郁夫理事長が、「職員が口を滑らせたのは事実だ」「極めて不適切。 二度とこういうことがおこらないように職員を指導する」と述べました。
2月15日(月)、民主党は「甘利氏元秘書の音声」の第1弾を公開しました。 以下、「朝日」16日付より、一部紹介します。
【2015年11月2日】「元秘書と一色氏が神奈川県内で面会」
「元秘書B 具体的に数字を言わないと向こうはどうしていいか分かんないみたいなんですよ」
「一色氏 ~ 数字の話は一切ないんですよ。 一番びっくりしたのが、今日の会合はどういう経緯ですかって言ったら、いきなり『甘利大臣』から」
「元秘書B ~それはうちの顔を立ててくれたんですよ。~ うちの顔を立てましたと」
「元秘書B コンクリートの費用がかかったとか。 地下に埋まった分はどうするんだとか。 そういうものなりを作って下さい」
「一色氏 それじゃ推定どころじゃなく作れないですね」
「元秘書B それは別に一色さんが計算する必要はないので。 その代りに下にある産廃はどうするんだ、まででいいいのです」
「一色氏 それ言います。 口頭でやります」
「元秘書B 一応推定20億かかりますとか、かかると聞いておりますととか。そういう言葉にして欲しいんですよね。 ~こういうところは今だったらギリギリ絡めるんで」
2月17日付、各紙は民主党の音声データ第2弾を報道しています。(「録音日、2015年11月2日、大和市内飲食店で)
「元秘書、レクサス要求か」(「朝日」)、「甘利氏元秘書 車購入相談」(「読売」)、「高級車提供の話も」(「神奈川」)、「元秘書 高級車要求か」(「赤旗」)
甘利前大臣の1日も早い回復を願っています。 そして、これらの一連の発言や音声データの信憑性について、甘利明という「政治家の矜持」にかけて国民に明らかにしていただきたいと思います。
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