東欧映画のリアリティ 2019年06月10日 21時03分32秒 | 日記 ポーランド映画です。 1970年代の夏、12歳の少年の心の動きを追っていく。少年のひと夏の恋、みたいな浮ついた内容ではない。 母と子、父と子、うわべを繕う両親の関係。 外に出れば不良グループとのいざござ。もちろん 好きになった女子の存在もあるが。 大好きな母の行動に翻弄され、心はオトナとコドモの分岐点を往き来する。 アダム・グジンスキ監督作品、監督の年齢は不明だが私小説的なストーリーらしい。 余分な脚色は排除したリアリティが直接的に観る者に届く作品。 (駅から遠い恵比寿ガーデンシネマにて鑑賞)