宮応かつゆきの日本改革ブログ

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天皇の人権保障ー「個人の尊厳という憲法の根本精神にてらして」=志位氏の発言から

2019年06月11日 | 憲法・人権

 「しんぶん赤旗4日付は、「天皇の制度と日本共産党の立場」について、志位和夫委員長のインタビュー記事を5頁にわたって掲載しました。 基本的立場は、日本国憲法と現在の党綱領です。 多くの方に全文を読んでいただきご意見、感想を寄せて頂きたいと思います。

 すでに、多くの方から意見や感想が寄せられています。 そうしたなかでも関心が高い点の一つtは、「天皇の人権」に関わるところではないでしょうか。 あらためてその部分について紹介させていただきたいと思います。

 小木曽(編集局長) 「今回の『代替わり』は、天皇の退位にともなってのものとなりました。

 志位(委員長) 「天皇の退位は現『皇室典範』が認めていないものです。 この問題が提起されたさいに、私たちが基準においたのは、日本国憲法の条項と精神でした。 私は、この問題について、『個人の尊厳』という日本国憲法の最も根本の精神にてらして考えるなら、一人の方に、どんなに高齢になっても仕事を続けるよう求めるという現状のあり方には改革が必要です」(2017年1月24日)と表明しました」

 「わが党は、国会での審議において、政治の責任において天皇の退位を認める法改正を行うことに賛成するという態度をとりました」

 小木曽 「天皇の人権ということをふまえた対応ですね」

 志位 「その問題を検討しました。 天皇の制度は、『世襲』の制度であるという点で、憲法が定める平等原則と相いれない制度であり、それにともなって、天皇の人権が一定程度制約されることは、避けることはできません。 同時に、天皇もまた人間であることに変わりはなく、当然に保障されるべき権利があると考えます」

 「とくに、「尊厳をもって生きる権利』という日本国憲法が保障した最も根本の権利は、天皇にも保障されるべきだと、私たちは考え、こうした表明を行いました」

 小木曽 「今回は、『皇室典範』の改正ではなく、退位に関する『特例法』によって、退位が行われましたが、今後についてはどう考えますか」

 志位 「今後については、そうした提起がされたさいに状況にそくして検討しますが、一般論でいえいば、高齢の問題は、明仁天皇の特別の問題ではなく、誰にでも訪れるものであって、今回の『特例法』は先例となるものです」


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