久しぶりの洋楽記事です!それも今回は、ボブ・ディランの最新アルバムの『テンペスト』です。
このアルバムの発売日ごろに、倉敷に行った折り、確か、お昼は”竹清”でうどんを楽しんで、”タワレコ”で購入しました。
これまで、ずっと寝かしていたわけではなく、その都度、聴いいていました。
英国のビートルズと同じ、デビュー50周年の節目にあたる新作ですので、いつも感慨深く聞いていまして、最初は、”いいやらわるいやら”の感想でしたが、ここへ来て、”だんぜんいい”に変わってきました。
以前、ノーベル賞の平和部門の噂もあったり、大病もしたり、オバマ大統領からのレスペクトもあったり、今だ、転がり続けるRock界の巨人です。
今年で何歳になったんだろうか?
へぇ、71歳!(ミックは、69歳!)
僕が、71歳になるまで、このブログ”週刊かまぼこRock”を維持する情熱が果たしてあるだろうか?(来年で途切れそうな・・・)
さて、そんな前置きはともかく、アルバム『テンペスト』(2012年)の記事に移ります。
1曲目<デューケン・ホイッスル>
いち早く、メディアで公開された新曲です。ジャージーなイントロで、これが最高にかっこいい曲でした。PVの方も一度観たら忘れられないような感じでバイオレンスで、その中で、御大(ディラン)は子分を引き連れてただ”歩く”だけ?
これぞ、ディランでしょう?
2曲目<ス―ン・アフター・ミッドナイト>
早かれ遅かれ毎日”夜”が来ます!夜も深夜にさしかかり、こうして聴きこんで、この曲をしみじみと感じていただきたい曲です。とてもやさしい演奏でスティールギターの音色が心に染みいりますよ。
3曲目<ナロウ・ウェイ>
マディ・ウオーターズ風の激しいリフが印象的なRockナンバーです。ストーンズの新曲のごとく力強いノリでぐいぐい進んでいく感じの1曲です。
4曲目<ロング・アンド・ウェイステッド・イヤーズ>
だいたい最初の辺はここまで聴けば食が満たされ休憩タイムになりますよね?前曲の<ナロウ・ウェイ>のロング・リフがじわじわ効いてきますので・・・
だらだら気味のイントロ!ロング・ロング・タイムのボーカル!Ohベイビー~
あの<ライク・ア・ローリング・ストーン>の老人版って感じですごい気迫を受けています。
5曲目<ペイ・イン・ブラッド>
この曲も、力強いリフでぐいぐい押し進んで行く曲です。いったい71歳の男に何がおこったんだろうかと心配になるほどの興奮度を感じます。
6曲目<スカーレット・タウン>
そもそもアルバムタイトルの『テンペスト』って?かのシェイクスピアの戯曲でしょ?当然、原作は読んだことはないですが、その『テンペスト』とどんな関係があるのだろうか?
このたんたんと歌われる<スカーレット・タウン>を聴いていると、まだまだ彷徨いつづけるディラン像をひしひしと感じたりします。間奏のギターソロがなかなかのものですよ。
7曲目<アーリー・ローマン・キングス>
なんか読んだことないけど、このタイトル<初期のローマ王>って感じですが、曲は、これもマディ・ウオーターズ風のR&Bです。オルガンは御大が演奏してるのかな?
8曲目<ティン・エンジェル>
どんどんディープに深く潜り込んで行くような思い曲です。たんたんと歌われてます。
9曲目<テンペスト>
表題曲ですね!カントリー風のワルツですので楽しい雰囲気を味わいますが、内容的にどんな事を歌っているのかわかりませんが、このアルバムのなかで唯一、落ち着きを感じる曲です。
長い長い航海の中で思い出が走馬灯のように流れていくような~
ディラン!71歳!万歳です。
10曲目<ロール・オン・ジョン>
この”ジョン”って、あの”ジョン”ですよね?(誰に聞いている?)
英国の”ジョン”と米国の”ディラン”
もし、逆の境遇なら、きっと”ジョン”は、
<ロール・オン・ディラン>を71歳になって歌っていたに違いない・・・
蛇足ながら、一番最初に、車で、このアルバム『テンペスト』を聴いた、フランス人の妻は、「どこがいいのかまったくわからない?まるで”カリブの海賊”みたい?」と言っていたのを思い出す・・・