１２円の差

日常生活において、「１２円」という金額は決して高額ではない。
むしろ言葉は悪いが「端金（はしたがね）」である。　なのに
どうしてそこまでこだわってしまうのか。

雨の降る日曜日の夜のこと、ある集まりからの帰り道、「もやし」
を買いたかった。　かつて良く行ったスーパー、もやし３８円。
ただ、これから電車に乗るのに、わざわざここからもやしを買って
帰るほどではない。

最寄り駅に着いた。　駅からすぐのスーパーに立ち寄ると、もやし
がなんと　５０円　だと。　なにっ！！　コンビニ並の高値では
ないか。　もう少し自宅寄りに、もう一軒スーパーがあるので、
そこへ行って買おうと思う。

で、そっちのスーパー、もやし　売り切れ。　なにっ！！　庶民
の食材が　売り切れとはなんちゅーこっちゃ。けしからん。
５０円もやし買っておけばよかった。

その先には　コンビニ以外の店はなく、雨も降っていたので　もやし　断念。