70年代から80年代にかけてのテレビCMが好きです。
ちょうど私が10代から20代という感受性の強い時期だったせいでしょうね。
あの頃のCMで秀逸なもののスポンサーと言えば
サントリーと資生堂が双璧だったんではないでしょうか。
資生堂は杉山登志の
芸術とも言える一連の伝説的CMが
今なお私の脳裏では綺羅星の如く輝いていて
語り始めると、とても終わりそうにないので
またの機会にします。
んで、サントリーね。
資生堂が「美」をイメージしたCMなのに対し
サントリーはコミカルでありながら
大人の粋な雰囲気を出したもの、って感じでしょうか。
商品的に未成年は対象じゃないから
お子様は相手にしないよってスタンスで
それがかえって、子供たちに「かっこいい」と思わせていたんですよ。
サントリーっつうと
日本を代表するウイスキーの会社です。
古くは「アンクル・トリス」というおじさんのキャラクターで有名な
「トリスウイスキー」から
「ダンダンドゥワー、シュビドゥバー」の哀愁を帯びたメロディーの
「サントリーオールド」
(この曲は小林亜星作曲の「人間みな兄弟」というタイトルなんです)
詩人のランボーをとりあげ
「ランボー、あんな男、ちょっといない」のコピーをつけて売り上げがアップしたという
「サントリーローヤル」
などなど
ウイスキーと言えばサントリー、サントリーと言えばウイスキー、と
連想してしまうくらいインパクトの強いCMを送り出してきました。
トリスウイスキーの
子犬が雨の中を歩くCMもよかったですね。
確かカンヌで金賞とったと記憶しています。
いやしかし
ロックが好きな私としては
「サントリー角瓶」のCMが忘れられないですね。
80年代初めに
あの三宅一生が出演してました。
当時、イケメンデザイナーとして
実力・容姿ともにトップの地位にあった彼が
「角」(「つの」じゃないよ!「かく」ね)をロックで飲んでいるCMです。
そのBGMが、ブームとなったニューウェーブのバンド
ウルトラヴォックスの「New Europeans」。
この曲が、今聴いてもかっこいい!!!!
たまにFMで流れたりするんですが
まったく古さを感じさせません。
知らないなあ、と言う方も
曲を聴けば「あ、聴いたことある」と思われるのではないでしょうか。
↓
http://www.youtube.com/watch?v=n7k1l7gfKDs
サントリーのCMは旬のタレントを使うので
同時期に人気絶頂だったニューウェーブのバンド
デュラン・デュランも「Q」というウイスキーのCMに出てました。
さてサントリーは
もちろんビールメーカーでもあるわけですが
ビールメーカーとしては
キリン・アサヒ・サッポロの3社に売り上げがかなわず
万年ナンバー4の位置にいたわけです。
そんなサントリーは70年代後半
今で言う「比較広告」をビールのCMでやっちゃいました。
とは言っても
ペプシとコカコーラみたいな
「そこまでやるか?」みたいなドギツいのではなく
思わず笑っちゃうようなやつでした。
料亭に4人分のお膳が用意されていて
力士の旭国と麒麟児が座っています。
テロップは「アサヒ国」「キリン児」と
わざわざメーカー名を出して表示していました。
2人の間には、加山雄三が座ってサントリービールを飲んでいます。
もうひとつのお膳にはまだ誰も座っていません。
だって「サッポロ」って名前の力士いないもんね。
店の人が「お連れさんがおみえですよ~」と言います。
(サッポロさんのことですよ)
それを聞いて加山雄三が立ち上がろうとすると
両脇からアサヒ国とキリン児が押さえて座らせます。
そして2人が一言「あんたが主役!」。
これねえ、私高校生だったんですけど
ほんとにうまいCMだと感心しましたね。
ライバルメーカーをバカにするわけでも、けなすわけでもなく
それでいてクスっと笑えるような
良質のユーモアが感じられました。
このCMは社長がゴーサインを出したとかで
(うちは4番目のメーカーやからこれでええ!と開き直りだったらしい)
頭の固い社長だったらボツになってたでしょうね。
確か何かCMの賞をとってたと思います。
サントリーのCMも語ればきりがないですが
またの機会に続編をかくことにします。
