ROCK & CINEMA DAYS

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レッド・ツェッペリン

2009-02-14 22:03:46 | ロック
今年のグラミー賞、ロバート・プラントがすごかったですね。
彼の名前をリアルタイムの音楽賞で聞くことになるとは…。
長生きするといろんなことが起こりますね(笑)。

私が一番最初にツェッペリンの曲を聴いたのは
中学時代、NHKのAMラジオ放送の
「若いこだま」という番組でした。
今やロッキン・オン編集長として大御所となっている渋谷陽一が
まだ20代の頃にDJをしていた音楽番組です。
確か土曜の夜にやってたと記憶してます。

渋谷陽一はご存じの通りツェッペリン・フリークで
私が聴いた日はこれまたツェッペリンナイトだったらしく
1時間ずっとツェッペリンが流れていました。
番組のラストにかかったのが、もちろん
「天国への階段」Stairway To Heaven だったのさ。

すごくいい曲だなあと思ったのですが
さて題名がわからない。
渋谷陽一も、こんなの常識と思ったのか、フリもなしでいきなり曲かけて番組終了でした。
おかげで、なんつーの、消化不良のまま眠ることになってしまいました。

月曜日に学校へ行って
「若いこだまでさぁ、ツェッペリンのすごくいい曲かかったんだけど、題名わからんのよ」
と友達に言うと
「ツェッペリンよう知らんけど、天国への階段っちゅう有名な曲があって、それもええよ」
と言われました。
「天国への階段かぁ。名前だけ知ってるわ。聴いたことないけど。でもあの曲なんていうんやろ。いい曲やったなあ」と私が答えると友達は
「ツェッペリンってそんなにいくつもええ曲作ってるか?」←おいおい(汗)

とまあ、オールドファッションな漫才のようにボケてた私が
「すごくいい曲=天国への階段」
だと認識するのにそんなに時間はかからなかったように思います。



最初に買ったアルバムは「Led Zeppelin Ⅱ」でした。
実はこれを買う前に、京都のロック喫茶 JAM HOUSE で1枚全部聴いたんですよ。
もう、感動しましてね。

「Whole Lotta Love」のプラントのヴォーカルがぐるぐる転回して聞こえたりとか
当時としては録音技術も先端いってましたし
ロックバラードの名曲「Thank You」
B面1曲目の「Heartbreaker」から2曲目の「Living Loving Maid」へのスイッチとか
すごいすごい。

またロック喫茶だから大音量で聴かせてくれるんですよ、これが。
「Moby Dick」のボンゾのドラムなんか、大音量だと、腹に響く響く。
LED ZEPPELIN って名前もかっこいいなあと思ってました。

その次に買ったのがやっと「Ⅳ」でして
「天国への階段」を訳しようと必死になってました。
結局「よーわからん」でしたけどね。

しかし出だしの一節
「There's a lady who's sure all that glitters is gold」は、
英語のことわざ「光る物すべてが金とは限らない (All that glitters is not gold)」
をもじってあります。

この「光る物すべてが金とは限らない 」の意味が中学生の私はよくわからなくて、父に尋ねました。
父は「光る物は他にもいろいろあるでしょう。例えば人の心とか」と教えてくれたのですが
当時の私は「心なんて光ってねーし。意味ワカンネ」と思っていました。

つい最近、息子にこの話をしたら
「目に見えるものしか信じない奴やったんやね」と言われてしまいました…。
はいはい、そーですよ。
この歌詞に出てくる女みたいに、天国への階段を買おうとしたかもしれませんね。

次に「Ⅰ」を買い
「フィジカル・グラフィティ」や
「プレゼンス」も買いました。
おかげで結構英単語を覚えられましたよ。

先に書いた、天国への階段で引用されたことわざ「All that glitters is not gold」も
英語の授業で「英語のことわざを言ってみなさい」と言われた時にこれを言ったら
教室中が「ほぉーーーー」っとどよめきました。
中学生でこのことわざ知ってる人は珍しいでしょうからね。
まあ、ことわざの意味はまったく理解していませんでしたけど。

上に貼った画像と同じポスターを
うちの店に飾ってあるんですが
まったく誰も反応してくれないのが悲しいところです。
これを読んだ近くの方は
ぜひ大げさにリアクションしに来てくださいね。

そういえば渋谷陽一の「若いこだま」は
時々「ぼく、何いってんのかわかんなくなったんで、これで終わります」
と言って終わったりしました。
あと、曲かけてごまかしたりとか(笑)。
若かったですね、ロッキン・オンの社長さんも。




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