天災で亡くなられた方々の、冥福を祈る日だった。
6年前のきょう、轟々と地鳴りがして、揺れと揺れの合間に、東京ドーム8個分の面積のキャンパスの見回りをした。
春休み中、その日大学に居た学生が120名。校内放送で中庭に集め、大ホールに移動させた。ホールの大画面では、東北の津波被害の様子が流れる。
学生食堂の地下室から、非常用の毛布、食糧を運び、職員は各自のデスクで寝た。
僕はアルコール依存の長い休職から復帰していたが、睡眠導入剤なしでは、眠れない時期だった。薬は自宅にあり、一睡もできない夜を過ごし翌朝、学食でカレーライスの炊き出しを学生たちに提供した。
東北から遠く離れた場所でも、そんな日でした。地震被害をまだまだ引きずる人々のこと、忘れないように過ごそう。