連休前半中日の新宿は、どこから湧き出て来たのか?の人波、特に中国系の人々に席巻されていた。
香港の繁華街を歩く錯覚におそわれる。
武蔵野館とは半世紀の馴染みであるから、落ち着ついて観られる。
パティ・ケイクス、学歴も金もなく、夜はバーのメイド、加えてパーティー会場のバーテンダーも兼業し、働かない母にひたすら給料を渡す、ラッパー志望の女子である。
常にラップの詩を書いているヒロイン、体型が渡辺直美ばりである。運にも恵まれない社会の底辺から頭をもたげて行くサクセスストーリー。
昨今、ハッピーエンディングで終わらない作品が多いなか、結末に何ともホッとした。
4人組のラップグループの一人は、車椅子の祖母。家族愛もテーマである。
作品に合わせて、きょうの装束。ゴールデンウィークだからね。