宮応かつゆきの日本改革ブログ

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”武力でなく外交と交流を重視した安全保障こそ国民の願い” 山下芳生書記局長参院代表質問

2014年10月04日 | 安全保障関連

 日本共産党の山下芳生書記局長は2日、参議院本会議で代表質問にたちました。 山下氏は、集団的自衛権行使容認の「閣議決定」撤回を求めました。

 「国民の願い」の現れについて、山下氏は、7月のNHKの世論調査結果を紹介し、安倍首相の見解を質しました。

 「国民が望む安全保障とはどういうものでしょう。 NHKが7月に実施した『平和観についての世論調査』では、『日本の平和を守っていくために、今、最も重視すべきことは何か』との問いに、『武力に頼らない外交』が53.4%、『民間レベルでの経済的・文化的交流』が26.0%であったのに対し、『武力を背景にした抑止力』はわずか9.4%でした」

 「『日本の平和を守るために、世界に対して日本の立場をどのようにアピールしていくことが大切か』との問いには、『戦争放棄を掲げていることを世界に訴える』が27.0%、『経済などの交流によって、世界の国々との関係を強化する』が26.8%だったのに対し、『自衛のための防衛力を強化する』は12.5%にすぎません」

 山下氏は、安倍首相に、「国民が、外交と交流を重視した安全保障を強く求めていることは明らかではありませんか」と迫りました。

 安倍首相は、「北東アジアの平和と安定については、日本は必要な防衛力、抑止力を維持すべきと考えるが、もっぱら軍事で構えているという批判は当たっていない」と答え、外交、交流の強化については、何も語りませんでした。

 前述のNHKの世論調査には、「安倍内閣は、『日本を取り巻く安全保障環境が厳しさを増しているため、集団的自衛権を限定的に行使できるようにする必要がある』と説明しています。 あなたは、この説明に納得できますか。 それとも納得できませんか」との質問もあります。その結果は、①大いに納得できる10.1%、②ある程度納得できる32.9%、①+②の合計が43%です。 ③あまり納得できない32.7%、④まったく納得できない17.7%、③+④の合計が50.4%でした。

 憲法9条につての質問もあります。

 「憲法9条は、戦争を放棄し、戦力を持たないことを決めています。 あなたは、戦後、憲法9条の果たした役割を、どの程度評価していますか」その結果は次の通りです。

 「①非常に評価する35.2%、②ある程度評価する41.3% ①+②の合計は、76.5%です。 ③あまり評価しない11.5%、④まったく評価しない4.6%、③+④の合計は16.1%」でした。

 「国民の願い」の土台に、憲法9条がしっかり据えられていること、憲法9条が、国民の”確信”になりつつあることに、大きな励ましを感じます。

 


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