デヴィッド・ボウイの特集も随分、ご無沙汰してました。
その間に、イングランドでは、世界のデヴィッド・ベッカム選手がその輝かしいプレーを数々残しながら引退しました。
スポーツ選手は、どこかで体力的な限界で”現役引退”がありますが、芸能部門は、”芸”の修行なので、極めるアーチェストは、”生涯現役”の場合もあります。
デヴィッド・ボウイも、数々の変化を遂げながら、現役、隠遁、復活がありました。
『ジギースターダスト』から『ピンナップ』と続き、世に打ち出した作品が『ダイヤモンドの犬』(1974年)
よくわからないが、当初の計画では、『1984年』というジョージ・オーウェルの未来小説を音楽で再現したかったみたいです。でも、許可がでなかったのですが・・・、その?もやもやした状態ながら、逆境をバネにした素晴らしいコンセプトアルバムになってる作品だと思います。
その理由としては曲を聴けば”その答え”は自ずと出よう!
A面
1曲目<未来の伝説>犬の遠吠え!宇宙戦争のようなイントロダクション?
2曲目<ダイヤモンドの犬>タイトル曲で、ライヴ演奏のような臨場感あれるグル―ヴ感満載の曲です。その素晴らしさはストーンズの<ブラウン・シュガー>に並びます。
3曲目<美しいもの>混沌としたイントロ!廃退の影が忍び寄る世界の表現が美しいのです。ピアノの旋律に心が奪われます。
4曲目<キャンディディト>おそらく3曲目から5曲目までは組曲になっていて一つの曲で表現されていますので、キレ目に気づかないまま進行して行きます。
5曲目<美しきもの(リプリーズ)>ブレイクの後のサクソフォンが流れ、高みに昇天していく!本当に美しい世界です。
6曲目<愛しき反抗>(レベル・レベル)と言った方がいいほど、LIVEでは定番の曲ですね!
B面
1曲目<ロックン・ロール・ウイズ・ミー>何となくソウルフルなナンバーです。ちゅっと大袈裟な展開が粋ですね!
2曲目<死者の世界>このアルバムのジャケットでは、ボウイ扮する半分以上は、ひなびた犬のミュータントに描かれています。”死者の世界”とは、なんだろうか?
3曲目<1984年>この曲こそ、アルバムの心臓です!何故?小説の使用許可が出なかったのか・・・今では”まぼろしのコンセプト”を、この曲を聴きながら想像するしかないですね!
4曲目<ビック・ブラザー>重い想い曲だ!
5曲目<永遠に周り続ける骸骨家族の歌>タイトルだけでは、なにがなんだかわからない曲ですが、”ぶよぶよ・ちよちよ?”一体なんでしょうかね!
”永遠の周り続けるのは、美しいかなダイヤモンドの犬たちだ”