宮応かつゆきの日本改革ブログ

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志位委員長、高麗大学で講演。北東アジア平和協力構想を3つの角度から”現実性”を解明

2014年10月28日 | 安全保障関連

 「しんぶん赤旗」28日付は、一面トップで、「志位委員長、高麗大学で講演」「東アジア平和協力構想を語る」を掲載し、次のように紹介しています。(中祖寅一記者)

 「訪韓中の日本共産党の志位委員長は27日、ソウルの高麗大学で『北東アジア平和協力構想を語る』と題して講演しました。 講演は、同大学のアジア問題研究所と韓国主要紙の一つハンギョレ新聞との共催。 主催者によると100年以上の歴史を持つ同大学で日本の政党代表が講演するのは初めてで、国際会議場にはアジア研究者や学生、メディアがつめかけて、講演に熱心に聞き入りました」

 韓国の高麗大学は、「ウィキぺディア」によると、次のような歴史を持っていることが記述されています。

 大学のモットーは、「自由・正義・真理」です。

 「前身は1905年に設立された『普成専門学校』で、経営を引き継いだ金性珠により、1946年総合大学として創設された」 私立大学。 「早稲田大学とは姉妹校の関係である」こと。

 「ソウル大学校は日本統治時代の京城帝国大学、延世大学校はアメリカ人によって設立されたキリスト教系大学を起源とする中、完全に韓国人によって設立された高麗大は『民族高大』のスローガンと共に知られているが、現在では『Giobal KU Frontier Spirit』を掲げ、学内のグローバル化をめざしている」

 志位委員長は、講演の最後に、日本共産党の「北東アジア平和協力構想」の現実性について、3つの角度から解明しました。

 「第1は、東アジアの政府のなかから、北東アジア地域に、あるいは北東アジア地域を含むさらに広大な地域に、地域の平和協力の枠組みをつくろうという提唱がなされています」として、韓国のパク・クネ大統領の「北東アジア平和協力構想」を取り上げ、「私は、このプロセスが進ことを心から願うものです」と述べました。 

 朴大統領の「構想」は、「北東アジアの国ぐにが、環境、災害、テロへの対応など、対話と協力を通じてソフトな議題から信頼を築き、次第に他の分野にまで協力の範囲を拡大していく多国間対話プロセスをスタートさせ、平和と協力のメカニズムを構築する」というものです。

 また、インドネシア政府の「インド・太平洋友好協力条約」の締結の提案を、「歓迎する」と表明しました。

 「第2に、アジア政党国際会議(ICAPP)の動き」を挙げています。

 私は、志位委員長が指摘した、「第3の角度」を少し具体的に紹介したいと思います。

 「第3に、アジアから世界へと、さらに視野を広げてみたいと思います。 私たちが、この間の国際交流のなかで直接に接し、注目している動きとして、中南米カリブ海諸国共同体(SELAC)の設立があります。 中南米カリブ海地域では、1980年代、90年代のニカラグア、エルサルバドルでの内戦など武力紛争がありましたが、それらを終結させました。 唯一残っているコロンビアの内戦でも、現在、和平交渉が行われています」

 「この地域は、これらの紛争を自主的・平和的に解決する努力のなかで、地域の平和協力を急速に発展させていきました。 2010年、中南米カリブ海の33の諸国のすべてが参加して統一首脳会議が開催され、SELACの設立が宣言され、3年間のさまざまな準備と手続きの後、2013年1月に第1回首脳会議が開かれました」

 「今年1月に開催されたCELAC第2回首脳会議では、『平和地帯宣言』を採択し、『国際法の原則と規範及び国連憲章の原則と目的の尊重にもとづく平和地帯としての中南米カリブ海』 『われわれの地域から武力の行使及び行使の威嚇を永久に放棄するための紛争の平和的解決に対するわれわれの不変の誓約』を宣言しました」

 「ラテンアメリカにおけるSELACの発展は、ASEANを中心に発展している地域の平和協力の枠組み、そして、私たちが目指す『北東アジア平和協力構想』の方向が、世界的にも普遍性をもつことを示すのもだと考えます」

 安倍政権が進めている、戦争政策、「日本を戦争する国」につくりかえる道に、堂々と立ち向かって日本とアジア、そして世界的な平和的安全保障を実現する道がここにあるのではないでしょうか。


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