ちょうど私が10代から20代という感受性の強い時期だったせいでしょうね。
あの頃のCMで秀逸なもののスポンサーと言えば
サントリーと資生堂が双璧だったんではないでしょうか。
資生堂は杉山登志の
芸術とも言える一連の伝説的CMが
今なお私の脳裏では綺羅星の如く輝いていて
語り始めると、とても終わりそうにないので
またの機会にします。
んで、サントリーね。
資生堂が「美」をイメージしたCMなのに対し
サントリーはコミカルでありながら
大人の粋な雰囲気を出したもの、って感じでしょうか。
商品的に未成年は対象じゃないから
お子様は相手にしないよってスタンスで
それがかえって、子供たちに「かっこいい」と思わせていたんですよ。
サントリーっつうと
日本を代表するウイスキーの会社です。
古くは「アンクル・トリス」というおじさんのキャラクターで有名な
「トリスウイスキー」から
「ダンダンドゥワー、シュビドゥバー」の哀愁を帯びたメロディーの
「サントリーオールド」
(この曲は小林亜星作曲の「人間みな兄弟」というタイトルなんです)
詩人のランボーをとりあげ
「ランボー、あんな男、ちょっといない」のコピーをつけて売り上げがアップしたという
「サントリーローヤル」
などなど
ウイスキーと言えばサントリー、サントリーと言えばウイスキー、と
連想してしまうくらいインパクトの強いCMを送り出してきました。
トリスウイスキーの
子犬が雨の中を歩くCMもよかったですね。
確かカンヌで金賞とったと記憶しています。
いやしかし
ロックが好きな私としては
「サントリー角瓶」のCMが忘れられないですね。
80年代初めに
あの三宅一生が出演してました。
当時、イケメンデザイナーとして
実力・容姿ともにトップの地位にあった彼が
「角」(「つの」じゃないよ!「かく」ね)をロックで飲んでいるCMです。
そのBGMが、ブームとなったニューウェーブのバンド
ウルトラヴォックスの「New Europeans」。
この曲が、今聴いてもかっこいい!!!!
たまにFMで流れたりするんですが
まったく古さを感じさせません。
知らないなあ、と言う方も
曲を聴けば「あ、聴いたことある」と思われるのではないでしょうか。
↓
http://www.youtube.com/watch?v=n7k1l7gfKDs
サントリーのCMは旬のタレントを使うので
同時期に人気絶頂だったニューウェーブのバンド
デュラン・デュランも「Q」というウイスキーのCMに出てました。
さてサントリーは
もちろんビールメーカーでもあるわけですが
ビールメーカーとしては
キリン・アサヒ・サッポロの3社に売り上げがかなわず
万年ナンバー4の位置にいたわけです。
そんなサントリーは70年代後半
今で言う「比較広告」をビールのCMでやっちゃいました。
とは言っても
ペプシとコカコーラみたいな
「そこまでやるか?」みたいなドギツいのではなく
思わず笑っちゃうようなやつでした。
料亭に4人分のお膳が用意されていて
力士の旭国と麒麟児が座っています。
テロップは「アサヒ国」「キリン児」と
わざわざメーカー名を出して表示していました。
2人の間には、加山雄三が座ってサントリービールを飲んでいます。
もうひとつのお膳にはまだ誰も座っていません。
だって「サッポロ」って名前の力士いないもんね。
店の人が「お連れさんがおみえですよ~」と言います。
(サッポロさんのことですよ)
それを聞いて加山雄三が立ち上がろうとすると
両脇からアサヒ国とキリン児が押さえて座らせます。
そして2人が一言「あんたが主役!」。
これねえ、私高校生だったんですけど
ほんとにうまいCMだと感心しましたね。
ライバルメーカーをバカにするわけでも、けなすわけでもなく
それでいてクスっと笑えるような
良質のユーモアが感じられました。
このCMは社長がゴーサインを出したとかで
(うちは4番目のメーカーやからこれでええ!と開き直りだったらしい)
頭の固い社長だったらボツになってたでしょうね。
確か何かCMの賞をとってたと思います。
サントリーのCMも語ればきりがないですが
またの機会に続編をかくことにします。
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