SaltyDog

               by kaji

BOSEへの弁解

2005-02-07 | 普通の話題
前回BOSE製品に対して厳しいコメントをしてしまったので、今日は、同社に対する弁解を書いてみたいと思う。 同社と私とのつきあいは結構古い。 最初に同社製品を購入したのは、私が高校2年か3年の頃なので、1979年か80年の頃であったと思う。当時はまだあまり知られていなかったメーカー(音響マニアの中では知られはじめていた)であった。私はある音楽サークルのまとめ役をやっていた関係で、同社スピーカーをグループ購入した際のユーザー登録者となった。 そのときからずっと同社製品を愛用している。 この会社、何がすごいかというと、技術革新には常に驚かされる。ラジカセから、100万円はするスピーカーかと思わせるような音を出してみたり。空気をスプリングに見立て、その空気の力を利用して、小さな口径のスピーカーから、超重低音を出してみたり、電信柱のようなスピーカーを開発したり と、数をあげればきりがない。 日本のメーカーも、まねをして同じような製品を作ってくるが、形は似ていても技術は全く追いついていない。
 また、このメーカー、ユーザーをとても大切にしてくれる。 ユーザーとの懇親会などを毎年開催してくれていて、今のこのご時世になってこそ、少し会員も費用負担するようになったが、ちょっと前までは完全に同社の負担(交通費や宿泊費まで)で開催してくれていた。そのおかげで、日本全国に会員の和が広がった。

 この会社、単なる音響機器メーカーだと思っている方が少なくないと思うが、実はスピーカーをはじめとする音響機器の他にも、自動車の部品(サスペンション)などの開発も行っている。(これは私も最近知ったのだが) 試作段階は完了し、先日ビデオ映像ではあったが、テスト走行の模様を見せてもらった。このサスペンションをつけた車、蛇行しようが、凹凸面を激しく走ろうが、車内の人間が受ける影響はほとんどないというような代物。信じられないかもしれないが、平坦な道で、車がジャンプすることも可能。 もしかすると、スピーカーよりすごいかもしれない。数年の内には製品化されるだろう。

 ただ一つ残念なことは、これは同社の問題ばかりではないと思うが、同社も、会員も、最近ちょっと元気ないなぁ~って感じ。 マンネリも一つの要因ではあるかもしれない。以前のように、次はどんな製品を出してくれるのだろうっていう、ワクワクさせてくれるような、そんな会社に今一度戻ってもらえると、また元気が出てくるのだが。