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自由律俳句の巨人と言えば種田山頭火、尾崎放哉が頭に浮かぶが、僕の世代に住宅(すみたく)顕信という僧侶がいたことは知らなかった。
生涯に遺した俳句281、25歳で他界した夭折の俳人である。詩歌でもなく五七五の定型俳句ではない1行に、思いと感性を凝縮するわけだから、俳人が命を削るのもむべなるかなと思う。
現代の中学校の現場と、住宅の生涯を交互に描く手法の作品。
病を得てからの生き方が壮絶であったが、短い一生に真に打ちこめる俳句を得て、幸福であったかなと感じました。父親役の仁科 貴、川谷拓三があの世から甦ったかと錯覚する。
映画通いで東京23区内に、未入場の箱は少なくなった、ユーロスペースがラブホ街にあったとは驚き。機会があれば青山通り、シアターイメージフォーラムに足を踏み入れたい。