今月13日に、米海兵隊所属のオスプレイ4機が厚木基地に飛来し首都圏上空、静岡県東富士、宮城県王城寺原演習場での訓練を繰り返しています。 多くの基地周辺住民が、オスプレイの飛行を目撃し、不安の声を挙げています。 日本政府にも、米軍にも、こうした声は無視されつづけています。
17日付「しんぶん赤旗」は、沖縄県議会が、17年1月~18年2月の普天間基地に常駐するオスプレイを含む米軍機の1年間の事故状況を明らかにしたことを報じました。
県の調べでは、回転翼全4機種が事故を起こしていることが確認されています。 同記事によると、1件の事故のうち3件がオスプレイの事故です。 同紙は、多発する事故について、アメリカの調査機関「へりテ―ジ財団」の指摘を次のように紹介しています。
「海兵隊の航空機は、老朽化、整備士不足、部品不足、兵士の疲弊など高いリスクがあり、人為的ミスがつながったとき重大な事故になると警告を発している」
神奈川県平和委員会の菅沼幹夫さんは、2月5日付「平和新聞に「なぜ米軍事故が多発するのかー米議会行政監査局報告」や米軍高官の議会証言をもとに原因と背景を分析した記事を寄稿しています。 (全文は、「平和新聞」をお読みください)
同氏は、FA18やオスプレイに関しても次のように指摘しています。
「FA18(戦闘機)に限れば、任務に使えない機体の数は本来の水準の倍になっている」と述べ、同型機の62%が整備の順番待ちなどで飛べない状態になっている」
オスプレイも例外ではないとして、「2016米会計年度(15年10月~16年9月)の軍事費で、MV22オスプレイの部品交換予算は、わずかに50万㌦(約5500万円)が計上されいるだけです。 海兵隊では、部品交換も思うようにできず、長期間の任務に酷使されていることが、事故多発の原因にもなっていると言われています」
今回の厚木基地を拠点として行われているオスプレイの訓練は、静岡県東富士演習場から宮城県王城城寺原演習場まで、首都圏を含め、東日本全域に及んでいます。 訓練・日米共同演習の目的やその内容の全容は明らかにされていません。 国民が知らないうちに戦争に巻き込まれているような状態でもあるのではないでしょうか。
今日、2月18日(日)は第446回の平和行動日です。 オスプレイの飛行、訓練の中止。 安倍政権の憲法9条改憲ストップ3000万人署名等市民に訴え、対話したいと思います。
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